2012年2月29日水曜日

小沢一郎議員、裁判のゆくえ


日本企業の中共進出の窓口となり、反アメリカを鮮明に打ち出した小沢一郎議員。
次期中共主席の可能性の高い「習金平」副主席と顔繋ぎが出来ていたのか、天皇陛下との無理やり謁見を押し通し日本国民から怒りを買ってしまった政治家です。(本人はまったく反省しておりませんが)

もちろん、日本国民よりも怒り狂ったのはアメリカ。日本の検察に圧力を掛けて、何としても小沢を犯罪者にして投獄しろとのご命令・・・があったのかどうか?

検察が頼るのは「水谷建設」とのお金のやり取りをした際の「虚偽記載」。ここを追求して小沢氏を有罪にするという方針で訴訟を起こします。
そして昨年の9月、東京地裁の登石郁朗判事が執行猶予付きの禁固刑判決を出しました。

有罪の根拠は、小沢氏が水谷建設から裏金を受領したという推認を、裁判所が事実であると認定したからです。
ここが微妙なところ。つまり小沢氏の配下にあった石川議員が、水谷建設からのお金を受け取ることについて「小沢議員に連絡し了承を得た」と述べた・・・という供述が、本物かどうかという点です。
登石郁朗判事は事実と判断したわけです。

ところが、同じ東京地裁の大善文男判事が、この推認のもとになっている石川議員調書の任意性に疑問を挟みました。
一度は了承されたはずの石川知裕衆議院議員の調査段階の供述調書に対して「検事による違法・不当な取調べによるもの」として「とても容認できない」と述べます。

そして先の2月17日の公判で、この石川議員調書の証拠採用請求を却下してしまいました。
小沢氏側は、一番問題だった証拠が、使えないということで、優位に立ってきたのです。むしろ検察の取調べの方が問題視されますね。
東京地検特捜部という組織そのものの存続が危機を迎えることになります。

しかし小沢議員にとって、危機はまだ去ったわけではありません。
別の検事が、池田光智元秘書(小沢議員の秘書)の調書を取っていました。そしてこちらは証拠として採用されているのです。
池田氏もまた、「(水谷建設からのお金の受領に対して)小沢議員に報告し、了承を得た」と述べております。
こちらの取調べは「検事による違法・不当な取調べによるもの」ではなかったようですね。

実際にはどうだったのでしょうか?
池田光智元秘書は、検事の質問に対して比較的すらすら答えたのではないでしょうか? 
水谷建設からのお金の受領を、その時点で小沢視が知っていたのかどうか、そこが裏金を小沢氏が受け取ったのかどうかを決めるポイントだからです。
小沢氏が知らなければ石川議員の犯罪だけです。小沢氏が知っていたなら小沢議員の裏金受領となり、有罪が確定します。

なかなか口を割らない石川議員。そこでついつい検事の脅しが入ってしまった・・・というのが真実ではないでしょうか?
判決が出るのは4月です。

小沢議員と対抗するのは岡田民主党幹事長。増税大賛成派です。
実家はイオン株式会社。流通大手のイオングループです。
不思議なことに、小沢議員の秘書が逮捕された2009年、イオンは元検事総長の但木敬三氏を取締役に迎えているそうです。偶然でしょうか?

4月に小沢議員が無罪になれば、民主党は分裂するでしょう。日本国民にとって、今は大儀無き増税の阻止が最優先課題。
この際、小沢一郎議員でもいいから、はやく現政権を壊して欲しい・・・ような気もしますけど。

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