2011年2月5日土曜日

進む民主党離れ、統一地方選挙に危機感

昨年12月の茨城県議選で現有議席維持しかできない惨敗となった民主党。今度の統一地方選挙には千人の候補者擁立を目指しているそうです。
その原則は3つ、空白区をつくらないこと、3人区以上には複数候補を擁立のこと、女性候補の積極的発掘・・・だとか。
しかし現実にはどうも候補者が集まらないようで、現在の民主党の不人気を見て、民主党からの出馬を断る候補者も出始めているとか。

民主党・鳩山前首相は、「民主党自身に対する期待感が消えうせようとしている状況だ」などと述べ、「内部のごたごたと思われるようなことを早く払拭して国民のために働く姿を示すべきだ。党の結束が高まれば予算案や関連法案も仕上げられる」と記者会見で申しておりますが、その責任は自分にもあることをまったく認識していないようです。いったん止めると言いながら、いまだに党内を二分しているのは自分の方ではないでしょうか?

「子供手当て」についても、神奈川県の松沢知事が「(民主党は)うそつき政権、詐欺政権だ!」と酷評しています。マニフェストにも国に予算で行うと述べておきながら、地方自治体にその財源を求めるしかないことについての批判です。

政策的なことは関係なく、数を集めて政権を奪取した小沢元幹事長ですが、自由党時代からの不透明政治資金の問題で、一般常識から鑑みて強制起訴されてしまいました。
国民から嫌われ者となった小沢議員を民主党から追い出せば人気が上がると考えてのことでしょうか、菅首相は小沢切りに出たようです。
しかし、小沢派は離党を拒否。「昨年の参院選で勝利するために鳩山由紀夫前首相と私が身を引く決断をしたが、どういうわけか大惨敗になった。」として、党勢回復には関係が無いことを強調しています。

しかし小沢氏と政治資金の闇は、今もなお国会で追及されています。
自民党の柴山昌彦氏は予算委員会で、藤井裕久官房副長官に対して「自由党」時代にあった組織活動費約15億2000万円が藤井氏あてに支出された事実関係を、藤井氏の署名入りの領収書のコピーを示して繰り返し追及しましたが、藤井氏は「知らない」「私はお金を受け取っていない」を繰り返していました。この問題、小沢氏が絡んでいることは明白なのですが、証拠が無いわけです。もしかしたら藤井氏は本当に知らないのかも知れませんね。
まさに(たぶん小沢氏のところに)消えた15億円ということでしょうか。
この資金が小沢氏の民主党入りの時の闇で動き、うそつき民主党の基礎になったのかも知れませんね。

菅首相が昨年、ブリュッセルの国際会議で温首相に対し「尖閣列島は日本の領土である」と主張したという記者会見での発言も、嘘であったことがハレてしまいました。
2月2日の産経に、実際は「温首相は日本の立場をご存知でしょうからこの問題に対しては一切触れません」などと話していたということです。さらに、当時不当拘束されていたフジタの社員についてもまったく触れていなかったこともバレています。

こんなに嘘ばかりついている民主党・菅政権に対して国民の支持が集まるわけもなく、また仙谷氏をはずして人気を盛り上げようなどと姑息な手段を使っても、民主党内の極サヨクが政権を牛耳っていることも国民は知っていますから、この統一地方選挙で民主党から立候補しようと考える地方議員が居なくなることも、むしろ当然ではないでしょうか?
民主党から立候補しようとする地方議員は、日教組や労働組合の組織票をあてにしているだけで、そういう立場に居る議員だけではないでしょうか?

4月に行われる統一地方選挙。民主党は候補者擁立からつまづいているようですね。そして一番の問題は、それが何故なのか民主党自体が判っていないということ。
一般常識を持っている国民には一目瞭然なのに・・・

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