2011年4月23日土曜日

よくわからない千葉県産ほうれんそうの出荷止め

千葉県で21日に発覚した、同県産のほうれんそう出荷止め違反に対する処置は、口頭で厳重注意するとともに、県内の生産者に出荷制限について周知を徹底させるというものでした。

問題のほうれんそうは、千葉県香取郡多古町で生産したもの。
大震災の後、東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故が生じ、そのあと多古町のほうれん草を検査したら、暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして、国から原子力災害対策特別措置法に基づき出荷制限の対象となっているもの。
そのほうれん草が、パルシステム生活協同組合連合会(東京都文京区)に380束が納品されていたというのが、この犯罪(法律違反ですから)の内容です。

問題のほうれんそうは「コアフード・ほうれん草」(1束、税込み248円)で、同県芝山町の生産者から10日に納品されたもので、その後のパルシステム生活協同組合連合会の調査で、74束が流通していたことが判明した、というものです。

さっそく組合員に連絡して回収作業を進めていますが、一部は消費された(食べてしまった)ということです。
千葉県では「該当のホウレンソウは暫定基準値を下回っており、健康に問題はない」と呼びかけていますが、問題がないならなぜ出荷停止なのでしょうか。

そもそも、このほうれんそうの放射能、どういう経路で放射能に汚染したのでしょう?
福島第一原発から吹く風に乗って放射性微粒子が飛んできたのか、それとも雨に混ざって降ってきたのか・・・
しかしそれならば、なぜ千葉県の多古町だけなのか、どうにも論理的に説明が出来ないように思います。
福島第一原発の放射能漏れが原因なのかどうかをはっきりさせるためには、それ以前の多古産のほうれんそうの放射能値を明示する必要があるのでしょうが、そんなデーターは無いのではないでしょうか?

千葉県内には放射能の発生する場所は無いはずです。今回の放射能がどこで発生したものかもっと調べる必要があるのではないでしょうか?
さらに、なぜ健康に問題のない量の放射線量で出荷停止にするのか、その理由もアヤフヤな感じがいたします。

中共の核実験、北朝鮮の核実験などで日本に降りかかる放射能の量は多いはず。土壌にしみこんで長期に渡って汚染されている場所もあるはずです。
それならば、もしかすると震災前から多古町のほうれん草の被曝量は高かったかも知れません。ほうれん草は土壌の滋養をとても多く吸収する植物のようですから。
福島第一原発が放射能を漏洩したあとで、ほうれんそうの被曝量を測っても、必ずしもそれが福島のものとは断定できないのでは?
これをはっきりさせないと、中共の核実験の後遺症まで、あの震災と東電の責任にされてしまいます。
これは千葉県だけでなく、他の場所の農作物についても言えること。政治のさじ加減で少ないベクレルでも出荷停止などにされてしまいます。特に民主党政権下では。
中共や北朝鮮の核実験の残留放射能をごまかすチャンスなんですね。親中派や親朝鮮派にとって、今は。

多古町のほうれん草だけが被曝している理由がどうしてなのか、もっと論理的説明が欲しいものです。
それをしないで、出荷停止だけを守らせ、原発の責任にしようとするような、サヨクの教条主義的な感覚こそが、もっと危険なのではないでしょうか?
22日に出荷停止は解除されたようですけど・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿