2016年12月31日土曜日

激動の2016年が過ぎて

今年も今日で終わりです。激動の2016年でした。でも悪い方には向かっておりません。

まず始め、1月に台湾で国民党が破れ民進党が政権を取ったのです。そして6月に欧州連合(EU)からの英国の脱退が国民投票によって決定し、イタリアでは欧州連合離脱派の「五つ星運動」の女性市長・ヴィルジニア・エレーナ・ラッジ氏(38歳)が選出されました。
その後11月になって、アメリカ合衆国第45代大統領にドナルド・トランプ氏が選出されたことで、2016年の終わりとなったわけです。

このようなムーブメントは、国際金融資本のグローバル経済の失政が起こしているわけです。つまり貧富差の広がりと、民族の意図的な移動(移民)による住民との摩擦が極めて大きくなってしまったことです。

国際金融資本は、商品の利幅を上げて配当を増やそうとしただけかも知れませんが、それを「安い労働力」によって確保しようとしたことが貧富差を広げ、労働者の不満が極度に高まってしまったということではないでしょうか。
シリアの難民受け入れも、結局安い労働者の確保が目的だったようで、それがイスラムのテロリストの暗躍の場を欧州に広げ、またレイシストの暗躍の場まで与えてしまったように見えます。

アメリカにおいても同じで、一般労働者と経営陣、あるいは金融労働者の間に格差が生まれてしまったことと、安い労働力を提供してきた中共に、仕事を奪われた感覚がつのり、遂に爆発したのがトランプ大統領の誕生だったようです。

トランプ氏が就任するのは来年の1月20日ですが、すでに反中共の立場と反グローバルの立場を鮮明にしてきました。
12月21日に、トランプ次期大統領は、ホワイトハウス内に貿易政策を担当する「国家通商会議」を新設し、トップに対中強硬派で知られるピーター・ナバロ・カリフォルニア大教授を起用すると発表したのです。

ピーター・ナバロ氏の対中強硬論は、すでにYouTubeで公開されており、そのタイトルは「Death by China」即ち「アメリカは中共に殺される」とでもいうようなものです。
https://www.youtube.com/watch?v=mMlmjXtnIXI (内容に嘘はないようです。どなたか字幕を付けていただけませんか)

この映像は、いかにして中共に仕事を取られたか、その経緯をニクソン・キッシンジャー氏の時代から、ビル・クリントン大統領の時代、そしてオバマ大統領までを示しながら解説しています。
そしていかに中共が卑怯な手段でアメリカ国民から仕事を奪っていったか、そしてそれで中国人民は決して幸せにはなっていないという現実、さらに中共の為政者たちが臓器移植などのお金で権力闘争をしていることなどを綴っております。

この映像は最後に「もし買い物をしてその商品に『Made in China』とあったら、すこしは中共に仕事が取られているとの考えを持て」と言うようなキャッチフレーズが述べられています。
これなどは我々日本国民も、安いことを喜ぶ前に、そう考えるべきではないでしょうか。

ただ、中共だけを悪者にしても始まりません。そこには配当利益を大きくしたい国際金融資本が張り付いているわけですからね。

かくして2016年は「中共」と「グローバル経済」が、格差社会の元凶として浮かび上がってきた年だったように思います。
そして来年はいよいよこれが現実の社会で是正されていく年になるのではないでしょうか。是正されると言うことは、大きな摩擦が生じることでもあり、その結果犠牲者が出る可能性もあるということです。

安倍首相は、アメリカとロシア、そしてインドなどを相手に中共包囲網を作ってきました。しかしアメリカもロシアも、そしてフィリピンなども反グローバルの意識が高いように思います。
今後安倍政権は、国際金融資本のグローバル化ではなく、瑞穂の国のグローバル化を世界に示し、それが我が国の国是であり、それを基に我が国の外交政策が行われることを知らしめることが必要でしょう。

国際金融資本を敵に回すことなく、「あれ?」という「気づき」を世界中に誘発するような外交政策を進めていくことが肝要でしょう。
その意味で、「真珠湾の慰霊」は良かったように思います。

我が国の価値観をこのような形で世界に普及していきたいですね。

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