2010年8月30日月曜日

民主党内の茶番、国民無視のかけひき

小沢元幹事長が民主党代表選に出馬するということを表明し、鳩山元首相が、それならば協力すると述べ、そし管直人首相に再び会談を申し込むなど、一連の動きを分析してみると、結局はお金の問題になってくるようです。



鳩山氏を首相として政権交代をやりとげた民主党。自民党時代の悪しき金脈を切り、官主導の政治を正すという大儀を掲げて、小沢幹事長がやったこと。それは中共利権を餌にして財界の金脈が民主党幹事長を経由して流れるようにすることでした。

アメリカの経済衰退とともに日本の上場企業は何とかして中共に寝返ろうとしていた矢先です。

もちろん中共側も、この小沢という日本の政治家を利用して日本企業を取り込む算段だったはず。ですから小沢幹事長はじつに見事に経済界をアメリカから中共へシフトさせたわけです。

もちろん日本という国家の、安全保障という立場を考えることもなく・・・



しかし、中共は共産主義。自由がないという国家です。

自由が無いとは、統制経済であり民事訴訟がほとんど不可能ということです。人民元の安定も、企業の莫大な利益も、ほとんど政府の裁量で決まるからこそ可能ということです。

そして中共の莫大な利益の多くが、軍備拡張に回っていることはご承知の通りですね。



民主党内に流れ込むお金。民主党幹事長を経由して、もしかしたらこの中共への献金に化けるように仕組むつもりだったのかも知れません。

鳩山首相が退陣して、管政権となって、幹事長に「枝野幸男氏」が入りました。

小沢幹事長が作り上げたお金の流れが、枝野議員に集まるようになったわけです。そしてこの枝野幹事長、小沢氏の命令を聞きません。

そこで何度も管首相に枝野おろしを命じますが、この管直人首相も人事権を握って言うことを聞きません。(もちろんそれは正しいことなのですが・・)



政界を引退すると言っていた鳩山首相は、これを見て引退できなくなりました。

参議院選挙で敗北した管首相に対し、管政権を継続するから「枝野幹事長」と「仙谷官房長官」だけは降ろせとの交渉も決裂。鳩山氏がそのあと中共へ行ったのも、ことの次第を詫びに行ったのかも知れませんね。

中共とすれば、管でも小沢でも、お金が中共へ流れてくればいいだけ・・なのでしょう。



党内では、日本の首相がくるくる変わるのはみっともないという、これまたおかしな論理で管首相続投論が出始め、もしこのまま管政権が続けば完全に小沢・鳩山両議員は民主党への影響力を失ってしまいます。(即ち政治生命の終わり)

しかも日本が再びアメリカ寄り政権になっては、中共利権もどうなるかわかりません。

追い詰められた小沢元幹事長が取った行動、それが鳩山元首相からの推挙を受けて、党代表選に出馬するとの発表だったのだろうと思います。



そして最後の圧力。それが管・鳩山会談、管・小沢会談なのでしょう。これでも管首相が幹事長の枝野氏を変えなければ(もちろん小沢氏の言うことを聞く議員に変えるのですが)小沢首相を実現するぞ・・ということでしょう。



小沢氏が国民から支持されていないことは、本人が一番良く知っているはず。解散さえしなければ3年間は政権を維持できますから、その間に日本を中共へ売り渡すことも可能です。

自民党は財界を民主党に取られてしまいましたから、政権奪還の糸口が見つけられないようです。

アメリカ経済の建て直しにはまだ時間がかかりそうですし、グローバル経済が失敗だったことの反省が不足しています。ですから新しい経済理論が出てきません。

日本国内の保守系政党には大儀があっても策略がありません。策略を使うこと自体、日本的美学に反するからでしょうか?

日本経済は崩壊を始めています。国民は仕事も無く、財の持ち出しで忍んでいますが、弱者から破綻していくでしょう。すなわち共産主義の土壌が出来始めるということです。



一党独裁の経済、中共は今のところ巧みに経済運営をしています。人民元を国際通貨にする野望実現をどのようにするか、へたに国際通貨にすると食い物にされます。

今後アメリカ財界、ユダヤ資本がどのような策に出るか、欧州経済が今までと異なる経済の土俵を作れるか、そのようなことが局面を変えてくれるのでしょうけど・・・

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