2017年2月4日土曜日

リベラル・左派の傍若無人

日本の沖縄でも、韓国ソウルでも、そしてアメリカ・カリフォルニア州でも、リベラル左派はどうして集団で騒ぐのでしょうか。
自らの主張が通らないとき、騒いで思いどうりにさせようとする習性は、どこも変わらないようです。

右派の集会はそれほど騒ぎません。騒がなくても敵の首領を射殺したりはするようですが・・・

アメリカ・カリフォルニアでの騒動は、カリフォルニア大バークレー校で、トランプ大統領を支持する右派のニュースサイト編集者が予定していた講演に抗議すると言うもの。
デモは激化し、建物前で物を燃やすなどの騒ぎになったため、大学は封鎖され、講演は中止されたそうです。

つまり騒ぐことで目的を達成したサヨク・リベラル派の人達なのです。
予定されていた講演は、差別的な論調を掲げる右派思想「オルト・ライト」の代表格とされるニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の編集者・スティーブン・バノン氏で、彼はトランプ政権の首席戦略官兼上級顧問を務める人物のようです。

この講演を、騒いで中止に追い込んだ学生たちは「ヘイトスピーチはフリースピーチではない」などと言うスローガンを掲げていたとか。

ヘイトスピーチというものが、どのようなものかは知りませんが、彼らはトランプ氏が立候補して共和党の推薦を受けた時から、トランプ氏の悪口を口汚く話していたように思います。これはヘイトスピーチとは言わないのでしょうか。

リベラル左派はどうやらオバマ政権によって、「行き過ぎてしまった」ようです。それが「騒げば通る」という風潮を生み出したのかも知れませんね。沖縄や韓国も同じようなものではないでしょうか。
無規則な移民受け入れ、多文化主義、ポリティカル・コレクトネス、フェミニズムなどが行き過ぎれば人類の破滅へとむかってしまうのではないか、そういう危惧から出てきた「ネット環境の中での保守・右派」が「オルト・ライト」だと言うことです。

黒人やアジア人が「自分が黒人/アジア人であることを誇りに思う」と言っても問題ないどころか称揚されるのに、白人が「自分は白人であることを誇りに思う」なんて言うとレイシスト呼ばわりされる。おかしくないか?・・・と言うのが「オルト・ライト」の始まった切っ掛けのようです。

「オルト・ライト」とは「Alternative Right」の略語です。これは「従来の右派とは違う新しい形の右派」を目指すもののようで、日本ではネトウヨなどとされていましたが、「頑張れニッポン・全国行動委員会」などはおとなしい日本のオルト・ライトなのかも知れませんね。

白人ナショナリズムの新しい極右勢力「オルト・ライト」などと書かれておりますが、それならば大勢が集まって騒ぐリベラル左翼は「極左」ということにならないのでしょうか。

世界的に起きているらしいこのようなサヨクと右派の対立の、落としどころは「差別はダメ、しかし区別はすべき」というあたりでしょうが、まあ当分この対決は続くでしょう。

現在、このオルト・ライトの主幹とも言える人物は「バノン氏」で、上記のバークレー校で講演しようとしていたのも彼でした。
彼がドナルド・トランプ氏を担ぎ、選挙戦中は選対責任者、トランプ政権では主席戦略官になるのだそうです。

トランプ氏が候補者として登場すると、オルト・ライトの活動家たちは最も熱狂的な支持者となったそうです。
そして彼らがアメリカ国民にトランプ支持を訴えたようですが、多くのアメリカ国民もそのスローガンを受け入れていたようです。
なぜなら、オバマ政権でリベラル派が行き過ぎてしまったからではないでしょうか。

このオルト・ライトにはこれと言ったイデオロギーはありません。ただ、反フェミニズム、反多文化主義、反ポリティカル・コレクトネスであって、さらに白人の罪悪感と特権(白人が不当に迫害されているという考え方)があるそうです。
特にオルト・ライトは宗教的戒律を重視しないそうです。

なんとも掴みどころのないオルト・ライトですが、リベラル左翼とはまったく相性が悪いようで、騒乱となって演説が聞けなかったというわけです。

リベラル左翼の「言葉狩り」から始まった「言論封殺」が、今、オルト・ライトを活性化させ、トランプ大統領の誕生までこぎつけたわけだから、トランプ政権のアメリカ第一主義が彼らにとって吉と出るか凶と出るかは判らないですね。

しかしリベラル左派はもう古いようで、現実的に考えれば「国境を無くす」とか「人種差別をなくす」など、出来ないし、もし出来たら人類破滅・・というイデオロギーはもうやめましょうね。

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