米国務省のケビン・メア日本部長が発言した内容は次の通り。
1.普天間は特別ではない。飛行場として特に危ないとは思わない。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港の方が危険ではないか。
2.海軍掃海艦の与那国島寄港計画になぜ反対するのか。日本の安全保障に貢献している米海軍の入港になぜ反対するのか理解しにくい。
3.普天間飛行場が米軍安全基準に違反するという伊波市長の指摘だが、なぜ滑走路の近くの基地外に、宜野湾市が建設を許しているのかわからない。米軍ヘリ墜落事件で、米側が調査して原因は分かっているのに、整備員の名前を聞いたり、(沖縄県警は)何を調査したいのか疑問。
4.ゴーヤを最も栽培しているのは名古屋で、沖縄の人は怠惰で、手数のかかるゴーヤーは栽培できない。日本政府に対するごまかしとゆすりの名人。
現在、アメリカ国務省の日本部長を務めるケビン・メア氏は外交官です。在香港総領事館で副領事を勤め、駐日大使館にて経済担当二等書記官を勤め、その後も日本関係の仕事で日本滞在が長かった方。2006年から2009年まで在沖縄総領事を勤めています。
このたび、メア氏はラッセルNSCアジア部長の後任として昇格することになり、日本と沖縄に対して自分の感想を述べたのでしょう。
メア氏の後任として、現在イラク米国大使館で参事官を勤めているマーク・ナッパー氏が決まっているようです。
アメリカのこの人事。今後そうとうアジアに力を入れることを意味するのではないでしょうか?
もちろん目的は日本ではなく中共への対処。現在の日本政府のことはほとんど眼中にないようです。
この発言に対して、日本のサヨク系からかなりクレームが出てきました。
ある沖縄県幹部は、「事実であれば、このような発言をする人が政府の枢要にいることに対する県民の失望は非常に大きい。沖縄だけではなく、日本に対する侮辱だ」と述べ不快感を示したそうです。
また、沖縄県議会と那覇市議会は「基地のない平和で安心・安全な沖縄県を切に願う県民の心を踏みにじり愚弄する発言で断じて許せない」として発言の撤回と謝罪を求め、抗議決議を全会一致で可決したそうです。
また、アメリカのシンクタンク「外交問題評議会」のシーラ・スミス上級研究員は、「事実なら沖縄の人々に非常に無礼だ。ただ、個人的な評価、分析で、オバマ政権の政策とは矛盾している」と述べていますし、キャンベル米国務次官補も「報道がもたらした誤解について個人的に陳謝したい」と述べています。
枝野幸男官房長官は、このキャンベル氏の陳謝に対して「遺憾の意を示したことは一定の評価をしたい。米政府としての公式な対応には一定の調査や段取りが必要になるだろうが、しっかりした対応をとってもらいたい」と述べたとか。
それにしても、このケビン・メア日本部長の発言は、ほとんど私が思っていることと同じなのですけど・・・(ゴーヤのことは知りませんけど)
私は陳謝する気にはなりませんけどね。
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