2014年10月10日金曜日

中共、大気汚染と国民性

10月8日、北京市はPM2.5が指数301以上となり最悪の「深刻な汚染」となったようです。
汚染物質が拡散しにくい気象条件が数日続き、街全体がスモッグで白色にかすみ、乗用車は日中もヘッドライトを点灯したとか。

北京市環境保護科学研究院の潘濤院長は、「2030年までに微小粒子状物質『PM2・5』を基準値まで引き下げる」と述べているようですね。
現在は汚染物質排出削減策などを含む計画を作成しているそうです。

しかし、どんなに計画が出来上がってもそれを実施することが出来なければ何もなりません。
北京市は17年までに年平均60マイクログラムまで下げる計画を定めているそうですが、「実現は非常に難しい」と言うことです。

民主化すれば、選挙という国民の指示で対策がなされ、法が制定されて企業が「対策をした方が得になる」ように持っていけます。
こうやって各国は対処してきました。それが中共だけは出来ないようです。

その理由は、北京市の会社員女性が「外出を控えざるを得ない。できることなら海外に逃れたい」と述べたと言うことからも判ります。
逃げ出すことだけで、何とか力を合わせてこの大気汚染を解決しなければ・・・という意志が見られません。
おそらく他の人たちも大部分が同じ気持ちなのではないでしょうか・・・

富裕層がお金をもってアメリカなどに逃げ出したり、ともかく中共のことなどまったく信じていない様相で、国土が荒廃していくわけですね。
汚職も絶えないようです。「持ち逃げすればいい」という発想が根底にあるのかも知れません。

大気汚染が原因で日本人の「中共離れ」が加速しているようですが、日本人の中共離れは大気汚染そのものではなく、それを放置し、「だれかの責任」のように考えている中共国民(人民と言いますが)に愛想をつかしたと言っても良いのではないでしょうか。

日系企業の対中進出意欲も急減しているそうですが、まだ進出しようとしている企業があることの方が不思議な気がします。

国内のどうにもならない状況を外に向けるためか、中共は中華思想の実現のために軍拡だけは一生懸命です。
南シナ海の西沙諸島を侵略した後、そこのウッディー島に東西1850メートル、南北1160メートルの陸地からはみ出す形での滑走路を作ってしまいました。
この島には海南省三沙市の人民政府が置かれ、「軍事、政治の中心」のような発信を世界にしています。
つまり力による実効支配を強めることで、侵略を正当化しようとしているわけですね。

このままいけば、東シナ海も同様のことが起きるでしょう。手段は「戦争」しか無いはずです。話し合いなど、約束しても守らない国家などとはすべきではありません。
そのことを知っている中共は、南シナ海で中共と他国との衝突が発生し、沿岸都市が空襲を受けたとの想定で防空演習までしています。この演習は広東省広州市で9月27日に行われました。

一方、このような中共の軍事的威嚇に対して、台湾では有事に高速道路を滑走路として利用する訓練を行っております。
主力戦闘機のF16やミラージュ2000、そして早期警戒機E2Kなどが嘉義県の高速道路上に着陸し、そこで燃料と弾薬を補給したあと次々と離陸していったそうです。

また、我が国も着々と準備を進めております。
10月8日、神戸市兵庫区にある三菱重工神戸造船所で、全長84メートル、幅9・1メートルの最新鋭そうりゅう型潜水艦「じんりゅう」が進水しました。
水中速度は20ノットですが、これまで以上に水中持続力が高く、日本周辺海域における警戒監視に大きな役割を担うそうです。

これから対艦ミサイルなどを発射できる魚雷発射管の装備とか、水中での運行能力やレーダー感知能力などのテストを1年間かけて行い、平成28年3月に防衛省に引き渡されて、それから任務に就く予定だそうです。

すべてはアメリカ・オバマ政権が奇妙な平和主義を執ったため、力のバランスが崩れてしまったことから派生したもの。
法の支配とは、その法を犯すものを懲罰する戦力がなければできません。それが解らない平和主義者を似非平和主義と申します。

ともかく侵略を進める中共に対して、どこの誰が最初の「一撃」を食らわせるかが問われます。それ以外に中共の侵略を止める手立てはないでしょうね。

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