2020年6月30日火曜日

日中の基本は対決にあり

日本と中共(あるいは中国)は、その基本的部分で対決関係にあるように思います。
正義と邪悪が逆転していますし、人間の価値という感覚も逆転しているように見えます。日本人は誰でも「人を騙すことは頭がよい証拠」などとは思っていません。日本人で日本の刑務所に居る詐欺師でも思っていないでしょう。
しかし中共では「騙されては駄目、騙す方が上」という考え方が主流です。

これは中共だけでなく、世界中が同じようなものだったのだろうと思います。日本だけが縄文時代から「利他的」な考え方で集団を維持してきたものと思われます。
水がふんだんにあったことも、維持出来た理由の一つかも知れませんけど・・・

欧州に於いても中共と同じようだったと思います。キリスト教が出て来てから「利他的」な思考が出てきたようです。キリスト教の「愛」という概念が利他的なものだからです。

ただキリスト教の前にユダヤ教があり、これは取引の概念で「相互利益」による集団を作っていたようです。
このヘブライの概念はシュメールにも及んでいたようで、粘土板の取引記録が遺跡の中に残されているようです。

キリスト教には宗教的騙しのテクニックが生まれ、欧州に暗黒時代を作ってしまいます。キリスト教には「利他的」な考えと同時に「自己利益」な部分もあり、「死んだら天国に行きたい」とか「キリスト教徒でなければ動物と同じ」という発想を持っていて、これが植民地主義を正当化してアフリカやアジア民族の奴隷化を生んだようです。

やがて予定説が出て、それからプロテスタントが生まれ、そして産業革命を経て資本主義が生まれるわけです。アメリカが登場するのはその後です。

侵略者としてのキリスト教はプロテスタントも同じですが、資本主義は巧妙に搾取します。ユダヤ教とも協調してアメリカで成功します。
キリスト教には「利他的」な感性も持っていますから資本主義は各国に伝播していきます。しかし搾取構造も持っていますから、それに反対して社会主義が構築されていったわけです。

しかし社会主義は自由主義と相容れず、権力主義で独裁的です。理想を思い地獄を生むわけです。

華人には宗教は根付きません。自己利益の発想が強くて宗教を受け入れられないようです。ですから国家としてまとめるためには社会主義の独裁と抑圧が必用で、その結果生まれたのが中華人民共和国で共産党独裁国家と言う訳です。

そういうわけで、利他的な発想で社会を維持してきた日本と、中共(中国共産党)とは全く正反対になるわけです。

そう見ると、キリスト教世界は「利他的な部分」は日本と近く、「自己利益の部分」は中共に近いわけです。

そして近代化に急いだ中国共産党が散った方法が、西側諸国を騙し技術を盗み、製造業を中共国内に誘致して稼いだお金を持ち出せぬようにして、経済大国にのし上がり、そしてアメリカの「世界覇権とドル支配」に対抗してきたわけです。

キリスト教世界は初めて「自己利益の中共」を反面教師として見ることが出来て、「利他的なキリスト教世界」に気付いたようです。

これに気付くと、当然グローバリズムの本質も見えてきます。
トランプ政権はここを追求して来たわけです。アメリカ・ファーストという国家主義は反グローバルを意味します。

アメリカ国民にもこのトランプ発言の意味は通じたようで、アメリカ全国で中共非難が起きています。
それでもトランプ嫌いの国民は多いようで、それがバイデン支持に回っているとか。
ディープステート側は、今度は黒人差別問題を使ってトランプ政権を攻撃しています。アメリカのマスコミは現在「人権問題」としてトランプ政権を追い込んでいるように見えます。

しかし恐らく多くの有権者には、このディープステートの企みは見えているでしょう。

多くのアメリカ国民が「利他的な行動」が必要だと感じています。それはキリスト教の教えでもあるからです。
やがてアメリカからも「株主資本主義」が非難される日が来るでしょう。そして資本主義も変わって行くと思います。

変われないのが中共で、そこに付け入ろうとしているのがディープステートでしょう。
ですからこの2者は背反しながら今後も連れ添うことが考えられます。そして中共にとって、やらなければいけないことが、背反する思想を持つ日本に対する「日本潰し」です。

経団連を掌中に収め、日本の土地を買いあさっています。日本国内の金で買えるものはすべて買ってしまう勢いです。
権力を持つ政治家や、各種団体の長にも攻勢を掛けています。工作されると日本の昔からの「利他の精神」が失われるようですね。
これからは中国人に対しては「利他的」なアプローチをし続けることで、彼等の頭に混乱を巻き起こしましょう。華人の言う「日本人はやさしい」という評価は「日本人は馬鹿だ」というのと同じ意味であることを知ってください。

日本と中共、双方は相容れない価値観を持ち、「対決」になることは昔から変わっていませんから。

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