2013年12月7日土曜日

やっと成立、特定秘密保護法

12月7日の午前0時過ぎ、やっと特定秘密保護法安が参議院で可決成立いたしました。賛成130票、反対82票の攻防でした。

時間を延長しながら、野党の質問にもならないような質問に答える森国務大臣も大変だったですね。何とか時間を稼いで、法案を廃案にしようという民主党ですが、延長国会で翌日まで持ち越しての法案成立でした。

この法案を最も毛嫌いしていたのは、中共です。日本国内にいっぱい居る中共のスパイ達が、盛んに暗躍していたことは、ネットで報道されておりました。
しかしこの法案は、防衛や外交、テロ活動などに関し、漏洩すると国の安全保障に著しく支障を与える情報を、閣僚ら行政機関の長が「特定秘密」に指定するものであって、この「特定秘密」に指定された情報を公務員らが漏らした場合には最高で10年の懲役を科すことになる、罰則が設けられるというものです。

一般的な反対意見は、この法案が拡大解釈されてやがて「治安維持法」のようになっていくことへの懸念でしょう。
つまり戦後、サヨクによってばら撒かれ、半ば常識化してしまった「治安維持法」は悪法であったとする認識が、再びこの「特定秘密保護法」阻止に暗に使われているようです。
「治安維持法」が共産主義者を対象にしていたことは確かですが、イデオロギー的なものに対してではなく暴動扇動に対して作られた法律でした。
当時、日本には武力革命を叫ぶ共産主義の一団が居り、現実に警察との間で銃撃戦も行われていましたから、この法律が必要だったことも理解できますね。

この治安維持法が適用され、投獄された人に牧ロ常三郎氏が居りました。そう、創価学会の創設者です。
牧口氏は、「人生の目的は価値創造にある」として、神道と仏教を研究し、創価教育学会を設立します。この考えを評価した人には、新渡戸稲造氏や柳田國男氏も居たそうです。

しかし、大石寺の神札の受取りを拒否して日蓮宗と敵対し、神道では伊勢神宮の神札を祭ることを拒否します。(偶像崇拝を拒否したのでしょうか?)
伊勢神宮の神札を拒否したことから、治安維持法違反並びに不敬罪の容疑で警察に連行され、戸田城聖氏とともにそのまま投獄されてしまいます。1943年7月の出来事です。日本がアメリカと戦争の真っ最中ですからね。

牧口氏は獄中で栄養失調と老衰で死亡、戸田氏はその後「日蓮宗」を基本とする創価学会を構想し、戦争が終わった後に解放されます。
それからの創価学会は戸田氏の手腕で急拡大しますが、その裏側を取り仕切っていたのが池田大作氏でした。

まあ、創価学会と治安維持法の関係はこんな具合ですが、今回の「特定秘密保護法」は公明党も賛成に回っておりました。
聞くところ、公明党の支持母体の創価学会員の多くはこの法案に反対だが、公明党は与党ということで安倍政権に同調し賛成に回ったとか。

さて戦争が終わって、進駐軍は戦争時に国家の要職にあった人物を公職追放し、ソビエトに亡命していた人を日本に戻してその後を埋めます。最初のころアメリカは日本を共産化してしまおうと思っていたのかも知れません。
憎き「治安維持法」はここで潰され、そして同法は悪法だったとのプロパガンダがマスコミ、教育の現場でなされます。

そしてその後の日本を見ますと、60年安保時の学生運動の暴力性、浅間山荘事件のような猟奇性など、暴力革命の残滓が表出しております。
どうもサヨクは暴力が好きなようですね。
昨日の参議院審議を見ても、議長に詰め寄る民主党議員の不敬な態度などに、その遺伝子が息づいていました。

やっと成立した「特定秘密保護法」です。
今後は「集団的自衛権」の攻防が始まります。自衛隊を国防軍としてネガティブリストで動けるように整備しなければなりませんね。
憲法解釈の変更も国民の支持を受けた上で早急に進める必要がありますね。この最大の障害であるマスコミは、現在かなり劣化しています。NHKは1万人集団訴訟の高裁では敗訴しております。

あとはアメリカに拘束されない武器の開発です。無人機とロボット工学を組み合わせれば、結構いい武器がつくれるのではないでしょうか?

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