2017年9月10日日曜日

どうなる国連安全保障理事会

北朝鮮のICBM発射と核実験を踏まえ、トランプ・アメリカが出した制裁案を審議し決定する国連の安全保障理事会が9月11日(月)に行われます。

トランプ政権は「北朝鮮と取引を続ける全ての国との貿易停止」を検討していると表明し、北朝鮮を背後で擁護するロシアと中共を意識した発言をしましたが、さすがに重要な貿易相手国である中共との通商停止は、現実的には困難なのでしょう。

そこで中共を浮かび上がらせてしまうにはロシアの賛成を引き出すことです。
そのためロシア・プーチン大統領から賛成を引き出すために、安倍首相はウラジオストクに飛びプーチン大統領説得に乗り出しました。

しかし、「新たな対北制裁国連決議の採択に協力を」するように話す安倍首相に対し、プーチン大統領は「外交・政治的な方法でのみ解決可能だ」と述べただけでした。
それでも、北朝鮮が朝鮮半島や地域の平和と安定への脅威となっていることはプーチン大統領も理解しているようで、国連の場を含め緊密な連携をすることが安倍首相との間で確認されたとのこと。

このウラジオストクでの会談でも北方領土とか共同経済活動の話もなされておりますが、そちらはほとんど変わっていないようです。

中共・習政権は現在「習独裁体制」を確立しようとしていますから、国内問題だけで精いっぱい。尖閣諸島の実効支配のドローン映像を国内に流したり、欧州などのテレビに流したりして、習政権のこれまでの実績としているようです。
半面、北朝鮮の問題は独裁体制が確立するまで鎮静化しておきたいわけですね。ですからトランプ・アメリカの制裁案には乗らないでしょう。

北朝鮮は石油が出ません。ですから中共のパイプラインから提供を受けております。このパイプラインを止めることが北朝鮮を締め上げる一番の方法です。

米韓共同軍事演習も、それを行うことで北朝鮮も演習をせざるを得なくなり、演習をすることで石油備蓄を減らせることが目的です。
年間4回ほど米韓の演習を行えば、北朝鮮は1年分の石油を使い果たし、戦争などは出来なくなります。それが解っている金正恩政権ですから、演習中にミサイルの発射や核実験を行って米韓を牽制しているわけです。

しかし160キロトンというリトルボーイの10倍の威力のある核爆弾(水爆?)が出来たことは、早く北朝鮮の核・ミサイル開発を止めさせないとアメリカとその同盟国の連携が切れてしまいます。
トランプ大統領は瀬戸際に追い詰められております。

一方、中共は習独裁が確立すれば、その後は経済の破綻をどう克服するか・・という難問が待ち受けます。AIIBと一帯一路にドイツを呼び込みましたが、ドイツが中共の思惑通りにお金を出すかどうかはまだ判りません。ほかの参加国にはお金はありませんからね。

国内の不満解消には戦争が一番です。しかし習主席は負ける戦争をするわけには行きません。台湾も日本もバックにアメリカが居ることは解っていますし、しかも中共が先に攻撃するのを待っているような状態です。アメリカ流の正義、「先に撃つ奴が卑怯者」は今も生きております。

と、なると習主席にとって確実に勝てる相手は北朝鮮と言うことになります。金正恩委員長という邪魔な指導者を攻撃し、その後に傀儡の主席を配備、その上で北朝鮮を中華経済圏として飼いならすくらいの構想は持っているでしょう。

それが判っている金正恩氏、だから早くアメリカとの戦争再開を画策しているのではないでしょうか。もちろん戦争再開から戦争終結の協議を引き出すために。

プーチン・ロシアが制裁案に賛成すれば、中共は孤立します。制裁を掛けた上で、ロシアが北朝鮮とアメリカの終戦協議を仕切れば、トランプ大統領とプーチン大統領が会談する可能性も生まれるのではないでしょうか。
北朝鮮が呑めて、アメリカが呑める終戦協議がうまくまとまれば、北朝鮮の中共依存度を減らすことが出来るでしょう。もちろん日本の経済支援が必要となりますから、そこで拉致被害者救出の話も出来ます。

しかし、プーチン・ロシアが制裁案に賛成しなければ、トランプ・アメリカは北朝鮮への攻撃をするしか手段が無くなります。
もしここでアメリカが攻撃しなければ、独裁政権を確立した後の中共・習政権が北朝鮮への攻撃を開始するかも知れません。
極めて残忍な方法で金正恩委員長を抹殺し、北朝鮮軍部を取り込みながら中共嫌いの幹部を攻撃するわけです。勝ち戦で習近平氏周辺の軍人が出世することになり、盤石な習独裁政権が出来上がるわけです。ロシアは北朝鮮利権を失うかも知れません。

拉致被害者が中共によって解放されれば、日本政府はどうするでしょうか・・・

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