2014年1月12日日曜日

強い日本を取り戻すことが平和を維持する道

アメリカ・ワシントンにあるカーネギー平和財団のサイトに、インドの防衛研究者であるラジャ・モハン氏が、この1月1日に次のような寄稿をしていたそうです。

「新年を迎え、アジアには今までとは異なる日本がある。
日本は長年、平和主義の名のもとに戦略的には重要な役割を担わずに来た。しかし今や中共の台頭にしっかりと対応して、地域の地政学を揺るがすほどになっている。」
つまり、安倍政権の「積極的平和主義と地球俯瞰外交」を肯定しております。その上で・・・

「アジアと言っても、インドとASEANは中韓とは異なる。」と述べて安倍政権の安全保障政策を評価し、「日本はハードパワー(軍事と経済)だけでなくソフトパワー(文化)をも発信し始めた。(最近始まった「ジャパンチャンネル」のこと。日本の文化を紹介する番組)」として、「(今後の強い)日本の役割に期待する。」というものです。

日中の戦いは、いよいよアメリカを、そして世界を二分し始めました。
1月9日には、パリに於いて岸田外相と小野寺防衛相がフランスのファビウス外相、ルドリアン国防相と2+2の会談を行い、軍事転用可能な民生品輸出について実務者が協議する委員会の新設を盛り込んだ共同文書を発表、フランスによる中共への軍事転用品の輸出を抑止することを盛り込みました。
また、防衛装備品の共同開発に向けた委員会も設置し、実際に開発する装備品の選定を急ぐそうです。

オランド大統領は昨年8月に、「経済大国でフランスの主要パートナーである日本は、それにふさわしい十分な関心をここ数年受けてこなかった」と述べて、アジア政策の見直しを示唆しました。
これは、フランスもやはり「強い日本」を望んでいたという事になるでしょう。

安倍首相の「地球を俯瞰した外交」は続きます。1月10日にはオマーンのカブース国王と会談し、「積極的平和主義」のもと中東の平和と安定を重視し、海賊対策など海上安全保障分野での協力強化を約束しています。同時に石油や天然ガスの安定供給を要請し、共同声明を発表しました。
さらにその後、コートジボワールを訪問し、同国のワタラ大統領と会談、投資促進策やサヘル地域(サハラ砂漠南縁部)のテロ対策、経済支援などについて共同声明を発表しました。

このように積極的に日本の立場を表明し、世界に「強い日本」を主張し続ける安倍政権に対し、中共は恐喝とねつ造で対応してきています。

蔡武文化相は安倍首相の靖国参拝を受けて「日中の文化交流」を停止したり、「安倍(首相)が誤った歴史観を堅持することを中共は歓迎しない。日本の側で深く考える必要がある」などと述べています。中共が歓迎しなくても、世界は歓迎していることは日本国民の誰もが知っていることなのに・・・

また、「歴史がたどった(軍国主義の)道に日本を引き戻そうとしている右翼分子」は「ごく少数」だなどとしていますが、そんなことを信じている国民は中共の中で、共産党に騙されている「ごく一部」だけではないでしょうか?

また、韓国の従軍慰安婦問題に便乗しようと言うのか、「吉林省の档案館(資料館)から、旧日本軍が残した資料の中に中国(このときはまだ中共は存在しません)の慰安婦に関する新たな記録が見つかった」などとして、「多い時で1人の慰安婦が10日間に267人の兵士の相手をした」とか「(その中に)朝鮮人慰安婦が36人いた」などと具体的な指摘をし始めました。
慰安婦問題が安倍政権に対して有効だと考えたのでしょう。しかし、ほとんどねつ造ではないかと思います。

同じ従軍慰安婦の韓国は、どうも稚拙な大統領のもとでは日韓交渉が進まないとの懸念があるのか、1月10日に釜山で日韓両政府の領事局長会議を開き、「相手国での犯罪や不法滞在の防止に向けて協力する」ことを確認すると同時に、ワーキングホリデー制度を活性化させていくことが話し合われたとか。

安倍首相の靖国神社参拝後に、始めて日韓の話し合いが行われたことは、韓国の本音がチラリと見えたように思えます。
2018年の冬季五輪の開催資金に困ってる韓国、日本との関係修復を望むのは韓国側であることをもっと真剣に考えた方が得策なのにね。

反日一色の中共では、熱気球に乗って尖閣上陸を試み、失敗して海上保安庁に救助され、人道的考慮から日本領海外で海警に引き渡された男(河北省の調理師)を、袋叩きにしているそうです。
「中共は尖閣諸島を釣魚島と呼び、中共の領土だと主張しているが、その周辺海域で中国人を発見、救助したのは日本の公船だった」ことが、どうにもならない怒りとなっているようです。
だから「『仇敵』の日本による救助を甘んじて受け入れた男への非難」が始まり、「死んでも日本に助けを求めないのが本当の英雄だ」とか「なんて恥さらしだ。いっそのこと直接、海に飛び込んで自殺すればよかったのに」などという書き込みが増えたのでしょう。
まあ中には「政治と人道は別物だ。日本はまさしく成熟した国だ」とか「これで釣魚島は日本が実効支配していることが分かった」という正直な書き込みもあったようですけど。

そしてその批判の矛先が中共政府にも向かっているそうですが、まったくおかしな疑似国家ですね。
おそらく、「強い日本(つまり道義を貫く国家・日本=クール・ジャパン)」がバージョンアップするほどに、このような疑似国家の「虚妄」はバレていくことになるのでしょう。
・・・道義とは→ http://www.youtube.com/watch?v=NmBmw1o0NGw

(アメリカの一部も嫌がるでしょうけど)

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