2018年10月3日水曜日

沖縄知事選、玉城氏が当選

安全保障の要である沖縄。その沖縄県知事選挙で、左派の玉城デニー氏が当選しました。安倍首相の進める米軍基地縮小に反対し、米軍基地全面撤去を主張する玉城氏です。
辺野古米軍基地へ普天間基地を縮小移転し、沖縄基地負担の軽減を目指す安倍政権と対立する玉城氏ですが、今後の沖縄県政はうまく動くのでしょうか。

玉城氏は沖縄の米軍基地に駐留していた米兵と、沖縄県の女性との間に生まれた方で、上智社会福祉専門学校を卒業後、音響関係の会社勤務等を経て30歳のときにタレントとなり、琉球放送ラジオの人気番組「ふれ愛パレット」のパーソナリティとか、沖縄市エフエムコミュニティ放送の「OKINAWAミュージック・タペストリー」の総合プロデュースと、その番組のパーソナリティとなっていて、沖縄県では知名度が高い方です。

2002年9月に沖縄市議会議員選挙への立候補し、史上最多得票でトップ当選を果たして政界入りし、2005年9月の第44回衆議院議員総選挙に、沖縄3区から民主党公認で立候補しますが落選、2009年の第45回衆議院議員総選挙で再チャレンジして自民党前職の嘉数知賢を破り、初当選しました。

その後、民主党の混乱で様々な政党に変わり、最終的に小沢一郎氏が作った自由党の幹事長を行っていました。
今回の沖縄県知事選に立候補するにあたり、小沢氏と打ち合わせをしてから「辺野古埋め立て承認取消しの申請」を前副知事が行うことを条件に立候補をしたという経緯です。

結果は自・公が推薦した佐喜真淳候補と約8万票の差で玉城氏が当選しました。
安倍晋三首相は、この結果について「結果は政府として真摯に受け止め、沖縄の振興、基地負担軽減に努めていく」と述べ、また菅義偉官房長官は、「政府としては早期に辺野古移設と普天間飛行場返還を実現したい考え方に変わりはない」と述べるなど、日本政府は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を粛々と進める考えであるとしております。
その上で菅官房長官は「問題の原点は市街地に位置し、世界で一番危険といわれる普天間飛行場の危険除去と返還だ。移設が実現すれば安全は格段に向上し、騒音も大幅に軽減される」と述べ、「政府の取り組みを新知事に丁寧に説明し、県民の理解を得たい」と述べました。

なぜ佐喜真淳候補が負けたのか、どうやらその原因は公明党にあったように思います。事項連立政権は、今回の沖縄知事選で佐喜真候補を応援しておりました。
しかし選挙戦首版になって、公明党の支持母体である創価学会・沖縄支部が佐喜真候補と玉城候補に分裂してしまったのです。

「なぜ東京の言う事に従わなければならないのか」という意見が学会の中から出てきたと言います。そしてその結果創価学会沖縄支部が佐喜真候補支持と玉城候補支持に分裂してしまったとか。

もともと日中友好の切っ掛けを作ったのは、当時の公明党・竹入委員長でした。竹入委員長が北京訪問中に話がなされ、それを受けた田中角栄首相が北京を訪問する段取りが作られたのです。
それ以降、創価学会と中共の結びつきは強くなり、かなり太いパイプが出来ているようです。

このパイプを中共の中央統一戦線工作部が使わないわけはありませんね。それが動いたような感じがいたします。
中共にとって、沖縄の米軍基地は何としても排除したい対象です。故)翁長知事の時は大量の観光客を送って沖縄経済に貢献しました。現在は大型クルーズ船で3000名ほどの観光客を沖縄に入れていると聞きます。しかも入獄審査などがいい加減になり、北観光客が帰ったのかまだ居るのか判らなくなる状況も出てきているとか。観光客と言っても、中共政府の誘導で送り込まれている団体ですから、もし佐喜真氏が知事になって反中的な政策を取れば直ちに大量の観光客を止めてしまうことも可能です。

そうなれば沖縄の観光地の経営はすぐに悪化し、投げ売りが出たところで中共の観光会社が買いたたき、こうして沖縄の侵略が進められるわけです。
世界中のどこでも仕掛けられ、そして実施されている侵略手順で、もう沖縄県民も気が付いていると思うのですが、既得権益に浸かった人達には金だけしか見えないのでしょう。

選挙戦での玉城デニー氏の発言は、日本国憲法の非武装が「先進敵な憲法」であるようなことを述べておりました。東京裁判史観を鵜呑みにした、あるいは完璧に洗脳された古いタイプの価値観で働く方のように見えました。
政治家でありながらあまり政治のことは解っていないようで、ある種の方々にとって扱いやすい県知事とも見えます。

我が国の国防など全く眼中にないようで、今後は単に辺野古反対のデモの先頭に立たされるだけではないでしょうか。あの鳩山由紀夫元首相のように・・・

玉城氏が本当にルーピーなのか、それとも何らかの爪を隠しているのか、それはまだわかりません。沖縄県の今後が心配ですね。

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