昨年の尖閣列島事件のあと、映像流出があって、そしてやっと日本国民の多くが軍備の必要性を認識したのでしょうか?
自民党の福田元首相までが、「国内総生産(GDP)の1%より低く、これで抑止力になるのか考えないといけない」などと語り始めました。「軍事力というのは単に力、武器が強ければいいというだけではない。その前に情報力が必要で、日本はその面で非常にうまくいっていない」とはもっともなご指摘なのですが、だったら首相の時は何を考えていたのでしょうか?
靖国神社集団参拝についても「行ってはいかんということではない・・・」などと述べております。福田政権の時に参拝していれば、民主党などに政権を渡さずに済んだかもしれないのに。
隣国である韓国は、北朝鮮からの再攻撃に備える必要から軍備強化に動いており、少なくともアメリカ依存ではない防衛をこころがけております。
北朝鮮の攻撃はともかく、この問題が中共との対峙になることが懸念され、韓国が中共と対峙すれば、いやでもアメリカ対中共という構図になっていくのではないでしょうか?
台湾の馬政権でも最近は経済以外では中共と距離を置くと言い出しました。
南沙諸島問題では、当然フィリピン及びベトナムと中共は対峙しています。中共のインド封じ込めという意図を持った「真珠の首飾り戦略」が、インドを刺激していることは言うまでもありません。
東西冷戦構造が終焉して、しばらくの間に起きてしまった東欧でのいざこざ。それは収まりましたが、ヨーロッパの国際的ポジションが低下しました。そしてサブプライムローン問題でアメリカ経済が弱くなってしまったことから、紛争地域がアジアと東アジア地域に移行していることは間違いないようです。
そしてその紛争を作り出している国家が中共。国境を無視して、華人中心の世界観を振りかざし、華人を移植して中華圏宣言をし出します。文句をいう弱小国には軍事力で威圧するようになってきました。
沿岸部の近代化された都市の国民は近代経済を推し進めようとしていますが、どうやら内陸の政治的信条は19世紀以前のまま、暴力に訴えて他民族も自国民も抑圧して治安を守ろうとするだけ。
そして我が国の防衛体制。自衛隊は外国から見れば「日本の正規軍」であることは、海賊でも知っています。それを知らないと海賊家業は出来ませんからね。
しかし、その正規軍が国内の法律によってうまく機能しないようになっていることが大問題です。
「世界から軍隊がなくなれば平和になる」などと根拠も無く言っている妄想平和主義者が、うまくサヨクに操られて、数の論理で作ってしまった法律です。
いまさら福田元首相が「GDP1%以下というのはまずいのではないか」などと言う言葉は聴きたくもありませんね。
今、アジアを不安定にしているのは非武装国家「日本」の存在であることは、疑う余地もないでしょう。
そこに今、エジプトに端を発した生活者の不満が連鎖的な盛り上がりを見せて、この不安定な東アジア地域に押し寄せようとしています。
中共政府はこれを回避しようと対策を立てているようですが、中東アジアの生活者の怒りはなかなか収まらないのではないでしょうか?
長期化すれば、いかに中共とか北朝鮮が情報封印を画策しても、ネット時代です。不可能なのではないでしょうか?
こんな時代、やっと再軍備の話が出来るようになった日本。それも北朝鮮の生活苦の根源的なものとか、中共の尖閣列島侵略の意図、そして北方領土に対するロシアの態度などを見て、これまでサヨクが封印してきた現実を目の当たりに見るからでしょう。もちろんネットで。
一昨年の9月に政権交代した民主党。それからまったく日本の政治は機能していません。
いったいあの国会に居る「烏合の衆」はなにをしているのでしょうか? 現在の民主党政権の支持率が16%になっても、その意味すら理解できない国会の烏合の衆。
もっとこの政権が長引けば、国民の心の中に湧き出すものは「やっぱり我が国は軍事政権でないと駄目だ!」という願望ではないでしょうか?
徳川の長期政権も軍事政権でしたからね。
国民の間に起きている「国防議論」が、やがて軍事政権容認にならないように、早く解散してほしいですね
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