2011年3月29日火曜日

暴力装置の自衛隊、多くの人命を救う

東北・関東大震災では自衛隊の活躍が極めて大きいようです。仙谷内閣官房副長官が、かつて「暴力装置」となじった自衛隊。しかし被災地の人々の自衛隊に救われたという感覚は強くなっているようです。

その自衛隊員達も、冷たい海に浮かぶ幾人ものご遺体を収容することは、心情的になかなか耐えられないものがあるようです。
幼くして大災害に巻き込まれた子供のご遺体を見ると、自分の子供に重ね合わせてしまい、どうにも「悔しさ」と「無念さ」で涙が止まらず、その心理的疲労は限界に達しているとか。
そのために陸上自衛隊はメンタルヘルスを重視し、夜ごと隊員を10人ほどの班に分け、車座になって一日を振り返る時間を設けて、この難局を乗り越えようと必死の戦いを続けていると聞きます。
自衛隊員とて当然人の子、必死で耐える心の苦悶があるのはあたりまえでしょう。

戦争で死と直面する場合とも違う、災害時のご遺体収容。このような仕事も自衛隊の任務だからこそ出来るのでしょう。
口では平和を唱えていても、イデオロギーだけの人に、ここまでの過酷な作業はとても出来ますまい。
彼らを「暴力装置」と揶揄した仙谷長官には、軍隊というものの必要性が今もってわかっているとは思えません。
このような仕事は救助隊とか災害ボランティアでもかまわないと、今でも思っているように思えてなりません。彼だけでなく、反戦平和の人たちは皆・・・
しかしこのような激務は、軍隊という組織でなければとても出来ないでしょう。そこには国家感と使命感、そしてその作業に対する誇りがないと踏ん張れないと思うからです。

11日の震災と津波で壊滅状態になった松島基地。隊員一人の犠牲者が出ましたが、その後の復旧は早く、15日には航空機の離着陸が可能になり、18日からは被災地への救援物資の集配基地として機能しているとか。
てきぱきと働く自衛隊員の姿を見た被災地の子供が「自衛隊ってかっこいい!」としゃべっていました。どんなにサヨクが自衛隊を貶めても、実際の救助活動で働く隊員達、それを眼にした子供の正直な感想でしょう。
そして、国家感と使命感を持ち、公に忠誠を尽くす姿は、やはり「かっこいい」ものです。
そしてサヨクが叩き潰そうとしているものこそ、この姿であることは、もはや誰の眼からも明らかではないでしょうか?

天皇陛下は那須の御用邸を被災者に解放されました。皇太子殿下は、英国王子の婚礼を、国家非常事態ということでキャンセルなされました。
千代田の御所では、陛下は計画停電に合わせて照明などをすべて消されているとか。
サヨクが何と言おうと、皇室と国民の距離はほとんど無いように感じます。これが我が国の国体の本来の姿であるように感じます。
むしろ民主党政権との距離のほうが離れているようにも感じます。我が国の国体を破壊しようとするサヨクに操られ、政権維持の人気回復しか眼中に無い菅政権。災害対策にもそういう性根が表出し、国民にばれているようにも思います。(自民党も似たようなものですが)

被災地の老人が「平和になれば軍隊は要らないなんて、ありゃ嘘だよ・・」とつぶやいていました。(ネットの報道で)
NHKをはじめ日本のマスコミは、このような自衛隊員の姿を意図的に映し出さないとか。
しかし、被災地の国民は見ています。黙々と働く自衛隊員の後姿にこそ、本物の日本の未来があることを・・・

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