2018年2月11日日曜日

日韓首脳会談・甘える韓国

五輪を切っ掛けとして行われた日韓首脳会談は、先ず安倍首相の「今日からいよいよ(平昌)五輪が始まる。アジアで開催される五輪の成功に日本としても最大限協力したい。」という外交辞令から始まったようですね。

そして「日韓合意は最終的かつ不可逆的に解決したとの合意であり、国と国との約束は2国関係の基盤だ。そして、未来志向の日韓関係を作りあげていかなければならない」という点では、文在寅大統領と認識を共有できたと言います。

加えて安倍首相は「この瞬間も北朝鮮は核・ミサイル計画を執拗に追求し、開発を続けている。この現実を国際社会は直視しなければならない。対話のための対話には意味がない。北朝鮮に政策を変更させ、北朝鮮の側から対話を求めてくるよう国連安全保障理事会の制裁決議を全ての加盟国が順守し、圧力を最大限まで高めていく必要がある。日米で完全に一致した確固たる方針に対し、文大統領もそれを確認した。日韓米3国の強固な協力関係は決して揺らぐことがないことを、北朝鮮はしっかりと認識しなければならない。」と述べました。

しかし文大統領は、「被害者(元慰安婦)や国民が合意を受け入れられない。問題を解決できない」などと泣き言を繰り返したそうです。
そして「両国が公式に合意した事実は否定できないが、誤った問題は解決せねばならない」と述べ、「日本が心から謝罪し、被害者らが許すことができれば完全な解決だ」などとして、「(ここが)未解決だ」などと、自分のやるべき責任を日本側に押し付けてきたと言います。

そして歴史問題と経済問題などは切り離すという独自の「対日ツートラック外交」などを言い出したそうです。
産経の名村隆寛記者は、「『歴史カード』を振りかざせば、いずれ日本は応じるという甘い考えが韓国には現在も残っている。」と述べております。

もともと朝日新聞の「従軍慰安婦」なるフェイク記事から始まった問題で、過去の日本政府は韓国の異常な興奮を抑えるためにお金を払ってきました。
問題自体がフェイクですから、日本政府は様々な「謝罪とはならないような名目」を付けて支払ていますが、そこを付け込んだ「歴史カード」で、何度もお金を強請り取っています。
そして文大統領の姿勢も、それを繰り返すことを意図した発言になっているようです。

朝日新聞はこのフェイクをだいぶ前に認めましたが、日本のサヨク弁護士が国連で欧米人の半に撮環状を使って「性奴隷」なる言葉で盛り立て、在米朝鮮人を使ってアメリカに慰安婦像なるものを建立し始めます。これが日米離反に有効と見た中共は、「性奴隷」をさらに盛り上げようと中華系アメリカ人を使って活動を広めています。つまり中共も使い始めたと言うことでしょう。

日本のサヨク陣営は、目的が共産主義革命で「国境を限りなく低くする」というグローバル社会主義思想の実現が目的のようです。そして相変わらず「天皇制打倒」が日本解体の焦点と考え、宮内庁などに外務省の左派を入れて、皇室を無くす活動に入っているようです。
それが表面化しているのが「女性宮家」という謀略であり、「旧宮家復活」という正論を封じ込めています。

これまで、防共の砦となって来た韓国ですが、それゆえに日本が経済的に甘やかしすぎたことも間違いは無いでしょう。しかし朝鮮の感覚では「格下の日本が朝鮮に金銭を供与するのは当たり前」という中華思想の感覚もあって、日本の感覚とは相入れなかったことも事実です。
そこをサヨク活動にうまく使われ、日韓分離の工作となっているようですね。日本のサヨク発の慰安婦問題に振り回される文在寅大統領のようです。

ペンス副大統領から五輪後の米韓軍事演習の開催を確認された文大統領に、こんどは北朝鮮・金正恩委員長から、韓国の文在寅大統領を早期の北朝鮮訪問に招請して、南北首脳会談を呼びかけたそうです。
金正恩委員長の妹「金与正(ヨジュン)氏」を派遣した北朝鮮は、最初からそのシナリオを描いていたのでしょう。それだけ、何としてでも米韓軍事演習を止めさせたい北朝鮮のようですが、文在寅大統領にそれだけの政治力があるでしょうか?

もしかすると文在寅大統領が北朝鮮を訪問するのと同時に、米韓軍事演習が始まるという可能性さえあります。
その場合、その後のシナリオがどうなって行くのか、気になりますね。
北朝鮮の主権を握っているのはアメリカなのか北朝鮮なのかということで、少なくともすでに韓国の主権はどこかに吹っ飛んでしまったように見えます。

北朝鮮から戻った文在寅大統領は、その後失脚するかも知れません。そして反北の大統領を立てて日韓サヨクを追い詰めていくというシナリオは・・・ちょっと無理かな?

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