2019年2月12日火曜日

竹中平蔵批判は正しい

東洋大学文学部哲学科4年の学生が、同大学の教授である「竹中平蔵氏」の授業を批判したことで、大学側から調査を受けました。
その学生は、一人で行内に立て看板を張りビラを配ったそうです。10枚配ったところで大学側から排除されたとか。

そのビラには、「改正派遣法によって『大多数の働く人が不幸になった』」とか「竹中氏がパソナグループの取締役会長を務めていることから『労働派遣法の改悪は、自らが会長を務める会社の利益誘導に通じていた』」と指摘しております。

この批判は、以前から経済評論家の三橋貴明氏なども指摘されていたことですが、この学生は、自分の大学の教授である竹中平蔵氏を直接批判し、授業ボイコットを同大学の学生に訴えたわけです。

竹中平蔵氏(67歳)は、一橋大の経済を卒業した後大蔵省に入省し、その後ハーバード大学の准教授を務め経済研究客員フェローとなります。

その後小泉政権で経済財政政策担当大臣になり、金融の内閣府特命担当大臣を兼任する民間からの政権入りを果たし、その後第20回参議院議員通常選挙に自民党比例代表で立候補し70万票を獲得しトップ当選して政治家となります。

そして郵政民営化担当大臣として郵政省を無くし「ゆうちょ銀行」などという民間機関にして郵便貯金を世界の金融市場に引き渡していきます。
日本経済の「聖域なき構造改革」としてNHKの完全民営化を目指したりもしましたが、小泉純一郎首相が民営化に否定的な見解を示した為、頓挫してしまいます。

小泉政権が終了すると、任期半ばで政界を引きパソナグループの特別顧問を経て取締役会長に就任します。
そして慶応大学総合政策学部の教授を始め同大学のグローバルセキュリティ研究所所長なども務めます。

2016年、慶應義塾大学を定年退職し、東洋大学国際地域学部教授及び同大学グローバル・イノベーション学研究センター長に就きます。
また、第2次安倍内閣で日本経済再生本部の「産業競争力会議」メンバーに内定し、現在は、民間議員という立場にあるそうです。

安倍首相が保守系のグローバリストであることから、竹中氏のグローバリズムと同調して事実上の移民法と言われる「入管法改正案」を作ったり、働き方改革と言いながら日本人的集団作業をやり難くする法案などを作ってきました。

竹中氏は韓国の李明博政権時代に韓国政府のアドバイザーとして顧問団に迎えられています。その後「朴槿恵政権」で韓国はアメリカのグローバリストに追従して、韓国経済をガタガタにし、その後の極左政権である文在寅大統領が韓国を破壊しつつあります。

そして我が国では同じようにグローバリストの財務省によって、緊縮財政を止めず、ゆえに日本経済もデフレから脱却出来ず危機に瀕しております。

世界各国でグローバリズムが批判され始め、ドイツやフランスで国民運動的な「反グローバル闘争」が激化していく中で、我が国の国民はおとなしくグローバル化の流れに甘んじているように見えましたが、東洋大学のこの学生は一人で「反グローバル」を掲げて戦ったみたいですね。

この学生の立てた看板は大学当局により即座に撤去され、その後、事情や経緯を明らかにするために2時間半にわたって学生と大学側の話し合いが行われたということです。
一部インターネット上では大学側が学生に「退学を勧告」したという情報が流れたそうですが、どうやら退学という情報は嘘だったようですね。

東洋大学のホームページには、「学生の学内での無許可の立看板設置並びにビラ配布に関する本学の対応について」と題する文章が掲載されています。
http://www.toyo.ac.jp/ja-JP/news/top/201901231500/

面白いのは、この学生の行動と大学側の反応について、昔のサヨク系と思われる人達等から学生を支持するネットの反応が出ているという事です。
法政大学法学部教授で政治学者の山口二郎氏は自身のTwitter上で「竹中平蔵を批判したくらいで学生を退学にするなど、大学の自殺行為である」と反応していますし、ジャーナリストの江川紹子氏も自身のTwitter上で「退学はなくなったみたい。でも、大学って、こんな言論が不自由な空間になってしまったのね。私自身は何の活動もしていなかったけど、ビラはたくさんあって、考えてみれば、そこで『スルーする』ことも学んだような気がする」と述べておられるそうです。

竹中平蔵氏を批判するネット上の記事はよく見かけますし、事実としても竹中氏がパソナグループに利益誘導しているように見えます。
東洋大学の学生が竹中氏を批判しているのは、このようなネットの記事などからの情報によるものだと思います。
なぜなら、マスコミは何も報道しておりませんから。

これからの学生運動は、個人で、ネットが中心となって行われることになりそうですね。

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