2017年7月18日火曜日

苛烈な習主席の粛清が続く

秋の党大会に向けて、基盤を強化する習近平主席です。習派の宿敵江沢民派と、国際金融資本と結託した江沢民派の粛清がますます激しくなってきました。

ノーベル賞を獲得した民主活動家の劉暁波氏を癌にして殺害し、当局が劉氏の支持者らを相次いで軟禁状態に置いているそうです。
習政権は劉氏のノーベル平和賞受賞の功績も否定し、劉氏を「犯罪人」とし、「授与は冒涜(ぼうとく)だ」と批判し続けました。

劉氏の遺体は速やかに火葬され、遺灰は市当局の立ち会いのもとで兄の暁光氏によって遺骨を海に沈める「海葬」を行ないました。
暁光氏は「海葬は自らが希望したもの」との発言がなされましたが、すでに政府側が妻・劉霞(りゅう・か)さんら親族に海葬にするように要求したが、劉霞さんは拒否したとのニュースも流れております。

オサマ・ビンラディン氏を殺害した後アメリカが速やかに行った水葬と同じように、劉氏の墓地が民主活動家の聖地としないための策略であることは疑う余地はありません。

欧米と、その他の民主主義国家で劉暁波氏の死去を受け、追悼する動きが広がっております。欧州連合(EU)のトゥスク大統領とユンケル欧州委員長は13日の共同声明を出し、「EUが劉氏の解放などを求めてきたにもかかわらず、中共は聞き入れなかった」と述べ、劉氏の遺族に「移動と通信の制限を廃し、中国を去ることを認めるよう求める」と習政権に要求しています。

英国のジョンソン外相は「劉氏は外国での治療を認められるべきだった。間違っている」と批判し、ドイツのガブリエル外相は「(劉氏の)癌はもっと早く診断されるべきではなかったのか。中共は速やかに回答する責任を負う」と声明を出し、フランスのルドリアン外相は「長期間の拘束にもかかわらず、劉氏は勇気を持って人権と言論の自由の擁護をやめなかった」と評価し、アメリカのティラーソン国務長官は「中共に対して劉氏の妻を自宅軟禁から解放し、本人の希望通り中共からの出国を認めるよう求める」と訴えました。
台湾の蔡英文総統はフェイスブックで、劉氏のノーベル賞受賞時に述べたメッセージのタイトル「私に敵はいない」を念頭に置いて「劉氏に敵がいないのは、民主主義には敵がいないからだ」と中共当局に民主化を呼びかけました。

日本政府は菅義偉官房長官を通して「自由と民主主義の追求に人生を捧げた劉氏の逝去の報に接し、心から哀悼の意を表したい」と述べ、「引き続き高い関心を持って、中共の人権状況を注視していきたい」と述べました。

この民主主義国からの要求に対し習政権は、耿爽外務省報道官を通して「内政問題であり、外国は不適切な意見を表明する立場にない」との談話を発表したそうです。
「劉氏は中共の法律に違反し有罪判決を受けた」と強調して、「服役中に肝臓がんと診断されてからは「人道的見地と法律に基づいて、関係部署と医療機関が最大限の治療にあたった」などと白々しく主張しております。

劉暁波氏とはちょっと異なりますが、江沢民派の薄熙来氏もどうやら獄中で「癌」と診断されたらしいです。重慶市のトップだった薄熙来氏は、華人マフィアの「王立軍」を追い詰め、王立軍がアメリカ大使館に逃げ込もうとして失敗、中央政府当局により捕まりますが、なぜかこれが薄熙来氏の失脚の原因となって捕まってしまいます。
家財没収の上、投獄されて癌になってしまったのは劉暁波氏と同じですね。

そして7月14日、その重慶市の孫政才政治局員が重大な規律違反の疑いで共産党中央規律検査委員会の調査を受けているそうです。

孫政才氏は江沢民派でした。そして習近平氏の後の国家主席として次世代指導者有力候補の一人とされてきた人物です。
妻の腐敗疑惑との関連などが指摘されているそうですが、ともかく習政権をさらに続けたいという権力闘争で、現在は後継者潰しに躍起となっている習主席の姿が見えてきます。
つまり、一皮剥けば中共は北朝鮮とほとんど同じで、隠し方と嘘のつき方が洗練されているだけのようです。

政敵を貶める手法が、なぜか安倍首相の追い落としに酷似していないでしょうか。日本のサヨクとマスコミなどもこのような手法を使っているからでしょう。
真実などどうでもいい中共。そして昔から嘘をつき続けている日本のサヨク。いや、アメリカ共産党だったようなルーズベルト大統領も、「真珠湾の不意打ち」などという嘘を使っておりました。

メディア・リテラシーが今、日本国民に求められております。サヨクの「嘘」に騙されて、皇室典範の改正とか女系天皇論などに惑わされることなく、日本のこれからの子孫に対し責任ある行動を取りますようお願いいたします。

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