2013年1月15日火曜日

いよいよ本格化する尖閣攻防


全国人民代表者会議を控えた中共。予算獲得のためなのか、内部勢力争いの影響なのか・・・
習近平総書記は、人民解放軍の全軍に対して「戦争の準備をせよ」との指示を出したそうです。もちろん戦争の相手は日本。
このところ連日のように日本との戦争を想定した特集番組がテレビで放送され、尖閣諸島周辺での自衛隊との軍事衝突の準備と、国内の雰囲気作り(民意です)に着手し始めたようです。

「釣魚島(尖閣の中国名)の領空」で「パトロール」を実施したと述べ、日本の防空識別圏への戦闘機侵入についても、外務省の洪磊報道官が「通常の飛行」と発言していますが、中共国内では対日戦争への雰囲気作りとなっているようです。
おそらく、そろそろ自衛隊機に「警告射撃」をするつもりではないでしょうか?中共の領土に入るなということで・・・

このような方法で幾多の領土拡張をやってきた中共です。ベトナムでも同じ手段を使おうとしましたが、ベトナム軍が先手を打って、軍事行動に出たため、人民解放軍は手を引いたのです。
もっとも現実は中共とベトナムは上層部でつながっているとか。同じ共産主義国ですからね。

この日本の防空識別圏侵入には、安倍政権を試す狙いもあるでしょう。安倍政権が警告射撃をしないと見れば、先手を打って警告射撃をしてきてもおかしくありません。
自衛隊法の改正前に、乗っ取ってしまう考えなのではないでしょうか?

中共側の行動は、自衛隊機だけでなく米軍機にも及びます。米軍のP3C哨戒機と空軍のC130輸送機に緊急発進(スクランブル)し執拗(しつよう)に追尾していたとか。
これによって、日本が何も軍事行動を起こさなければ、米軍はなにも出来ないことを確認したのではないでしょうか。

中共側が使っている戦闘機はJ7とJ10というもの。軍事評論家の鍛冶俊樹氏によりますと・・・
このJ7という飛行機は、旧ソ連のミグ21のパクリで作成されたもの。自衛隊のF15から見れば性能は悪いそうです。
また、J10という戦闘機はイスラエルのラビという戦闘機をパクったものとか。で、このイスラエルのラビは、3機作って欠陥があるために製造中止に追い込まれたというしろもの・・・

このような撃ち落とされても大した損害にならない飛行機で試しているようです。まだ領空への接近飛行を繰り返しているだけのようですが、領空を侵犯された場合は、早めに威嚇射撃をするべきではないでしょうか?
まあ、そこのところは防衛省・小野寺防衛大臣の判断になりますけど・・・

いよいよ領空を侵犯するとなった時は、J11、J15,J20などの最新鋭機が登場するのでしょうか?
これについて、鍛冶氏は・・・
「これらの新鋭機はいずれも主要な部品がロシア製であり、ロシア製ということは例えば100機のエンジンを購入したとすれば、まともに動くのは最初の3個だけで残りの97個は欠陥エンジンだ」ということです。
そして「中共がロシアに苦情をいうと、ロシアは改修に応じ、その改修費を10倍ぐらいぼったくる。それでもまともに飛べるようになるのは3~5程度、そのうち別の箇所が故障するから、100機あっても常時飛べるのは5,6機がやっと」と述べています。
さらに、「J20などの公開されている映像は、最初に飛べた3機の飛行を撮影したもので、残りは飛ぶことが出来ない」と推測しております。

空だけでなく、中共は東シナ海の尖閣周辺に新たな「漁業監視船」を就航させました。「漁政206」という5872トンの大きな監視船です。
これまで尖閣周辺を守ってきた海上保安庁の艦船に対抗すべく大型船を就航させたことで、東シナ海・尖閣諸島の攻防は、さらに激化することは必至です。

この一連の活動から、中共内部での権力闘争も激化していることが読み取れるようです。そしてこの権力闘争が、国家国民を意識していない、主導権争いに過ぎないことは当の中共国民は御存じのようですね。
共産党が箍を締めようとしても、インターネットでは反政府の流れが出来つつあるようです。
そんな国民を、敵国・日本を見せることでまとめようと言うのが習近平政権のようです。国内が行き詰っているからでしょうね。
人民解放軍は尖閣防衛という名目での予算獲得に邁進するでしょう。そのための実績作りとしての日本領空・領海の侵犯と、威嚇行為なのかも知れませんね。

何とか日本を領土紛争の認識に巻き込み、国際社会の場で政治的に乗っ取ろうとしているようにも見えますね。
早めに日本側から「威嚇射撃」を行えば、その本質が見えてくるでしょう。もっともそれを口実にして、国際社会で騒ぎ出す算段かも知れませんけど。

なにより、すこしでも早く自衛隊が戦えるように、法改正する必要があるのですが・・・・

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