2011年3月8日火曜日

日の丸の国旗と日本の正義

自民党。高市早苗議員が日本の国旗を侮辱した場合の「損壊罪」を議員立法で提出しました。
日本の法律は外国の国旗を侮辱し損壊すると犯罪となります。しかし日の丸の国旗を侮辱しようが損壊しようがまったくかまわないという法律の現状。
これがマスコミに出てきたのはロシアが「ある右翼がロシアの国旗を侮辱した」として犯人を日本の法律に則って処罰するよう求めてきたからでしょうか?
枝野官房長官は、この訴えを「捜査、調査した上で、法令に違反する事実が認められなかった。」として破棄しましたが。

高市氏の法案は、日本の国旗も外国の国旗と同じように「損壊罪」を設けようとするものです。
自民党は2月23日の法務部会でこの法案を議員立法として国会に提案するように議論したようです。
ところが、改正案は3月3日の自民党シャドーキャビネットで、原則の「全会一致」の賛同を得られず、「政調会長預かり」となってしまいました。
その理由が、「自民党が右傾化したと思われる」との反対論が一部議員から出たためだということです。こんなことだから日本国民は自民党から離れてしまっているのではないでしょうか?
シャドウキャビネットの構成要員は、谷垣総裁、石破議員、岩城議員、平沢議員、小野寺議員、林議員、下村議員、田村議員、宮腰議員、野村議員、西村(康稔)議員、山本(公一)議員、田中(和徳)議員、岩屋議員、竹本議員、長島議員、河野(太郎)議員、橋本(聖子)議員 の計18名。
誰が言い出したのかは判りませんが、このようなことで政権奪還などは夢のまた夢。民主党が崩壊しても日本は無政府状態が続くだけでしょう。

根本的問題として「自民党が右傾化したと思われる」ということ自体が迎合であり国民への侮辱です。
自国国旗のみ尊重する国、外国より自国を尊重する国、自国と外国を対等に尊重する国と対応は異なりますが、外国国旗だけを尊重し自国の国旗は放置する国など皆無・・と産経に書かれていました。当たり前のことを書かなければならない悲しさがありますね。

国会議員であれば、日本の正義を国民に訴えリードすることこそ、その使命ではないでしょうか? そうであればこそ、落選しても堂々としていられるわけです。自分を落選させた国民が間違っているということを訴えられるからです。
このシャドウキャビネットのメンバーは議員ではなく国民の「太鼓もち」に成り下がっているように見えます。

それでは日本の正義とは何か。以下のものではないかと考えます。
1.自然(即ち日本の神々)に対する畏敬の念であり、それをもって天皇を敬う心となす。
2.仁徳天皇の「民のかまど」の逸話を政治の原点となすこと。
3.「惻隠の情」を持って弱者(思想的弱者も含む)をいたわる心を持つこと。

これらの正義は国民の間では現在も生きています。公害を出すことを悪とする一般国民の判断は自然への畏敬の念から出ておりますし、行き過ぎの感もある政治家への期待も「民のかまど」の逸話に象徴されるものでしょう。そして弱者をいたわる気持ちも、最近起きた「タイガーマスク現象」などに現れているのではないでしょうか? (思想的弱者をいたわる気持ちが、日本のサヨクをのさばらしてしまったようにも思いますが)

国旗を尊重する心は「我が国の正義」を国旗が象徴しているからこそ生まれるものでしょう。
国旗を粗末にするのは、敗戦後にこの日本の正義が揺らいだ時からの、敗戦利得者によって継承されているようです。
しかし日本の戦後の子供たちは「赤胴鈴の助」とか「鉄腕アトム」、そして「宇宙戦艦ヤマト」など、多くのドラマによってこれらの正義を継承してきました。しかし最近の漫画にはどうもこのような作品が見られなくなってしまったようですね。
それはもしかしたら、政治家が国民の「太鼓もち」に成り下がったからかも知れません。
メジャーなマスコミの「悪意あるリード」が、政治家の質をここまで落としたとも考えられます。

せめて自民党には、少しはまともに戻って欲しいのですけど、それも無理なのでしょうか・・

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