2012年4月23日月曜日

本物になれるか、小泉進次郎という政治家


前田武志国土交通相と田中直紀防衛相の問責決議、それが参院本会議で可決されました。しかし、野田内閣はこの2議員を更迭することなく、そのまま大臣を継続させております。

そこで野党自民党は、参議院の審議拒否という行為に出て、さらに衆議院の審議拒否という形を取りました。
これは、谷垣総裁と執行部が決めたのでしょうか?
残念ながら、この審議拒否は、他の野党との足並みがそろわず、わずか3日で取りやめになったわけです。

この自民党の失態に対して、民主党・首藤信彦議員は、「抗議するならするできちんとやるべきだ。まだ『けんか』のやり方が分からないのではないか」などと、半ば呆れ顔で話しておりました。

さて、この失態の中で、自民党若手ホープである「小泉進次郎」議員は、「(民主党への)政権交代で、国民は建設的な野党自民党の姿を期待したはずだ。『審議拒否拒否作戦』くらいやった方がいい」と、自民党執行部を批判しました。

さらに「審議をやらないで、田中防衛相はほっとしているだろう。徹底的に集中審議をやれば困るのではないか。それぐらいの姿を見せないと、今の自民党に信頼が戻ってくるのは難しい」などと、国民の思いを理解しているような発言がなされました。

現在、自由民主党青年局長の小泉進次郎氏ですが、この衆議院議員・小泉氏に日本の政治を刷新することは出来るでしょうか?
谷垣総裁と執行部が取った「審議拒否」手法は、かつて社会党が良く取っていた「審議拒否」の真似であり、こんな状態を続けていたら、再び自民党の「牛歩戦術」などという、まったく意味の無い姑息な手段が使われかねません。
こんな自民党に成り下がってしまえば、国民の支持が得られないどころか、自民党そのものの不要論まで出てくるかも知れません。(すでに民主党不要論は出てきておりますけど)

ですから、小泉議員の執行部批判は正論であると思います。
そして、まさにこの執行部が取った審議拒否という戦術こそ、55年体制から未だ抜け出していない「自民党」の姿を浮き彫りにしたような感じがします。
その対比で、この小泉議員の発言が、新しい自民党を予感させはするのですが・・・

呑み屋など、街中の声を聞いても、自民党の審議拒否に対しては「批判」の声が多かったのは確かです。まだ若干31歳の小泉議員、そこがよく判っているなぁ、とは思いますが、ではどうするのか、そこが今ひとつ見えて来ません。
「徹底的に集中審議をやれば困るのではないか」という発想で、解散に持ち込めるとは思いませんけど。

小泉議員は、郵政民営化法改正案に反対しました。
郵政民営化法改正で、アメリカは怒っています。なぜアメリカが怒るのか、そして自由貿易というものはどういう原則で守るべきか、そういう議論の中で、小泉議員がなぜ同法改正案に反対なのかがよく判りません。

マスコミは無責任ですから、父親の純一郎元首相が通した郵政民営化法だから、その改正には反対だろうなどと書き立てます。日本のマスコミならそれで済むでしょうが・・・
しかし、このような理由で反対したのでは国民としては困るわけで、小泉議員の政治判断の根拠が聞きたいのですよ。そうでないと、再び力をつけそうな経世会への牽制としか受け取られないのではないでしょうか?
デフレ問題、TPP問題など、今後に控えた政治課題に向き合うためにも。

ただ、今回はっきりしたことは、谷垣総裁とその執行部は過去に生きている議員たち、もはや自民党を立て直すことは不可能だということではないでしょうか?
谷垣総裁の任期満了は今年の9月です。
小泉議員は今度の総裁選に出馬するようなことを語っておりますが、それにはもう少し「今後の日本、経済・防衛・そして憲法」などについて、基本思想を熱く述べてもらいたいですね。

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