2016年7月23日土曜日

「ポケモンGO」の危険性

先日亡くなったアルビン・トフラー博士が、1980年代に発表した「未来の衝撃」と「第三の波」。そのなかで指摘された未来。しかしその本当の意味と姿が判らないまま20世紀末を迎えた人類でした。

1991年12月にソビエト連邦が崩壊し冷戦が終わりました。その直後からインターネットが公開されて、その普及が世界的に影響を及ぼし始めた20世紀末、メディアミックスと言う言葉が登場し21世紀の情報化社会に向けて世界は動き始めます。

コンピュータメモリーの容量が級数的に上がってきた20世紀末、パソコンがそれまでの大型コンピューターに取って代わってきた時代。任天堂がコンピューターを使ったおもちゃを販売し始めます。「マリオブラザーズ」シリーズをヒットさせた任天堂は、続けて「ポケットモンスター」シリーズを発表し、このポケットモンスターのヒットがメディアミックスと言う概念を取り込んでテレビアニメシリーズとして世界中に発信されたのが1997年でした。

インターネットを最初に悪用したのが1998年頃から台頭してきたイスラム原理主義の「オサマ・ビンラディン氏」だったと思います。インターネットに公開されている普通の風景写真の画像のドットに指令を書き込むなどの工夫で、世界のイスラム過激集団・アルカイダに指令を出して、破壊と殺戮の行為を繰り返しました。

20世紀末、情報化社会の到来を目前にしながら、産業化社会で大成功した我が国では、「情報で飯が食えるのか?」とか、「日本の製品は世界最高」などという世論が主流になっていました。
この日本社会の中から、ゲームという切り口で「情報化社会でも食える」という答えを出したのが任天堂だったわけです。しかし国内では「花札のメーカーがゲーム機で儲けている」くらいの評価しかしていませんでした。
しかし、メディアミックスの手法で「ポケットモンスター」はゲームとテレビアニメで世界的な流行をし始めたわけです。このゲーム玩具に目を付け、裏で引っ張ったのはミッキーマウス法などで有名なユダヤ的発想の「著作権ビジネス」でした。

21世紀になった2001年の9月11日、イスラム過激派はインターネットを巧みに使った戦略でニューヨーク貿易センタービルを始め、ペンタゴンの建物などを旅客機を使った同時多発自爆テロで殺戮と破壊を実行します。
世界中に衝撃が走り、ジョージ・W・ブッシュ・アメリカ大統領は「テロとの戦争」を宣言します。

その後もイスラム過激派はインターネットや携帯電話を駆使した自爆テロなどを繰り返し、キリスト教世界の若者をネットを使った巧みな洗脳技術でイスラム教に取り込んでいきます。
明らかに戦争の形式が変わってしまいました。対するアメリカは、無人偵察機や無人攻撃機を作ってイスラム過激派を攻撃します。

そしてユダヤ的発想は、スティーブン・ジョブス氏が提唱するスマートフォンを生み出します。2007年1月のことでした。
著作権ビジネスを活発にするための音楽配信端末「iPod」と携帯電話を結び付けた試みは大成功し、あっという間に世界中にスマートフォンが普及していったのです。

戦争は「テロ」という形式になり。イスラムの美意識とユダヤ・キリスト教の美意識の対決する歯止めの効かない戦いに発展してしまいました。その隙間で「漁夫の利」を狙う中華思想も絡み合って、三つ巴の戦いは、いやでも世界中を巻き込んでおります。

イスラムの美意識に洗脳される若者は多いようです。10代から20代の若者がイスラムの教えに心酔してしまうことも多いように見受けられます。ユダヤ・キリスト教の美意識は、西洋音楽からパンク・ロックまで若者に影響を与えておりますが、自由とか個人主義が洗脳による戦士育成を阻みます。
中華思想は固定化した階層構造を目指し、その最高位に華人を置く発想で、上位が下位を威圧する構造になります。威圧の方法としての「徳(人徳)」を設定し、それによる「寛容」を演出するものです。宗教心のない華人にだけ受け入れられる美意識ですね。

さて、美意識でイスラムになかなか勝てないユダヤ・キリスト教世界は、洗脳の手法をネット・ゲームに切り替えたようです。
ゲームは人心を熱狂させます。競馬や競輪、そしてパチンコなどがその事実を示しております。嵌ってしまうとなかなか抜けられない麻薬的要素があるのがゲームです。
それを世界中で普及したスマートフォンの中に入れて、気付かれずに参加者をテロ情報などの提供者にしてしまおうとすることのようです。

「ポケモンGO」は、ゲーム参加者を屋外に連れ出します。街の中などを歩かせ、スマートフォンに写るそこの風景の中に、位置情報に仕掛けられたボケモンのキャラクターが、参加している人のスマートフォンにだけ映る仕掛けで、そのポケモンを手に入れようとする参加者を夢中にさせる仕掛けが一杯という、基本構造がそうなっているネットのゲームです。

アメリカで先行販売され爆発的に人気が出たそうですが、このゲームの機能を使って人けのない駐車場に集まってきたゲームのユーザーを脅して現金などを奪い取る事件が発生したり、原子力発電所の敷地内の駐車場に無断で侵入して捕まったり、男女2人が動物園に不法に入り込んだとして逮捕されるなどと言う事件も多発しているようです。
アーリントン国立墓地では「墓地は戦没者を悼む場所でありゲームをするのは適切ではない」と呼びかけたり、「たとえ自動運転の車でも中で運転中に『ポケモンGO』アプリを使ってはならない」などという注意が出ているようです。

イスラムの中東各国は、宗教界や政府機関からこの「ポケモンGO」アプリの利用が否定的になりつつあります。サウジアラビアでは「ポケットモンスター」にはイスラム法で禁じられた要素が含まれているとする宗教令が出されとか、エジプトでもスンニ派が「夢中になりすぎて悪影響を気にしない者がいる」として、このアプリの利用を直ちにやめるべきだとする見解を示したそうです。
クウェートでは、「ポケモンGO」を使って政府機関や軍事施設の撮影を行わないよう警告するとともに、モスクやショッピングモールなどでも利用しないように求めるなど、対策に苦慮しているようですね。

ロシアでは消費者権利保護・福祉監督庁が、ポケモンGOの心理的影響について学者から見解を聞き、近く勧告を出す見通しだそうで、それに基づいてプーチン政権が禁止するかどうかを決めるようです。
中共は、「ポケモンGOで遊ぶな。日米が中共の秘密基地を探査できるようにしたものだ」とか「日米は簡単に誘導ミサイルの目標を設定できる」などという書き込みがネットの中に出てきているようです。それが中共政府の仕掛けたものなのかどうかは判りませんが。

「ポケモンGO」は世界各国で、近代戦争の兵器となりうることが、このように指摘され始めています。ゲーム開発者などは、販売促進などにも使うつもりで設計したのでしょうけどね。
気がついたら、あなたがテロ戦争に徴用され、一兵士として使われていたことになるかも知れませんね。

「君、もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しない」ということになるかも知れませんよ。日本でも配信し始めました。ご注意のほどを・・・

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