2016年12月14日水曜日

東アジア戦線は南シナ海

米中戦争が始まったようです。習近平主席とアメリカの次期大統領・トランプ氏との間で、すでに戦闘もどきが始まりました。もちろん日本も無傷ではいられません。

仕掛けたのは国際法無視の中共です。まだ中共は脅しのつもりかも知れませんがトランプ大統領はこれを宣戦布告と捉えるかも知れません。
それは南シナ海に核爆弾搭載可能なH6爆撃機を飛ばしたことです。もちろんこの脅しはトランプ氏が12月2日に行った蔡英文総統との電話会談が切っ掛けです。

トランプ次期大統領は、「なぜ台湾総統と話してはいけないのか、アメリカはどの国にも誰にでも束縛されるものではない」と当然のことを述べましたが、世界中が中共にひれ伏すことを望む習政権にとってはそうはいきません。アメリカ次期大統領の裏切りと捉えたようです。

トランプ氏は歴代米政権が維持してきた「一つの中国」原則に縛られない考えを示し、今後もそのスタンスは変えないでしょう。
もともとこの「一つの中国論」はアメリカが中共を認めるために台湾を中共の一部とすると決めたことから始まったもので、その為に「一国2制度」という制度を取ったわけです。
共産主義・大陸と自由主義・台湾の2つの行政府を認めることが「一国2制度」だったわけで、それを破り始めたのは中共の方でした。

馬政権の時に行ってきた「一国2制度破り」の政策が台湾国民に嫌われて、国民党が衰退し民進党が支持を広げたわけです。そして民進党政府が出来た時、習近平政権は武力併合を画策し始めたわけです。

この一連の中共の政策は、アメリカにオバマ大統領が生まれた時から始まりました。衰退するアメリカ経済と、この「理想主義者」が「もうアメリカは世界の警察官ではない」と言ってしまったところからです。
まるで泥棒に「あしたから我が家は鍵を掛けません」と宣言したようなものですから、中共がその気で台湾を蹂躙しようとするのは当たり前です。チベットもウイグルも騙されてやられてしまったわけですからね。

こうしてアメリカの理想的平和主義の大統領が米中戦争の基礎を構築して行ったわけです。現在はすでに南シナ海に「東アジア戦線」が生まれたと言っても良いでしょう。
これが東シナ海も巻き込むことは誰が考えても当然です。そしてそのことが、この期に及んでも日本国民には判っておりません。

沖縄の米軍は台湾を監視してきました。中共が武力介入した場合に備えてです。沖縄でサヨクが反米基地闘争を行っておりますが、その無法なふるまいはすでにインターネット上で公開されている通りです。
日本政府は最近このサヨクリーダーの山城博治氏を拘束しましたが、それでも暴動じみたサヨクの行動は今も続いているようです。このサヨク集団が沖縄の人達ではないことはすでに知られていることです。北海道などからやってきて活動をしているようですが、ハングル文字も見られることから韓国からも平和主義者が来ているようです。北朝鮮・中共などが裏に居ることは想像できますね。

最近は韓国で「朴大統領」弾劾に行っていて沖縄サヨクの人数は減っているようです。朴大統領も同じ平和主義者によって弾劾されているようです。
この平和主義者の企みは、東アジアに「中共に有利な戦線」を展開することにあるようです。つまり「アメリカさえ来なければ、東アジアの蛮族は中共の兵器の餌食にできる」ということでしょう。

このような状態に対して、トランプ次期大統領は「台湾総統との会談を行い、『アメリカはどこからも束縛されない』という発言」を行って、東アジア戦線を確認したのではないでしょうか。

中共は東シナ海でも、宮古島と沖縄本島の間に戦闘機を飛ばしました。まだ実弾は飛んでいませんが、スクランブルをかけた航空自衛隊機が中共の戦闘機に向かって「妨害弾」を発射したとの声明を中共が発表しました。
いかにも日本側が先に発砲したように世界に訴えるこのやり口は、盧溝橋事件を模倣したもので、東アジア戦線を拡大し、実戦に持ち込みたい習政権の思惑が滲み出ております。
アメリカの政権交代時に、自衛隊機が挑発に乗ってくることを狙っているようです。

妨害弾とは、疑似熱源のフレアのことらしく、航空自衛隊が訓練中に使うものです。いかに自衛隊を中共が監視しているか、そんなことも判る「東アジア戦線」なのです。

自衛隊諸君には、盧溝橋事件の教訓を生かして、挑発に乗らないよう、そして敵・中共がどのように挑発してきているかを国民に判るように、そして世界にも判らせるように、うまく活動してほしいものですね。

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