2013年3月12日火曜日

北朝鮮の「休戦協定の白紙化」、国内は戦時体制


どうも北朝鮮は独り相撲を始めるようです。周辺国には迷惑な話ですが、ついに中共までも敵にしてしまった北朝鮮「金体制」にとっては、食糧事情から国民の「命の不満」を抑えるためには軍事的緊張を作り出すしかなかったようですね。

おもちゃの核を実験と称して爆発させ、やっと出来上がったミサイルで人工衛星を飛ばし、「アメリカに核を打ち込むぞ」と言わんばかりの発言をした北朝鮮。
核さえあればアメリカも北朝鮮に跪くとでも思っていたのでしょうか?

北朝鮮の核兵器が本物であったとしても、アメリカまでの距離ですと大気圏外まで上げないと届きません。大気圏外まで上げてしまうと、こんどはアメリカの手前で大気圏再突入が必要になります。一番難しい大気圏再突入の技術を必要とするところで、いまだ日本にもこの技術はありません。

つまり、核ミサイルは近距離ミサイルに積み込んで東京、沖縄、そして北京を火の海にするくらいがやっとというしろものです。
まあ、こんな状態ですから中共のネットなどでは「北朝鮮をいつまで甘やかすのか」などという書き込みがなされる始末。この現実に気づいた中共政府も、ついに北朝鮮制裁に同意したもようですね。

四面楚歌になっていく北朝鮮。見ていると、あの「故)金正日氏」のような駆け引きの機微がまったくありません。脅せば援助が受けられるなどと甘いものではないのです。
金正日氏は、世界の情勢を良く見ていました。日本政府の甘さも知っていました。福田内閣の時の「人の命は地球より思い」などということで、サヨクの犯罪者を釈放するなどという愚行も、その背景も知っていました。だからこそ日本人拉致が重点的に行われたのでしょう。
そして、日本の軟弱で我欲が強くなっている国民の現状は、恐らく拉致被害者から直接聞き取り調査が行われたはずです。

中共、アメリカ、そして日本、さらに中東の情勢も知っていて、イランなどとのコネクションも作っていきました。それゆえに脅しが効いたのです。
金正日氏は、拉致の事実を認めたところから調子が悪くなったのです。北朝鮮にとって致命傷でした。
日本からのエンジョイが切れたのです。さまざまなコネクションを使って再開させようと試みましたが、戻りませんでした。

大韓航空の爆破事件の実行犯が金正日だったことが本当の致命傷だったようにも思いますが、だからこそ金正恩第1書記に引き継いだのではないでしょうか?
しかし、彼に恐喝は出来ないのです。恐喝が有効なのは、交渉相手にも弱みがあるときです。アメリカにも日本にも弱みは無いわけです。(中共は判りませんが)

日本の弱みは今までは「日韓併合」でした。しかし、尖閣事件のあと、日本国民は日韓併合の真実を知るようになったわけです。これまでもこのような文書(書籍)は一杯出ていましたが、それほど国民に受け入れられていませんでした。サヨク・マスコミの力に陰りが出たことと、インターネットの普及が国民にこのような情報を読む機会を作り出したようです。
北朝鮮の脅しが効かなくなった理由の一つでしょう。

しかしそれにしても、後継者に失敗すれば独裁国家ですから悲惨です。国内にはこれといった産業もなく、あるのは軍事施設だけです。韓国との関係は政治的にどうあれ、差別の激しい国民性、北と南の和解などは不可能でしょう。これは歴史的に見てもそのようです。

現在の韓国は、北朝鮮からの侵入者によって振り回されるだけ。竹島とか従軍慰安婦という、韓国人が反論できないフレーズでかき回しているのではないでしょうか?
韓国は北朝鮮に経済援助はするでしょうが、すでにアメリカによって搾取のシステムが出来上がってしまいましたから、そんなに期待はできないのではないでしょうか?

追い詰められた金正恩体制が選んだ道は、父親の残した核兵器とミサイルで喰っていくしかないという現状をそのまま履行することでした。
それは休戦協定を破り、韓国側に攻め込み、アメリカを追い出すということです。北朝鮮政府は今、その行為の正当化をしているだけです。それもアメリカを交渉のテーブルに着かせたいためにです。
食糧事情などから、もう時間は残されていないのでしょう。

「侵略者の本拠地に対する核先制攻撃の権利行使」とか「挑発すれば挑発地点や支援勢力はもちろん、指揮勢力まで強力に断固として懲らしめる。すべての準備は整っている」など、挑発しているのが国際社会だと言っています。しかし何処の国ももう相手にはしません。
いや、もしかしたらイランが呼応するかも知れませんが・・・無宗教人民を救済するでしょうか?

北朝鮮は、もはや暴発して果てるより他に道はなくなってしまったようですね。
さて、それでは拉致被害者はどうなるのでしょうか・・・

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