2014年1月10日金曜日

デヴィ・スカルノ夫人、田母神候補を応援

都知事選挙に舛添要一元厚生労働相が立候補されました。自民党も舛添氏を応援すると言っております。
確かに舛添氏は福祉などの厚生労働行政に大きな貢献をされておりますが、はたして東京都知事として、国家の中心都市を運営できるのでしょうか?

一方の陣営、「田母神候補」の東京都の強化には賛同することが多いのです。ともかく首都高速の再生を早くしてもらわないと事故が起きてからでは遅いのですからね。

さて、この田母神候補を支援する「石原慎太郎、井尻千男、小田村四郎、加瀬英明、クライン孝子、小林正、小堀桂一郎、すぎやまこういち、石平、中西輝政、中山成彬、西尾幹二、西部邁、西村眞悟、平沼赳夫、松田学、三橋貴明、三宅博、宮崎正弘、宮脇淳子、元谷外志雄、渡部昇一」という保守系の陣営に加えて、デヴィ・スカルノ夫人が支援に加わりました。

デヴィ・スカルノ夫人は東京都生まれで大工の娘。日本名は根本七保子さん。昭和15年の生まれで現在73歳です。
家は貧しく、家計を維持するため赤坂の有名高級クラブ「コパカバーナ」で働き始めたことが、国士・児玉誉士夫氏の目にとまり、19歳の時に日本の経済支援を必要としていたインドネシアへ・・・開発援助として始まった「東日貿易」の秘書という肩書で、スカルノ大統領のもとに入りました。(児玉誉士夫・・・児玉機関として戦争中の資源確保を担っていた人物。それゆえに東南アジア方面に戦後も国士として関係していたのでしょう。)

スカルノ大統領は、東西冷戦構造の合間で日本を重要視し、聡明な彼女と1962年に結婚、七保子さんは第3夫人となり、「デヴィ夫人」となります。
その後スカルノ大統領の失脚、娘の出産、フランスへの亡命など、数奇な運命をたどり、1991年にニューヨークへ移住、その後日本に帰国して芸能活動などで生計を立てています。

さて、現在はインドネシアとの関係は無いとされるデヴィ・スカルノ夫人ですが、なぜ今回「田母神候補支援」となったのでしょうか?

デヴィ・スカルノ夫人は、スカルノ大統領の関係で北朝鮮と交流を持っています。北朝鮮で行われた式典に参加したり、朝鮮総連主催の式典にも出席をしています。
日本の拉致被害者家族に対しても、「拉致被害者を北朝鮮へ返還することを促す内容の手紙」を送ったとか、「偽札や覚醒剤を作っているからといって北朝鮮を非難するのはやめたほうがいい」などと、現在の日本では常識外れな言論を展開しております。

国士・児玉誉士夫氏、スカルノ大統領、北朝鮮、そして親日国家インドネシアとデヴィ・スカルノ夫人・・・
この線を繋ぐ共通項は何か、そしてデヴィ・スカルノ夫人が今回なぜ田母神候補を支援するのか、なにやら表面化出来ない深い意味を感じるのですが、いかがですか?

北朝鮮の金正恩体制は、張成沢前国防副委員長を粛清しました。一見残虐に見える粛清ですが、張成沢委員長が中共と絡んで、長男の復権を企んでいたことが本当であれば、北朝鮮は世界に対して「中共との決別」を残虐な手段によって宣言したことにならないでしょうか?
粛清直後に発表した声明は「中共を敵と見做せ!」というものでした。
しかしどんな権力を持ってしても、地政学を変えることは出来ません。北朝鮮が中共と長い国境線を持っていることを変えることは出来ないのです。(端っこにちょこっとロシアとの国境があります。重要です。)

北朝鮮を封印しておくことは、中共にとっての利益であると同時に、アメリカにとっても利益なのではないでしょうか?
児玉誉士夫氏を失脚させたのはロッキード事件であり、それはアメリカの国益に準じたものとも解釈が可能です。暴力団、右翼、そして保守と言った区分けは、現在の日本ではぼやけていて判りにくくなっています。マスコミはこの区分けをすべて「暴力団」として認識させるように報道します。

北朝鮮の拉致被害者がいまだに帰れないのは、北朝鮮の責任なのか、中共の圧力なのか、あるいはアメリカの圧力なのか、もしかして本当は日本国内の問題なのではないか・・・
自衛隊特殊部隊は奪還の訓練を行っていて、北朝鮮に居る拉致被害者の現在の所在地確認も極秘裏にあるグループが進めているという事です。しかしそれだけでは奪還が出来ないとしたら、その背後にある「何か」を追及するしかありません。

もしかしたら、デヴィ・スカルノ夫人は大東亜戦争直後からの隠された歴史を知っているのかも知れませんね。
アメリカと日本はサンフランシスコ条約によって和解し、同盟国となって現在に至る過程で、ネグレクト(排除)してきた事実もいっぱいあるのではないでしょうか?
七保子さんがインドネシアに渡ったのは1959年、サンフランシスコ条約が締結された8年後です。まだ大東亜戦争がくすぶり続けているインドネシアで、彼女は何を知ったのでしょうか?

それゆえに、今回この「田母神候補支援」が意味するものは深いのかも知れませんよ。

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