「日本鬼子」とは「鬼畜の日本人」というような意味の、中国人達の言う日本人に対する蔑称です。大陸に侵攻した日本軍がどれほどひどいことをしたかという説明をする時にこの言葉が使われるとか。
日本鬼子を中国語読みで「リーベングイズ」と発音するそうで、共に同じ意味だそうです。
そして2001年に日本で映画化された、タイトルが「日本鬼子(リーベングイズ)」というフィルムがあるそうです。製作・監督が松井稔氏ということ。
なぜ2001年に作られたのかという疑問もありますが、中国で捕虜になっていた元兵士の中から14名を選んで証言を取り、その告白という形で映画が作られているとか。160分の大作。
内容は南京虐殺と同じようなもので、日本兵が大陸でどんなに残虐なことをやったか、1931年から終戦の1945年までの15年間を描いているようです。
14名の元兵士はほとんどが80~90代。みんな捕虜の時「戦犯収容所で平和教育を受けている」ことを話していること。そこで洗脳されたのだろうという批判に耐えられるように作っているようですね。
集落への無差別砲撃、兵士・農民の区別なしの殺戮、食料・家畜の略奪、生活器具の破壊、放火、そして婦女子への強姦、食糧不足から人肉事件、軍による中国人狩り(労工狩り)を行い、日本へ強制連行などが、延々と語られるそうです。各人の証言の裏づけもないままに。
ようするに軍規違反をやったことを証言しているようなものですが、これを中共のネットがさらにエスカレート。日本鬼子という言葉を使って激しく非難し始めました。
その誹謗中傷の激しさに日本の中国語がわかるネットユーザも、さすがに怒り心頭のようでした。
この映画では日本軍が野蛮な行いをしたとして、そこだけがクローズアップされていますが、それでは中国の方はどうだったか、それについての証言はまったく無いという偏ったもの。まるで華人はおとなしくされるがままになっていたというような・・・
通州事件を始めとする匪賊だか八郎軍だかの蛮行などはどうなっていたのか、その歴史証言もあるわけですけどね。便衣兵などが使われたら、恐怖から軍人が残虐なことをしてしまうのは当然で、だからこそジュネーブ協定があるということを忘れないように。
中共は日本軍を侵略者と呼びますが、当時の大陸には匪賊とか馬賊の集団ばかりで、国家の体裁すら整っていなかったはず。蒋介石が中国代表であると言っていただけだったのでは?
そして戦後、日・中(蒋介石)で起きた残虐事件を封印したのは日中間の戦後処理をスムーズに進めるためのもので、決して残虐だから隠したわけではないはずです。
2チャンネルの書き込みには、「膣に布切れを押し込み、ガソリンを染み込ませて、火をつけました。皆それを見ていました。隊長もです。部隊の慰安の一種だったんです。」という証言に対して、 「そんな事をするガソリンが良くあったな…石油を得るって言うのが戦争の目的の1つだったのに!」というものがありました。
さて、このような日本鬼子という誹謗に対して、日本のネットの書き込みに「ひのもと(日本)おにこ(鬼子)」という「萌えキャラの書き込み」が出てきてから流れが変わってきたようです。
英語での評論が「Japanese witty response」とされたもので、かわいい少女をモチーフにした「ひのもとおにこ」というキャラクターの登場です。
この意表を突いた反撃には、中共のネットユーザも驚き戸惑ったようです。中共と言ってもネットユーザの精神構造は日本とあまり変わりが無いようで、このようなアニメチックな萌えキャラクターには弱いようですね。ついつい見てしまって、そのあと「日本鬼子」と言うとそのキャラが頭に浮かんでしまい、日本非難の暴言を書くにはどうにも調子が悪いそうです。
日本の慣習では「鬼」と言う言葉にはそれほど人格否定的な意味は無く、「鬼のように仕事をする人」などと一面に肯定的な意味も含ませています。
ネットでは、「ひのもとおにこ」に「中国の豚」(嘘つきという意味?)をやっつけるストーリーを考えよう、というムーブメントもあるとか。
中国とか韓国の日本人に対する侮蔑、誹謗、中傷にはそうとうひどいものもあると聞いています。しかしそれを翻訳するための日本語が無いという幸運な日本。
その反撃のストーリーには、「ひのもとおにこ」を主人公にした「華豚の嘘暴き」というようなモチーフの歴史アニメはいかがでしょうか。
証拠固めをしっかりとさせて、かわいい「ひのもとおにこ」キャラが活躍する連続活劇。
もっとも日本のテレビでは絶対放送できないでしょうけど、それもまたネットの優位性を示す事業としてはいいかも知れませんね。言われっぱなしで鬱積している日本国民には人気が出るかも知れませんよ・・・どこかにスポンサーはいないかな?
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