2018年10月7日日曜日

旭日旗は戦犯旗か?

韓国国民は、旭日旗を「戦犯旗」としています。はっきり申しまして、このような言い回しをするのは韓国だけです。
ナチスドイツの鍵十字を「ユダヤ人虐殺」を思い起こさせるとして世界中の人達がその取扱いに気を使っておりますが、それでも歴史的な表現を必要とする場合(演劇や映画など)では使用しています。

我が国はたしかに大東亜戦争を日の丸と旭日旗で戦いました。日の丸は、ドイツで言うならドイツの国旗に相当し、ハーケンクロイツ旗(鉄十字)が旭日旗に相当します。
そして我が国には鍵十字に相当するものはありません。鍵十字はナチスドイツのシンボルであり、ドイツ国旗ではありません。

鍵十字はヒットラー総統が作ったナチスのシンボルマークであり、これをドイツ海軍は使っておりません。メッサーシュミットの戦闘機につけられていたのも鉄十字です。

世界的に、鍵十字と同じに判断されている日本の旗は「大政翼賛会」のシンボルとして作られた旗ですが、これを知っている日本国民は今はもうほとんどいないでしょう。これが戦犯旗になるかどうかは判りませんが、たしかに日本の民主主義を壊し、挙国一致を成し遂げたシンボルではあると思います。

マッカーサー元帥も驚いているだろう日本国憲法。占領憲法として1週間で作り上げた憲法ですが、サンフランシスコ条約締結後も残りました。吉田茂首相が、朝鮮戦争に敗戦国日本の軍隊が先兵としてアメリカの指揮下で出兵されることを防ぐためで、その理由として使ったのがこの「マッカーサー憲法」であり、そして「我が国は先ず経済の復興をなさねばならぬ」という大義だったわけです。

仕方なくアメリカ軍はアメリカ兵を朝鮮半島に送り、約4万人の死者を出してしまいました。停戦協定で朝鮮は南と北に分断され、それを65年後の今、トランプ政権が何とかしようとしているところです。

経済成長が成し遂げられ、自主憲法を作れると思った時、我が国にはサヨクなる奇妙な平和主義が芽生え、マスコミと労働組合、そして教育関係の公務員とか野党議員などが「現行憲法を守れ」などとおかしな主張をし始めます。まあアメリカはベトナム戦争の泥沼にあしを取られ、その戦争に日本も巻き込まれる可能性もあったからでしょうが、しかしそれが未だに強く我が国に残っているのは、おそらく隣国「中共」と、その影響下の北朝鮮、そしてその下の韓国の工作活動のためだと思います。いまだに残る1960~70年代の学生運動も、この工作によって今も生き続けているのではないでしょうか。

しかし世界の流れは留まることはありません。ソビエト連邦は瓦解し、中共は経済を発展させました。アメリカは中共に近づきジャパンパッシングなどという大変な事態となったのです。
アメリカと欧州は、経済力だけ持って世界の平和と安定に寄与しようとしない日本を非難しました。日本国憲法の縛りの中で、どうにか自衛隊の海外派遣が可能となりましたが、未だ憲法は海底されず自衛隊が国内と国外で別の顔を持つようになってしまいました。

海外から見れば自衛隊は日本の正規軍ですが、国内では自衛隊は単なる公務員でしかありません。海賊が自衛隊を襲ってこないのはそれが正規軍であると思っているからです。
しかし自衛多を襲撃しても軍としての抵抗が出来ないと解ると余裕を持って殺戮を始めるでしょう。もしかすると、この時中共の人民解放軍が助けてくれるかも知れませんが、そうなったら我が国は中共の暗黙の属国となってしまい、ウイグルやチベットの悲劇が襲い掛かかると思います。

そうなるまで、我が国マスコミと野党、そして公務員たちは国民に現実を伝えないつもりでしょう。沖縄で県知事に当選した玉木デニー氏の発言などを聞いていますと、マスコミ・野党、そして一部公務員などと同じだと、つくづく思います。

ともかくそれでも、海上自衛隊は積極的に海外の海軍と交流出来るようになりました。実戦が出来ない自衛隊に、他国の軍隊は機雷除去を要求します。敷設された機雷(水雷)の除去は極めて危険な仕事です。一般的には機雷に近づき、その信管に機銃を撃って爆破させ除去するようですが、日本国憲法によって発泡の出来ない自衛官は、そのまま木造船で機雷に近づき(鉄製だと磁気反応で機雷が爆発してしまうため)潜水具を使って海に潜り、機雷の信管を手で取り外します。

これを見ていた他国の軍人は「クレイジー!」と感じたようです。ちょっと間違えば自分自身が肉片となって飛び散る作業だからです。
そして、こんなクレイジーな軍隊と戦いたくない・・と感じたようですね。少なくともそう意味で自衛隊の覇権は我が国の安全保障に一役買ったわけです。

そんなわけで、今他国の軍隊から、海上自衛隊は日本の正規軍として認められているわけです。
そこで海上自衛隊の艦船は、国際基準に従って「旭日旗」を掲げるわけです。そうしないと日本の国防を担う艦船であるとの識別が出来ないからです。
「日の丸」では商船やタンカーなどとの区別が出来ません。

海上自衛隊が、今後、韓国への寄港を止めることは、当然のことでしょう。

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