2012年2月17日金曜日

皇族減少の危機とは?羽毛田長官の訴え


天皇陛下が心臓の手術をされるということです。無事手術が成功し、元気になられることをお祈りいたします。

この件とは関係ありませんが、今年の1月下旬に、宮内庁長官の羽毛田氏が、民主党の「皇室の伝統・文化を守る議員連盟」(不敬の中井洽会氏が座長)に出席して、皇族減少の危機を訴えていたそうです。
どうやら女系天皇を目論んでいるのではないかという噂が飛び交っていますね。

その理由として、現職の宮内庁長官が国会議員の会合に出席するのは異例のことであり、なぜこの時期羽毛田長官がわざわざ出向いてまでこのような訴えをされたのか・・という点にあるようです。

「天皇」は「万世一系」を原則とします。そして万世一系とは、
1.皇祚を践むは皇胤に限る (天皇の位を継承するのは、天皇陛下の血を引くものに限る)
2.皇祚を践むは男系に限る (天皇の位を継承するのは、男子のみのこと)
3.皇祚は一系にして分裂すべからず (天皇の位は一系であり、人列させてはいけない)
という3つの原則から成り立ちます。

この万世一系が作られたのは、6世紀ごろ、聖徳太子によって作られたはずです。即ち、「天皇」を政治権力から引き離し権威だけの存在に変えた時のお定めだったのだろうと思います。
それ以前の天皇は、複数の王朝が異なる地方を同時期に並列して支配していたことを示唆する資料もあるとかで、諸説が存在するようですね。

万世一系の目的は、王朝が複数になると争いが生じ、系統が壊れてしまうからでしょう。男子継承は、長男、次男、三男・・・と序列を付けやすいことと、側室によって多くの子孫を同時に作れるからかも知れません。
どんなに子孫が生まれても、「継承順位をしっかりとしておけば問題ない」ということだったのかも知れませんね。

側室制度が廃止されたのは明治になってから。一夫一婦制の「キリスト教国」という列強と対峙するには、側室ではまずいということからだったようです。
そこで、検討を行った結果、宮家制度で系統存続は可能ということになり、必要な宮家の数が決まり、昭和の敗戦時まで守られました。

敗戦時、連合国として日本を占領していたアメリカは・・この天皇の段階的排除を画策。宮家の数を減らして自動消滅を計った・・という噂がありますが、真偽は定かではないようです。経済的に抱えきれなかったのかも知れませんね。
ですから、羽毛田氏の言う「皇族減少の危機」はむしろ当たり前で、解決策は旧宮家の復活しかないはずです。

ところが一向にこの旧宮家復活が話題になりません。あくまでも「女系容認」が出てくるのです。
その理由は、サヨクの足掻きにあるようです。天皇排除は、共産主義革命では必須事項。ともかく共産党以外の権力とか権威は排除しないと、共産党独裁が成り立ちません。
チベットやウイグルに見る中共の宗教弾圧を見てもお判りのように、共産主義を信仰させなければならないから必ず弾圧するのです。
もはや大失敗で、過去のものとなった共産主義。しかし日本のサヨクは今もまだノスタルジックに夢見ています。それがどうやらこの女系容認の陰にあるようです。

サヨクの巣窟、マスコミ界と厚生省。その厚生省から転職して宮内庁に入った羽毛田氏。宮内庁長官まで上り詰めたのは、やはり女系継承にもっていって、皇室解体を実現するためだったのでしょうか?

我が日本国民は、このような連中の言う事などは聞かずに、旧宮家の方々に、いざとなったら皇室復帰のご覚悟を決めていただくように、世論を動かすべきではないでしょうか?

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