2010年9月1日水曜日

民主党の小沢支配は続く・・・?

やはりと言うべきか、小沢元幹事長は出馬をネタに管首相に圧力をかけましたが、首相はそれに屈しなかったようですね。
管政権が脱小沢を掲げて登場してからまもなく3ヶ月。「しばらく静かにしてろ!」という小沢議員の押さえ込みをしましたが、参議院選挙で負けて党内が分裂する危機を向かえ、そこに小沢氏の代表選出馬という恫喝で、党内での立場が微妙になっていました。

鳩山氏、小沢氏に輿石東という反日の領袖が結束して、あの管首相に襲い掛かったのですからとても抗しきれないだろうとの思惑が主流でしたが、管首相は一応自分の立場を押し通したようです。挙党一致とはいっても、人事をどうのということでは折れなかった管氏。まずは政治家として筋を通したということでしょう。

これで小沢氏が出馬して、民主党党首になれば民主党の分裂が起きる可能性もあるかもしれません。
首班指名(首相を国会で指名すること)で、この分裂によって一部の民主党議員が小沢党首に投票しなかったらどうなるのでしょうか、政界再編の口火ができる可能性も出てきました。

管首相が、政策を掲げ、小沢氏の政策と違う点を強調してくれると、小沢氏も反論せざるを得ず、投票する議員も、あるいは党員もその政策論論旨に多少は影響されるのではないでしょうか?
小沢政権となると、反発する民主党議員も出てくるでしょう。小沢氏は「いやなら出て行け」という論調で迫るでしょうから、その受け皿として「みんなの党」などが動けば、政治は活性化し始めるでしょう。
また、小沢氏は自民党にも手をつっこんでくるでしょうし、そうなると保守系野党も自民へ手を突っ込まざるを得ません。自民党が「草刈場」となる可能性もあるでしょう。
小沢氏の鳩山氏に対する処遇が注目されるでしょう。もっとも小沢氏の言うことを聞く議員の要職投入ということになるのでしょうけど。
幹事長ポストには、日本全国の陳情が集まってきます。幹事長ポストには輿石氏などが就任するかも知れません。ますます日教組が強くなりますね。
胆沢ダムの問題などで、小沢氏への疑惑は深まっています。産経によりますと工事受注業者の95%が、小沢一郎前民主党幹事長の後援会の中核メンバーだったゼネコンであることも判ってきました。
しかし、小沢政権では、検察の特捜そのものを潰す権力を行使するかも知れません。

中共では、どうやら胡錦濤主席のあとの次期主席が、小沢氏と関係の深い人物になりそうだとか。
これで日中の関係が深まるならいいのですが、どうやら日本中国化という、ウイグルとかチベットと同じ運命に持っていかれる公算が大きいようですから。
すべてが判っているインターネットの時代です。いまさら中共政府がどんなに甘いことを言おうと、それでウイグル、チベットがどうなったかを見れば、そこに日本の未来があるというだけ。

小沢氏は本当に単なる中共の走狗となっているだけのようですね。本人は気づいていないのかも知れませんが、アメリカに対する怨念が作り出すヒステリーの状態が時々表面に出てきていますから。
そこをいいように中共に使われていることに気が付いていないようで。
中共はこれからアメリカと全面戦争(戦闘になるかどうかは判りませんが)に突入します。そこで日本が小沢政権であればきわめて都合がいいはず。

管首相には堂々と政治信条と政策で選挙を戦ってほしいのですが・・・
消費税などでなく、本当は国防問題とか拉致問題など、日本の主権にかかわることを・・・
それにしても管首相は政治信条というものが弱いように見受けられます。(単に数合わせで民主党議員と党員に媚びても、そこは小沢氏にはかなわないでしょう。政治信条を前面に出して、筋を通せばいいはず。それが出来れば本物の政治家と言えるでしょうけど)

小沢氏はもともと首相になる性格ではなさそうです。背後で糸を引くことがもっともいいポジションだと思います。陽の当たる場所では生きられない性格のようですから、そのまま首相になるとボロが出てくる可能性は大きいかも知れません。
又もしかしたら、党首は自分としても、首相の座を別の人間にすることも考えているかも知れませんね。受ける人はいるかどうか判りませんけど。
いずれにしても、今後の民主政権がどうなっていくか、日米同盟問題も含めて心配ではありますが・・・

前原誠司国土交通相は、この民主党の駆け引きを「国民の目からみて不透明な取引をするべきではない。ポストを約束して一本化するのは厳に慎むべきだ。代表選をしても党が割れることはない」と批判していましたが、党首選ではどちらに投票するのでしょうか? 結局小沢支配を脱するには民主党分割しかないのではないでしょうか。そうしないと自民党と同じ派閥政治になるだけです。小沢氏はこの派閥政治で自民を追い出され、民主に巣食っているともいえるのですからね。

保守系政治家にも、もっと政治テクニック(策略)を使わないと、小沢氏のような政治家には対処できないということ、もっと真剣に考えて欲しいですね。

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