2010年9月9日木曜日

自民党、執行部を刷新

自民党・谷垣総裁は、9月末に任期が切れる執行部を、切れる前の9月9日に新執行部として決めたようです。
どうしようもない自民党でしたが、現政権の民主党よりもマシだった・・と思っている国民も居るはず。茶番選挙一色の日本政界にあって、民主党総裁が決定する前に発表しようということだとか。

発表された中に、小池百合子議員がおりました。
元防衛大臣の小池氏は、自民党内ではリベラル派。しかし自民内サヨクとは異なるようで、国会の答弁も、また野党になってからの質問も上手でした。
その彼女が総務会長に就任するとか。

関西(兵庫県芦屋市)の生まれで、関西学院大学社会学部を家庭の事情で中退。家族とともにエジプトに渡り、カイロ大学文学部社会学科を卒業したという変わり者。
日本に戻り1979年からジャーナリストとして活躍。竹村健一氏のアシスタントキャスターなどを経験します。
あるトルコからの留学生が「トルコ風呂」という呼称にクレームをつけた事を受け、その留学生にアドバイスをしながら、ついに呼称を「ソープランド」に改めさせたという逸話もあるそうです。どうやら民族の尊厳ということを、良く理解されているようですね。

1988年からテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」メインキャスターを勤め、判りやすい政治解説が人気を呼び、やがて細川護熙氏が結党した日本新党から政界入りした小池氏です。
その後、小沢一郎議員の新進党に合流し、小沢側近として活躍します。新進党分裂後、自由党に加わり、自由党分裂後、小沢氏と決別して保守党結成に参加し、その後保守党を離党して自由民主党に入党したという政治の経歴です。
ですから政界渡り鳥などと揶揄されていますが、政治のスタンスはセンターライト。それは一貫しているようです。
主張には、小沢一郎民主党党首候補と同じ部分が多いようですが、政治主導は行政府ではなく立法府、地方主権ではなく地方分権など、民主党のような売国的誤魔化しはありません。

民主党代表選挙では、どうやら小沢議員が管首相を抑えそうです。
衆参ねじれをどう克服するか、当然自民党内部にも手を突っ込んでくるでしょう。公明党なども手玉にとられそうです。
そしてなにより心配されるのが、外国人地方参政権などの売国3法案が、現実に法律として成立してしまう危機。さらに日米安全保障条約がどうなってしまうのか・・・
対抗するには自民党が立ち直り、センターライトのスタンスを党として明確にして、立法を阻止しなければならないでしょう。(自民党内サヨク議員を封印した上で)

今、中共政府は「船長を帰せ」と怒り狂っています。日本の領海である尖閣列島での違法操業で逮捕した漁船の船長ですが、そこを日本の領海と認めない中共政府。やらせかも知れない違法操業は、日本に恫喝が効くかどうかを確認するものかも知れません。恫喝を繰り返しながら侵略してくる、平和侵略の国家・中共ですからね。
与党代表選挙に合わせた嫌がらせかも知れませんが、管、小沢両議員とも、尖閣列島は日本の領土ということは発言しました。(鳩山由紀夫元首相とは違う反応ですね)

自民党の新執行部の方々も、日本としてはどうすべきかを発言するべきでしょう。クールに考えて、わかりやすく。
そういう積み重ねが政権を奪還する方向に動かすのですよ。小手先の政治活動では、もうダメなんです。(民主党の政権交代で、もうウンザリしています)
新しい総務会長の発言は、まだありませんけど・・・

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