10月4日のU-19アジア選手権で、日本対UAE(アラブ首長国連邦)戦のサッカー場で、観客の男性が会場に掲げられていた日本国旗を引きはがす事件が起きました。
尖閣列島問題で日中間が緊張状態にあり、中共は「尖閣列島が中共の領土であり日本の海上保安庁こそ領海侵犯している」と国内向けにアピールしていた時期です。
日本側は領土問題とサッカーの試合は何の関係もないとして、中国サッカー協会のチャン・ジロン副会長に直接電話で抗議。尖閣諸島問題でおよび腰の日本政府とは違い、迅速な行動で中国サイドにクレームを入れていました。
同じUAE戦では試合前、中国人とみられる男がグラウンド内に乱入し、日の丸を奪って逃げるという事件も発生しています。中共の反日教育が世界中の見守る中で表出した瞬間でもあります。
この抗議に、さすがの中共側も、サッカーでは日本側の抗議に「謝罪」したということです。
それでも国際サッカー界は、このような中共側の行為を記憶していたらしく、来年1月に行われる第15回アジア杯(1月7日-29日・カタール)で中国人の主審をひとりも選出しなかったそうです。
もっとも複数の中共側の元国際主審が中共国内のサッカー賭博にかかわり、逮捕されたこともあって、アジア杯を主催するAFCも、さすがに中共の審査を公平と言い難く、ゆえに決意したもののようですが。
中共は、北京五輪・上海万博の次は「2026年サッカーW杯誘致だ」と怪気炎をあげているようですが、国際サッカー連盟(FIFA)の関係者は「中国でサッカーW杯を行うことは到底賛同できない」とすでにNGを突きつけているとのこと。
そんなこともあって、自分を省みない中共の国民性か、いまや反日感情は高まるばかりです。
もちろん背後には中共のオリジナル(つまり歴史的虚構)の反日教育があることも事実でしょうけど、そのみっともなさは目を覆うばかりです。
広州アジア大会で2012年ロンドン五輪に向けたスタートを切るサッカーですが、公式練習が割り当てられていた今月6日の会議で、組織委員会から日本チームは試合会場での公式練習について、スパイクの着用やボールを使った練習の禁止を伝えられたとのこと。
「試合が続くため芝を保護する必要がある」との説明だったそうですが、どうみても日本チームに対する嫌がらせとしか思えません。
中共のメディアは、中共代表も同様の措置を受け、公式練習を回避した。組織委関係者も、同センターは中共の国内リーグでも使用されていないと説明しているとか。本当でしょうか?
中共側は、反日感情が中共国内で高まっているため、日中戦当日は約5万2千人収容のスタジアムの一角を日本人専用観戦区域に指定したそうです。
もし日本がゲームに勝つようなことになれば、反日教育を受けた数万の観衆は日本人観戦者に何をするかわからないということなのでしょう。
しかし、こんなにまでしてサッカーをやる意味があるのでしょうか?
日本のサッカー関係者の間では「サッカー日中戦」の開催への機運が高まっているという話が出ています。
「いま実現すれば、それこそ日韓戦よりも話題沸騰になることは間違いない」などと日中両国の緊張関係に“便乗”してのマッチメークを画策しているとか。盛り上がることには違いないでしょうが、流血の惨事も覚悟しなければならない危険なサッカーの試合になることは間違いないでしょう。
ともかく現状では、フェアプレー精神に欠ける中共に対し、FIFA、AFC、日本協会が正面から「イエローカード」を突きつけた状況です。
どうやら世界も、スポーツを通してだんだん中共の真の姿を見られるようになって来たようですね。
実際には国際政治の舞台においても、中共は同様のことを行っているのですけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿