2015年8月28日金曜日

中共、陛下への謝罪要求

光明日報という中共の新聞社が、「昭和天皇には中国への侵略戦争の主な責任があり、その後継者である天皇陛下は先の大戦について謝罪するべきだ」との記事を掲載し、それを国営新華社通信が配信したそうです。

記事には、「昭和天皇は中国への侵略戦争と太平洋戦争を発動し、指揮した」と書かれ、「昭和天皇は亡くなるまで被害国とその国民に謝罪を表明したことがなかった。その皇位継承者は、謝罪で雪解けを、悔いることで信頼を手に入れなければならない」と主張しているそうです。

産経によりますと、この記事は8月14日に出された安倍首相の「戦後70年の談話」に不満をもった共産党指導部が、昭和天皇の戦争責任に舵を切った可能性があるということです。

安倍首相の談話にどうにもならなくなった中共が、おそらく首相の上に居ると考える陛下を貶めることで、対日優越を維持しようとしているのではないかと思います。
しかし、中共の没落はもはや変えようがないのではないでしょうか。一種の悪足掻きにしか見えません。
日本に対し、いくら嘘で貶めても中共経済は今後「奈落の底」に向かうだけではないでしょうか。

中共は、日中戦争に関する民間の損害賠償や謝罪要求の訴訟を相次いで準備しているそうです。
河北省唐山市豊潤区で41年1月に、住民ら1298人が旧日本軍に殺害された・・とか、海南省文昌市東閣鎮で43年春、1カ月間で住民ら73人が旧日本軍に殺害された・・など、高級人民法院(高裁)に近く提訴する方針だとか。

また、台湾の馬英九総統は慰安婦問題で日本政府に正式に謝罪するよう求め始めました。
すでに虚偽であることが判明している「吉田証言」と、それを元にした1996年のクマラスワミ報告書を引用しているそうです。
さらに、中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャンの両親を総統府に招き、チャン氏への褒章を授与したりしています。
1997年に出版された「ザ・レイプ・オブ・南京」を称賛し、「日本軍が南京で行った血なまぐさい虐殺と暴行を国際的に改めて注目させた」とか「中華民国による抗日の史実の重要文献だ」などと述べているそうです。蒋介石総統は否定していた南京大虐殺なんですけどね。

中共経済は日増しに悪化しているようです。これは日本はどうにもできません。「嫉妬」なのか「道連れ指向」なのか知りませんが、最近このように日本をターゲットにした謀略が飛び交っているようです。
馬英九総統のこれらの発言も、残り1年を切った任期のあいだに、何とか中共への貢献を認めさせたい心情が働いているのでしょうか?
来年1月16日の台湾総統選挙では、民主進歩党の蔡英文主席が有利になっているそうです。

一方、日本国内に居るサヨクもかなり大きな悲鳴を上げ続けています。サヨク・マスコミや学者、文化人、野党議員の行っている安倍非難には、もはや議論などなくなってきました。
「安倍以外なら誰でも良い」「安倍は史上最悪の独裁者である」「安倍のせいで日本は破滅する」とか、挙句に「安倍総理はヒトラーだ」などと議論にならない主張を繰り返していますが、それはまるで「呪いの言葉」によって安倍首相を追い詰めようとする反体制の「苦行の行者」のようでもあります。

作家の古谷経衡氏は、このような現象を「戦後左派勢力は、もはや自分たちが大衆から離反しているのではないかという事実を薄々感じているからだ」と述べております。

もともとこの左派勢力は日本国民には受け入れられていませんでした。戦後のどさくさで旧ソビエトから帰国したマルキストが、GHQの背後で公職に付いていきました。労働組合とか日教組がこうして出来上がって行ったわけで、ここから戦後サヨクが始まるのですが、始めから日本国民とは遊離した存在でした。

労働組合、教職員組合、公務員、マスコミ界などに入って、盛んに日本を貶め、社会主義革命を模索し続けたわけですが、日本国民にはまったく浸透しませんでした。
ただ、戦争に負けた負い目と経済復興が成功したことで、日本国民は彼らを黙って見ていただけでした。
マルクス主義や共産主義革命に暴走した若者も居りましたが、それでも日本社会はそれを受け入れては居りません。

そうこうしているうちに、社会主義国家ソビエトは崩壊し、そして中共は単なる「中華思想の疑似国家」へと堕落していったのです。
戦後70年、この70年間、日本の大衆は社会主義革命など考えたこともなく、今、サヨクはそれを認めざるを得ない時期に来ているわけです。

古谷氏は、「安倍内閣が、『極右内閣にもかかわらず、国民的支持を受けている』という事実に狼狽し、嫉妬している」と語っております。
国会周辺や首相官邸周辺でデモをする「やさぐれサヨク」の「戦争反対」などと叫ぶ濁声と、おなじ場所で日の丸を掲げて「安全保障法案賛成」を唱え行進する保守系のデモ隊を見ていて、本当に日本が取り戻されていくような感覚が生まれてきます。
陰りゆくサヨクと、登り始めた日本の保守系、その台頭を感じるからです。(錯覚かも知れませんが)

この日本の保守復活が、中共や韓国といった日本の敗戦を踏み台にして出来上がってきた国家の土台を揺るがしています。
中共の、なりふり構わない「反日のプロパガンダ」を見ていると、そこに落日の中華人民共和国を見て取ることが出来るのではないでしょうか。

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