2017年2月23日木曜日

トランプ政権と北朝鮮

安倍・トランプ会談のさなかに弾道ミサイル発射などを行い、今回は金正男暗殺といった極端な行動で世界の注目を集める北朝鮮です。

金正恩政権になってから、トンジュ(新興富裕層)が現れて北朝鮮の経済を復活していきました。しかし闇経済でも経済で経済循環があるらしく、ここ1、2年は低迷していて、昨年はマイナス成長であったことが韓国の中央銀行の調査として発表されています。

一時は減少した脱北者もこのところ増加傾向で、北朝鮮の困窮も伝わってきているようです。
昨年、5回目の核実験で受けている経済制裁では、中共も「北朝鮮からの石炭輸入の年内禁止」を打ったそうです。
もしかしたら今年1月からは再開しているのかも知れませんが、金正恩政権を習政権は認めておらず、北朝鮮は目下孤軍奮闘中なのです。

韓国は日本に対する憎しみ全開で、国が滅びても怨念の成就を画策しているように見えます。サンフランシスコに「韓国男性のふがいなさを象徴する慰安婦像」を立てることを決めたり、慰安婦像撤去を決めた日韓合意の大統領を更迭したり・・・国家の運命を対日憎悪一色にかけています。どうせ中共が煽っているのでしょうけど。

韓国が崩壊し、北朝鮮が南下してくるならば、朝鮮戦争のアメリカとの停戦合意は破られることになります。朝鮮戦争は北朝鮮とアメリカの戦争であって、韓国は関係ないことが改めて認識されるわけですね。その韓国に中共がちょっかいを出してる構図なわけです。

韓国の米軍基地は自由主義圏を共産圏から守ることが使命ですから、韓国政府の意思とは関係なく、アメリカ政府の判断で行動が決定されます。
日本にある米軍基地は、地位協定などもありますが一応日本政府との合意の下で運用されます。日米安保の取り決めによって。

現在、金正恩政権はアメリカ軍に包囲されてきました。黄海側からアメリカの空母が北朝鮮に対峙していますし、これを中共は黙認しています。
安倍・トランプ会談で、トランプ大統領は拉致問題のことをしっかり認識しております。その上で北朝鮮への上陸を慣行すべきかどうか、そういう状態になっているようです。
目的は北朝鮮にある核施設の破壊にあります。衛星写真などで、その場所もシステムも解っているのでしょう。「突入」はトランプ大統領の命令待ちにあるとも言われております。

韓国の混乱に乗じて北朝鮮軍が南下すれば、朝鮮戦争の停戦終了となりアメリカ軍は平壌を爆撃するかもしれません。そうすれば金正恩最高指導者の命も危険になります。
そうなれば彼らのことですから平壌に居るであろう拉致被害者を人質として金正恩の周囲に集める可能性もあります。

アメリカ海兵隊・特殊部隊が拉致被害者救出を試みるでしょうが、そこに自衛隊特殊部隊も参加しなければならないと思います。
ここでアメリカ軍だけが救出作戦を実行してしまえば、その成否にかかわらず日本政府は本当に自国の国民を守れなかったことになるからです。
「救出に動く」ことと、「救出を他国軍に丸投げする」ことでは雲泥の差があるからです。自衛隊特殊部隊の隊員が負傷し、あるいは死亡したとしても、そしてそれが日本国憲法違反であったとしても、ここは絶対に作戦に参加し、アメリカ海兵隊と合同であってもいいから救出作戦を展開しなければならないのです。
それは、日本が「主権国家」だからです。無責任なサヨク・マスコミなどの評論などを聞いてはいけないのです。

トランプ政権は先ず金正恩最高指導者との会談を望むでしょう。電話かも知れませんが・・・
「核兵器を捨て、拉致被害者を戻せ」と言うわけです。北朝鮮は呑めないでしょうね。交渉がどのように進むかは判りませんが、結局は決裂で停戦終了になるのではないでしょうか。そしてその時はすでに米軍上陸の準備は整っているはずです。

ともかく最初はミサイル発射場の空爆から始めるでしょう。その後核開発施設の空爆です。北朝鮮の核ミサイルが日本国内の米軍基地に向けて発射されるかも知れませんね。被害は「広島」程度のものだと思います。
撃ち落せるでしょうか。

拉致被害者奪還にはどうしても上陸作戦が必要で、そうなれば北朝鮮国内は戦場となるでしょう。拉致奪還の自衛隊特殊部隊は、どのように被害者捜査を進めるのでしょう。
アメリカ人の被害者もおりますから、救出作戦が共同作戦になってもおかしくはありません。韓国からの拉致も多いので、韓国軍も参加するかも知れません。

北朝鮮の核排除は国連の合意事項ですから、アメリカ軍が核施設を空爆しても国連は文句は言えないでしょう。中共とロシアが戦争終結の仲介をやろうとするでしょうから、ロシアを立てて中共を入れない方がいいでしょうね。
なぜなら次は米中戦争が待っていますから。

北朝鮮の体制がその後どうなるかが問題です。金体制が残れば中共にとっては今まで通りですが、アメリカが介入して自由主義国家になるとアメリカ軍の駐留が始まるかも知れません。そうなれば北朝鮮の長い国境線は直接アメリカと中共が対峙する国境線のようになってしまうでしょう。

アメリカはこの長い国境線にTHAADを配置し、中共を監視するはずです。中共側が文句を言ったらTHAADのミサイル部分だけを外して日本と同じ無線監視システムの部分だけを配備すれば良いでしょう。

もしかしたら、この作戦はすでに秒読みに入っているかも知れませんよ・・・

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