2015年12月31日木曜日

日韓外相会談、決着は・・・

「慰安婦問題の年内解決」とは11月の日韓首脳会談の前に朴槿恵大統領が言いだしたものです。
訪韓する日本人観光客は激減、日本から韓国への投資や貿易の額も下がり続けている現状。そして低迷を続ける韓国経済・・・ゆえに朴政権は対日関係改善は必須と判断したと言うことですが・・・

日本と敵対すれば韓国経済が痛い目を見ることは衆知の事実です。それを承知で行ってきた「従軍慰安婦問題」ではなかったのでは?
朝日新聞が吉田清治の記事はフィクションであることを認めた昨年から、従軍慰安婦は虚構であることが日本国民の間には浸透してきました。
それに対して、韓国は海外に従軍慰安婦像なるものを建てて日本を非難し続けました。しかも朝日新聞と結託し、外国の新聞(あるいは日本の英字新聞なども)では「従軍慰安婦=性奴隷」などとまことしやかに流布してきたわけです。日本の国民は外国の新聞は読みませんからね。

ここまでされれば、韓国への日本人観光客が激減しても当たり前で、日本国内でも韓国製品が毛嫌いされるのは当たり前です。もともと日本国民にはフィクションに基づいて謝罪することなど思ってもいませんから。
オーバーヒートした韓国内の「反日活動」は、火付け役が「日本サヨク」であっても、もう消すことは至難の業ではないでしょうか。

米作も日本から伝わったものですし、キムチですら朝鮮征伐の時に日本から伝わったものです。この様な事実に耐えられない韓国国民。彼らが頼るのは中国の甲斐秩序のみ。これは中国がトップで朝鮮、そして日本という格付けになりますから、これに縋り付いています。

伊藤博文が反対していた日韓併合。しかし日露戦争に勝利した日本に対し、朝鮮の一部から併合の要請が強まり、1910年、遂に日韓は併合してしまいます。
アメリカに敗北した日本。その後の朝鮮はいかにして連合軍からの懲罰を避けるかでした。そしてねつ造されたのが日本の植民地支配であり、朝鮮は銃剣で日本に併合されたとするフィクションでした。

朝鮮は強い国に媚を売ります。戦後はアメリカにくっつきますが、ソビエトにもくっつきます。それが朝鮮戦争で分断されてしまった原因ですね。
その後韓国にとって予想外のことに、日本が独立を回復し、あれよあれよと言う間に経済的復興が進み、慌てて日本との国交を回復してきます。

北朝鮮からの脅威と、アメリカが韓国を防共の砦としていたことから、日本は韓国への経済援助と技術移転を積極的に行いました。しかし北朝鮮はアメリカと戦争中(停戦中)であり、その謀略機関の韓国そして日本への侵入工作は過激になってきます。
そのような工作から生まれたのが竹島問題と慰安婦問題だったわけですね。

北朝鮮の裏で糸を引くのが中共です。韓国がこのまま中共側に付いてしまえば日米安全保障が揺らいでしまいかねません。38度線は無くなり代わりに日本列島が前戦となってしまいます。

しかも現在は北朝鮮の景気が上向いています。金正恩第一書記は周辺の要人の粛清は行いますが、底辺層には目が届かず中共国境当たりの闇市は繁盛していて、畑などを開墾、ニンニクなどの野菜栽培から養豚まで人民元通貨を用いて活発化しているとのこと。また、ロシアも北朝鮮内で活発に動いているようです。今後中共とロシアが覇権をめぐって北朝鮮内で対決するかもしれませんね。

このような背景で行われた日韓外相会談でした。

結果は・・・
1・ 安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。
2・ 韓国政府が、元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出する。予算規模は10億円。これは国家賠償ではない。
3・ 今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える。この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は、日本政府の実施する措置に協力する。
4・ 在韓国日本大使館前の少女像に対し可能な対応方向について関連団体ととの協議を行う等を通じて、適切に解決されるよう努力する。
というようなものでした。

安倍首相の謝罪はアメリカで行ったものと同じで良いでしょう。また、韓国政府が慰安婦支援財団を作って、それに資金を政府予算から10億円程度を拠出することも、あとは韓国国内で片づけてくれるならば良いでしょう。
少女像は外国に建てられたものも撤去させるべきですが、これは外国各国に「従軍慰安婦は嘘だった」ことを示さなければ何もなりません。それは日本政府が実施するのでしょうか。「(韓国政府は)日本政府の実施する措置に協力する。」となっておりますから、例えば従軍慰安婦少女像の隣に、それが虚偽であることを示す碑を立て、それを破壊しようとする韓国人を韓国政府は責任を持って取り締まると言う意味にも取れます。

さて、韓国政府がどう動こうと、北朝鮮からのアジテーターは後を絶たず、韓国挺身隊問題対策協議会などもすぐに「国論分裂のレベル(の話)だ」などと騒いでおります。また、「安倍首相がここに来てひざまずいて謝らねばならない。慰安婦の強制動員を認めない限り、謝罪は受け入れられない」とか「賠償はすべての被害者が話し合って決める問題だ」などと言っている元慰安婦が居るそうです。
韓国外務省の林聖男第1次官に食って掛かっていました。まるでモンスター・クレーマーのようですね。

日本国内でも合意に不満のあるグループが抗議をしております。慰安婦に我が軍が関与したとの表現が「嘘」だというわけです。また謝罪が繰り返されたような点も確かにありますね。

どこまでも解決しない慰安婦問題。それは韓国が日本よりも上位にあることをが確認されるまで続くでしょう。つまりそんな時は絶対に来ないと言うことですね。ですから日本がまた謝罪したように見えても、どうせまた繰り返される問題ですからね。

中共政府は、この件に関して「事の成り行きを見ていく」そうですが、「背後でアメリカが動いた」などと言っていますから、欧州+中共と日米同盟の2極対立を意識していることは間違いありませんね。

憲法改正もままならぬ日本。しかし新しい2極対立はすごい速さで進んでいます。そんな年の瀬・・皆さま良いお年を・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿