2011年5月12日木曜日

福島原発、一時帰宅は自己責任

民主党がサヨク主義政権であることを感じさせる出来事がありました。
原発から漏れた放射線で汚染されたと言われる地域の住民の、一時帰宅(2時間だとか)が認められることになったのですが、その前に一筆書いて欲しいと渡された用紙。
それは・・・
1.警戒区域が危険であることを十分認識し、自己の責任において立ち入ります。
という記述のある書類でした。

即ち、一時帰宅してもいいけど、万が一放射線障害が出ても国は何の補償もしませんよ!という書類となっているわけです。きれいに言えば「自己責任の原則」。
誰もそういう危険があることは知っています。しかし、放射線量などを見てもそれほど高濃度ではない値です。2時間くらい居てもほとんど害はないでしょう。
ですから、いちおう放射線を自然界の数万倍浴びることを注意すれば済むこと。わざわざ書類にして提出させようとするところに、サヨクがこれまで行ってきたことを思い起こし、それを回避する方策に走ったことが裏付けられているようで、笑ってしまいますね。

住民らは「責任を押しつける気か!!」と怒りを爆発させたようですが、怒るべきことは、こんな教条主義的無責任、そして謀略的発想で責任を回避しようとその心根を怒るべきではないでしょうか?

これまでサヨクが行ってきた労働争議、医療ミスに対する理不尽な要求、些細なことを取り上げて有能な政治家を陥れる手段など、政敵にミスに付け込んだ制度破壊や騙し討ち。
その手法を知り尽くしているからこそ、それを回避しようとする手法に走ったのでしょう。
実にみっともない悪あがきですね。

未曾有の大震災。すべてが想定外の災難です。だからこそ政治主導が必要なわけで、想定内であれば政治主導も不要なはず。
だから政府責任としてすべての対処を果敢に行わなければならない時。しかし民主党内部は「菅降ろし」だとか「民主党内派閥抗争」で明け暮れ、潜伏しているサヨク一派はドサクサまぎれに売国法案を通しているありさま。
そしてその極めつけが、今回の「責任回避書類の提出」というわけです。

「責任を取る」とは、使命感があって始めて出てくる言葉です。責任回避に頭が働くのは、少なくともその仕事に使命感が無いからだと思います。
最近、オムロンという日本企業からメールが来ました。そこには「オムロングループは、社会の公器として全力を挙げて支援してまいります。」という文言が記述されていました。
私企業が発信する文章の中で「株式会社は社会の公器」という言葉が消えてからどのくらい経つでしょうか。
利潤の追求とか、株主配当など、金儲けにまい進する企業の在り方ばかりが正当性を持ってきた時代ですが・・私の学生時代、「株式会社は社会の公器である」と、ある教授に確かに教えられていたことを、このメールで思い起こしました。それが中小企業であろうと零細企業であろうと、企業であれば社会の公器なのです。確かに・・・
この意識がなければ、「仕事に使命感が持てないだろう!」というのがその教授の教えでした。

民主党の政治家の方々に、この使命感はあるのでしょうか?
もしあるとするならば、党内に巣くっているサヨクの連中を排除する勇気を持ってほしいものです。
未曾有の大震災は、誰が責任回避だけに頭が動いているか、明白にしてくれていると見えるのですけど・・・

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