2014年10月4日土曜日

シーシェパード対「太地町」は神経戦

和歌山県太地町では9月1日に小型クジラやイルカの追い込み漁が解禁されました。ハナゴンドウやマゴンドウなどの小型クジラにバンドウイルカなど、IWCの規制対象外となっている種類を追い込み漁で捕獲するわけです。

漁師たちが船体の横に取り付けた金属製のパイプを金づちで叩き、金属音で音に敏感なクジラやイルカを湾内に追い込む漁法で、量子さんによりますと「相手は生き物なのでいろんな動きをする。追い込むまでにはそれぞれ機転を利かせた動きが必要になる」ということです。
江戸時代から明治前半まで続いた古式捕鯨の伝統を受け継いでいるそうですが、今は船はディーゼルエンジンで動きますから、まあ若干は異なってきているでしょう。

伝統の漁法でクジラを取るために、今年は解禁になってからもマゴンドウやバンドウイルカなどの群れがなかなか発見できません。ハナゴンドウに狙いをつけて追い込もうとしましたが群れが散らばるなどしてなかなか捕獲できないのです。
9月16日になってようやく最初の水揚げがあったとか。例年より遅い初水揚げだったそうです。

昔は湾の近傍にクジラが来るのを見張る「山見台」が、海に面した燈明崎にあったそうです。今、そこはクジラ漁では使われなくなりましたが、そこに現在はシーシェパードのメンバーが、クジラではなく漁師たちを見張るために使っているとか。

シーシェパードは今年も大地町にやってきて、「COVE GUARDIANS(入り江の番人)」と書かれたTシャツを着て、ドクロマークに「SEA SHEPHERD」と書かれた黒い旗を掲げて、漁船が出航していく様子などをビデオカメラで撮影しているそうです。
警察官が一定の距離を置いてぴったり付いて警戒しているためか、まだ今年はトラブルは発生していないようですね。しかし厳しい「神経戦」が展開されているようです。

「違法行為を未然に防ぎ、もし違法行為を発見すれば法と証拠に基づき厳正に対処する」と、県警の下田隆文本部長は訓示しているとか。
海上保安庁の警備ボートも、畠尻湾内で不測の事態に備えて待機しているそうです。
平成24年の時は、シーシェパードのメンバーが「銛を投げてクジラを仕留める『刃刺し』を表現した町内のモニュメント像」を破壊した事件があったとか。

確かに国際司法裁判所が南極海での日本の調査捕鯨中止を命じた判決を出すなど、クジラ漁への逆風があることは日本も承知しています。
しかしIWCの規制対象外となっているクジラ漁までにも因縁をつけるシーシェパード。

いったいこのシーシェパードは何故こうまで執拗に反捕鯨で日本の文化とも言える漁業の邪魔をするのでしょうか。
このシーシェパードの正体を見極めるために、あのテキサス親父ことトニー・マラーノ氏が、シーシェパードの本拠地であるデンマークのフェロー諸島に赴いたそうです。
本部はアメリカ合衆国ワシントン州フライデーハーバーにありますが、基地のようなものはフェロー諸島にあるそうです。(非合法活動ですからね)

マラーノ氏はこの本拠地の事務所に入って、そこの写真を提示しながら「白人しかいない」点を指摘して、「要するにシーシェパードとはクークラックスクラン(KKK)のようなもの」と述べました。
白人の優位を強調し、有色人種を差別し、しかも迫害する人種差別主義者(レイシスト)の集まりがクークラックスクランでした。
マラーノ氏は、シーシェパードとは、「クジラだとか自然保護などを訴えている団体」という皮をかぶった人種差別主義者の集まりだということです。

表面上は参加は自由となっていますが、入会金は6000ドル(60万円)と高く、しかも入会条件が意味不明など、ようするに白人以外は入れないようにしているのだろうとのこと。

確かにその写真には有色人種のメンバーは居りませんでしたが、もし他の所に居たとしてもそれはダミーである可能性は高いでしょう。

ワシントン州とかオーストラリアなどに、あるいは他にも、今も有色人種を毛嫌いしている白人は多いのかも知れません。生理的なものであれば、これはどうしようもないことです。
そのような所から資金が供給され、そして衛星放送やインターネットなどで彼らの番組を閲覧している可能性はあると思います。

シーシェパードは大地町で盛んに映像を撮っていたといいますから、あとは編集でレイシスト達が見たがっているように作れば目的は達成できるのです。

シーシェパードの代表、ポールワトソン氏はカナダ国籍の人です。国際非営利組織の海洋環境保護団体としてシーシェパードを運営していますが、菜食主義、能動的人口管理を推進しており、人間より動物を重視する思想を広めようとしているとか。

もしかしたらこの「人間」とは白人以外の人間のことかも知れませんね。有色人種より動物の方が大切であるということと見れば・・・わかりやすいのでは。

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