2017年10月28日土曜日

近代戦争に負け続ける日本

かつてのアメリカとの貿易摩擦で、日本企業の閉鎖性を問題視されたことから、次第に株主優先になってきた日本の大手企業。
しかしそれは利益最優先の欧米型企業のようになることでした。それによって日本企業の優位点が次々と潰されて行きます。

最近アメリカで小型ジェット機を作ったホンダですが、すでに自動車部門は在日に乗っ取られてしまったと言う噂もあります。
つまり売り上げを伸ばすことを最優先にすると、日本人よりも在日のような人の方が販売力が優れていると言うことなのでしょう。

技術系でなく販売系の人が上層部に来ると、技術は劣化していきます。ホンダ自動車がそのような憂き目にあっていて、リコールの件数が増えているとか。
利益を優先すると陥る、品質劣化による損失増加ですね。アメリカの自動車産業もそれで疲弊していったはずです。

このようにして日本企業から日本文化の持つ強さが剥ぎ取られていくと、日本の存立も危うくなっていくことは間違いないでしょう。
特に中共や朝鮮半島のように、日本の劣化を望んでいる国家にとっては、それは新たに仕掛ける一種の戦争でもあります。

銃弾が飛び交わないこの新しい戦争に、日本は負け続けます。
日本のサヨクが言う平和主義は、敗北主義ともいえるほど我が国を蝕んでいるようです。

戦闘機には欠かせなくなった炭素繊維。この特殊な戦略物資は日本の技術の成果ですが、これを供給している東洋レーヨンが、韓国にその工場(トレカの工場)を建設することになったそうです。
朝鮮半島は今、アメリカと中共が綱引きをしている場所です。
トランプ大統領は北朝鮮の戦後処理を中共に投げるかも知れません。そうなれば朝鮮半島は中共の領土となり果て、そこにある技術はすべて中共に流れることは間違いないでしょう。

こうした戦略物資の敵地流出に鈍感なのが、販売力でのし上がった経営者がいる企業の特質ですね。
企業の世界戦略とかグローバル経営だとか言うのは、株主資本主義を優先した考えで、これが貧富差を大きくして「共産主義」が出来たことは忘れているようです。
結局、技術格差が無くなり兵器技術が拮抗し、ゆえに戦争の危機が高まるわけで、彼らこそが戦争の種を世界中に撒き散らかしているとも言えるのではないでしょうか。

技術格差が大きければ戦争は起きません。しかしこの技術格差が平均化し、軍事技術的にも差が無くなってくると過去の怨讐が目覚めて戦争が起きてきます。
販売系の社長は成績アップを目指しているだけで、そんな気は無いでしょうが、結果的には戦争を生み出しているようなものですね。

中共が仕掛ける戦争とは、まずはこの技術格差を克服することから始めています。中共が技術優位となれば戦争にはならないでしょうが、現在はかなり劣性です。ですからアメリカとの戦争を何とか抑えようとしています。しかし劣性を挽回する過程で、一時均衡が生まれます。ここで戦争の可能性が高まるわけです。

中共の技術劣性回復への意欲はものすごく、そして手段を選びません。朝鮮半島を手に入れる段取りで、韓国に東レの工場を作らせるのも簡単でしょう。東レの社長は「韓国、中共の炭素繊維市場の争奪戦に勝つため」などと述べています。売り上げや市場寡占を求める経営者を嵌めるのは、中共の得意技ですからね。

最近、神戸製鋼のスキャンダルがマスコミを騒がしています。「アルミの性能の試験で規格より悪いものを出荷していた」という所から始まった詐欺事件と言う訳です。しかしこの試験結果で過去数年も出荷していて、何のトラブルもなかった点を注目すべきです。
その後特殊鋼にもこのような経緯があることが判明して神戸製鋼の信用がガタ落ちになったという報道でした。

この件に関して、日経ビジネス電子版に面白い投稿がありました。

「昔、日立製作所はJis規格より20%も厳しくした日立規格と言うものを作り、それに合わせて製品を作っていた。」と言うものです。(元、日立に居た技術者かも知れませんね)
そして、神戸製鋼も同じように厳しい企画を作っていたと思われるわけで、その規格値よりも低い検査データでも問題ないとの判断があったのだろうと述べていました。
三菱飛行機がそのアルミを使っていて、「性能上問題なし。変更はしない」と述べたのも、その内情が解っていたからでしょう。

神戸成功は特殊金属の老舗で、常に技術を進めていますから他社が追い付けない。そこで神戸製鋼を貶めるために「内部告発」という形でスキャンダルを作ったようです。
株価操作が目的なのか、それとも経営を悪化して中共の資本を投入することが目的なのか、そこは判りませんが、戦争の一環であるかも知れないと言う分析を我が国の国民は忘れてはいけないでしょう。

これが近代の戦争なのですからね。

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