2010年9月29日水曜日

民主党の有志73人、船長を起訴するとか・・

どうしようもない民主党。船長釈放の責任を那覇の検察に擦り付けてみても、国民は納得しないでしょう。
だいたい国家公安委員会委員長に「岡崎トミ子議員」というサヨク議員を任命したことからも、現与党の閣僚がどういう政治をしようとしているかは明白なはず。

故に、民主党には日本国を防衛する能力が無いことが明白になったわけです。

日本国憲法は国土防衛に対する武力使用までは禁じていません。そして今回の尖閣諸島の侵犯事件は、外交的に国土を防衛できなかったという敗北です。
そして、この事態を誘発したのは「ルーピー鳩山氏」の不配慮な発言であったはずです。

外交の背景に必要不可欠なものは総合的軍事力。何も兵器の性能や兵隊の訓練だけが問題なのではなく、交渉に必要な情報の理解と利用能力(情報リテラシー)も軍事力のひとつです。
旧日本軍の残した兵器解体に赴いていた「フジタ」の社員達が拘束されたのは、このような外交交渉時の軍事的情報伝達の不備が原因ではないでしょうか?
また、人質となってしまった「フジタ」の社員に不注意は無かったのか? 平和時と言っても敵国に赴き、古いとは言っても兵器解体などの仕事を担当する方々です。軍事的知識が無いとの言い訳は通らないでしょう。このような事態に至った原因は、日中における外交戦が展開された時の危機管理の訓練がなされないまま赴任したからではないでしょうか?

特に中共のような、表面だけの平和友好で対峙している国家に赴く時は、例え民間企業であっても、それなりの訓練を施してから赴くべきだと思います。
さらに観光目的の国民に対しても、このような外交展開があることを意識させ、日本が軍事無き国家であるが故に、敵国との交戦が不可能な場合があり、救出不可能な事態もあることを知らせておかなければならないでしょう。アメリカは今、中共に対して苦しい立場にあることも、旅行しようとする国民に伝えておくべき情報ですね。
このような伝達こそ、政府の最低限やるべき国民に対するサービスということです。
これでは政府が無責任・・ということにはなりません。こういう政府を60年間選挙し、軍備なき国家を標榜したのは、多数の国民なのですから。

漁船の船長には中共の役人との話し合いを自由にさせましたが、中共に人質になったフジタの人達は面会謝絶にされました。中共に文句を言ってもしかたありません。そこがそういう国家であることを熟知することこそ、外交の情報武装なのです。

今回の事件に対する政府閣僚の行為に対して、民主党の議員73名が非難する声明を発表しました。先頭に立っているのは民主党の松原仁衆院議員のようです。
声明を要約すると次のようです。

1.那覇地方検察庁は、独自の判断によって中国人船長を釈放したと考える。
2.「処分保留」で釈放されたことは、この件の捜査は実質的に中断され、近い将来「不起訴」となることが予想される。
3.しかし容疑者の身柄を拘束し、そのうえで勾留を延長したということは、容疑者にそれ相応の違法行為があったと検察が判断したからであろう。
4.それにも関わらず、国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではないと判断し、急遽釈放した。
5.これは刑事訴訟法第248条の「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」とある要件には該当しない。
6.外交問題を一つの理由とする今回の判断は、刑事訴訟法の範疇を超える政治的判断であり、検察の権限を大きく逸脱した極めて遺憾な判断である。
7.われわれ民主党国会議員有志は、立法府に与えられたあらゆる権限を駆使して、真相の究明ならびにわが国の国益にそったあらゆる対応を今後行う決意である。

つまり、検察が「不起訴」にしようとしても、我々73名の民主党議員はそれを認めず、立法府の権限を最大限利用して、あの船長を起訴する・・という決意表明です。

どのように展開し、そしてそれが対中共にどのくらいの、そしてどのようなダメージを与えられるのか、しばらくは様子を見ましょう・・
この73名のリストを以下に載せておきます。

石山敬貴▽畑浩治▽斎藤恭紀▽石森久嗣▽高邑勉▽今井雅人▽空本誠喜▽木内孝胤▽木村剛司▽村上史好▽渡辺義彦▽柳田和己▽向山好一▽福島伸享▽柴橋正直▽花咲宏基▽長尾敬▽中津川博郷▽石関貴史▽松原仁▽金子洋一▽福田昭夫▽神風英男▽中野譲▽加藤学▽小宮山泰子▽玉木雄一郎▽若泉征三▽川口浩▽中野渡詔子▽石原洋三郎▽牧義夫▽若井康彦▽皆吉稲生▽勝又恒一郎▽網屋信介▽高橋英行▽本村賢太郎▽松岡広隆▽福嶋健一郎▽大谷啓▽宮崎岳志▽仁木博文▽神山洋介▽山本剛正▽柿沼正明▽萩原仁▽太田和美▽和嶋未希▽山岡達丸▽石井登志郎▽米長晴信▽石井章▽谷田川元▽豊田潤多郎▽外山斎▽大久保潔重▽舟山康江▽友近聡朗▽行田邦子▽安井美紗子▽大石尚子▽河合孝典▽水戸将史▽打越明司▽梶原康弘▽川内博史▽平山泰朗▽岡本英子▽高松和夫▽小林正枝▽近藤和也▽吉田公一(敬称略)

もし起訴に出来なければ、議員を辞職するくらいの覚悟はあるのでしょうね。

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