2012年6月13日水曜日

尖閣、集団漁業120名14隻


ついに尖閣諸島海域の漁業を行いました。人数は120名ほど、使った漁船が14隻。その団体の中には自民、民主の議員も居ります。
「がんばれ日本全国行動委員会(田母神会長)」が企画した釣りのイベントです。

石原都知事も、国会で発言。「政府がやらないから東京都がやる」と明言。国家が行うのが筋だともはっきり述べました。
寄付金は10億を超え、12日に石原都知事は「上陸しなければしようがない。どんな(希少な)アリやモグラがいるかわからず、測量もできない」と語り、そして「何もけんか腰で行くことはない。ちゃんと申し込んで、(許可しないなら)どうしていけないんですか?」と政府に聞くそうです。
船が出せないといえば「東京都の船を出す」と言い、「国家がやるべき仕事」という見解には「すべて遅すぎる。だけど、やらないよりやった方がいいので、(やる気があるなら)とっととやってもらいたい」という政府追求です。

政府の背景に居る中共のコントローラーは、もはや民主党政権には見切りをつけるでしょう。その党首である首相は、あいも変わらず「増税に政治生命を掛けて」います。日本のことより増税ありき・・なんですかね。

程永華・駐日大使は、札幌市の日中国交正常化40周年記念で、「最近はいろいろと雑音が聞こえてくる。国民感情の対立をあおるような、挑発しようということが感じられる」などと述べ、尖閣問題をあたかも石原都知事にあるかのような発言をしております。
問題の根源は、中共が尖閣諸島を中共の領土と言い、「核心的利益」などと新聞に書かせるから始まったことではなかったですか。
大使はさらに「本当の中日友好、国益はどこにあるのか。冷静な認識で対応し、雑音に惑わされないようにしていただきたい」などと延べ、「お互いプラスになるよう交流を深め、消極的な影響を打ち消す努力をしなければならない」と、白々しく述べています。

日中友好だとか平和維持という言葉が、中共にとって「侵略」を意味する言葉だということは、今や世界の常識になりつつあります。ウイグル、チベット、そして最近は南シナ海の例がありますからね。
世界の国々にとって、領土奪取は戦争によって行われるというのが常識です。
ロシアが北方4島を返さないのは、それが大東亜戦争末期に戦争で確保したものだからだと明言していますし、日本の反論は8月15日に停戦しているから、あの時は戦闘中ではなかった・・という言い分です。
北方領土はそう意味では明確な意見の相違があるわけで、歴史などは関係ないのです。
中共のような、戦争行為をはぶいて恫喝と騙しで領土を奪取しようとする行為は、ある意味で弱さの現われでもあるのではないでしょうか?

「がんばれ日本全国行動委員会」は、強く出ました。しかしやはり漁船による実効支配では、侵略を食い止めるには弱いように思います。
おそらく次は、中共が大量の漁船(偽装軍艦)で押し寄せてくるかも知れません。漁民に化けた兵隊・・あの南京の時のように。
その隻数によっては、海保での対抗では無理になってしまいます。
かといって、海自が出てくれば向こうの思う壺。戦争を仕掛けたのは日本であると訴えるでしょう。中共にとってはアメリカ軍を抑えれば良いわけですから。

アメリカは、海南島の原潜が核ミサイルを搭載して西太平洋に出てくれば、アメリカ本土が核ミサイルの射程に入ることは熟知しています。
東シナ海は、原潜を護衛する海上艦船(空母など)の通過海域。領海にしなければならないのは、日本の潜水艦の恐怖があるためでしょう。今のままでは、無音潜水艦が海底に潜伏されると、海上航行が危険きわまりないわけで、その回避策が尖閣奪取なのではないでしょうか?

国会議員や英国のジャーナリストも乗せて、14隻で行う集団漁業活動は、ついに実行されました。
このあと、中共がどのように出てくるか・・・日中戦争真っ只中の、初夏の出来事でした。

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