2015年10月10日土曜日

アジアの中共離れ、鮮明に

スリランカのウィクラマシンハ首相が来日され、安倍首相との会談を持ちました。スリランカはこれまで中共が仕掛けた「真珠のくび飾り(インド包囲網)」の重要な一つでしたが、このウィクラマシンハ首相になって、その寄港地としての約束を反故にし、真珠の首飾りのフックを一つ外したのです。

ウィクラマシンハ首相は、「日本は20世紀初頭のアジアにおける国際的な動き、ナショナリズムの動きについて多くの国に希望を与えたと思う」と述べ、8月14日に発表された安倍首相談話の一部に同意する発言をされました。

日露戦争で日本が勝ったことが、どれだけアジアの植民地を勇気づけたか、そのことは、当時16歳だったインド建国の父、ネール元首相の自伝にも現れています。
「日本の戦勝は私の熱狂を沸き立たせ、新しいニュースを見るため毎日、新聞を待ち焦がれた。私の頭はナショナリスチックの意識でいっぱいになった。インドをヨーロッパの隷属から、アジアをヨーロッパの隷属から救い出すことに思いをはせた」と・・・

この日本の台頭は、欧米に危機感を抱かせたようです。第一次世界大戦で人類は近代戦の残忍さを経験したにもかかわらず、経済封鎖によって日本を巻き込んだ第二次世界大戦では、アメリカは日本の戦い方を見て、絨毯爆撃と原爆を用い民間人の大量殺戮を経て終戦とします。

そして敗戦国日本にGHQが仕掛けた重圧は、武装放棄とそれを永続させるための「日本国憲法」制定、そしてソビエト帰りのマルキスト(サヨク)を使った徹底した日本洗脳でした。
この洗脳によって、占領政策が終了した後も日本政府は戦勝国を刺激すまいと卑屈になり、そして過去の日本を評価したり肯定したりする内容は、国民には決して伝えてはならないタブーとなってしまったのです。

これによって日本国民は、日露戦争が果たしたアジア植民地からの解放のことなど、何も教育されずに育ってきました。ですから、あの安倍談話の中にあった「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」という部分が判らない人も多かったようですね。
アジアの盟主でない小日本がアジアを植民地から解放したなど、中共にとっては人類史から消し去りたい事実なのでしょう。

アジアの国々はそのことを知っています。華人の、品が悪く傲慢な態度を見て中共離れが進むアジアですが、それが見えることで日本国民のGHQの洗脳が少しづつ解かれていくように見えますね。

マスコミはまだ洗脳状態が解かれていません。ですから「このウィクラマシンハ首相の言葉も記事として取り上げられていない」と産経新聞に書いてありました。(産経は洗脳が解かれているのですかね)

GHQの日本洗脳計画は、国際法違反の日本国憲法制定だけではなく、占領時代を使った既得権の再分配にもあります。教育界とマスコミ界、そしてサヨク政党などに染み渡った呪縛は、現在でもここまで影響しているようですね。

そしてこの教育界とマスコミ界、サヨク政党を使った中共の反日謀略も動いているようです。安倍外交によってアジア各国は日本を再認識し始めており、むしろ国内の反日活動の方が激化しているように見えます。安保法案の時のあの国会前で騒いでいた人達のGHQの洗脳が解けず、中共に操られる行動が気になります。

アジア各国の中共離れもさることながら、台湾の中共離れも進んできたようです。
総統選挙で劣性にある国民党は、洪秀柱立法会副院長を公認候補にしてきましたが、彼女が「最終的には(中共との)統一が必要」などと党大会で繰り返したため、朱立倫国民党主席に切り替えようとする動きが出てきたとか。

つまり、国民党ですらも、中共との統一では選挙に勝てないことを知っていると言うことです。そして「選挙に勝つためだったら、『嘘』をついても良い」と考えているようにも見えますね。
これが華人の本質なのではないでしょうか。
台湾国民は現在、中台関係では現状維持を望んでいるそうです。

総統選挙で優勢にある民進党の蔡英文主席が来日しました。この訪日にピリピリしている中共は、蔡英文氏と安倍首相が会うことを嫌って、蔡氏の訪日に強く反対していたと言うことです。

蔡氏は、来日してから安倍首相の地元である山口県を訪問します。しかも安倍首相の実弟である岸信夫元外務副大臣と共にです。

そしてその後、蔡氏は都内のあるホテルで日本の対台湾窓口機関「交流協会」の大橋光夫会長との昼食を行いましたが、その同時刻、安倍首相はそのホテルに岸信夫元外務副大臣や山口県の村岡嗣政知事、畑原基成県議会議長との会食を行ったそうです。

菅官房長官は記者会見の場で、首相と蔡氏が接触したかどうかについて「そうした予定はなかった」と述べ、居合わせたのは単なる偶然に過ぎないことを強調しました。
また、蔡氏も記者団に「(安倍首相と会ったというのは)雲をつかむような話だ」と否定して、全く接触はしていないことを強調しました。

産経には、「首相と蔡氏は台湾の政権交代を見越し、日台間の協力関係を確認した可能性がある。」と書きました。
台湾の李登輝元総統が7月に来日した際も、安倍首相は秘密裏に会談。このときも日本政府と李氏側が会談を行ったことを公に認めることはなかったそうです。
会っていないと言われれば、文句の言えない中共なのです。

問題は、この蔡氏の訪日を台湾の有権者がどう見るかにあります。3カ月後に控えた台湾総統選挙で、民進党が勝ち政権交代が成功すれば、今度は香港が火を噴くかも知れませんね。

経済で拡大していた中共の友好国が、経済崩壊で縮減していくように見えますね。

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