2013年1月10日木曜日

米中戦争、アメリカの新兵器


経済破綻国家アメリカ。必死の建て直しが行われておりますが、周辺国は大変です。TPPを押し付けたりFTA交渉で相手国の主権を奪ったり、ともかく手段を選びません。困ったことですが・・・

そのアメリカが自負する「世界の警察官」。正義の大国が存続するためには、その反対の「悪の大国」が必要なことはハリウッド映画を見てもよく判りますね。

ソビエト亡き後の、その「悪の大国」にされたのが中共です。もっとも中華思想そのものが「悪」であることは、聖徳太子の時代から変わっていませんが・・・
その中華思想が、共産主義と結びついたのですから、「究極の悪」になるわけで、また最近の中共の振る舞いを見ても、世界の常識とはかけ離れております。
世界中が見ていますし、その評価も「悪の大国」になるのに十分なようです。アフリカ諸国もそれが判ってきたようです。

正義の味方・アメリカが経済的に苦しんでいる時、悪の中共はその経済力にものを言わせて、ひたすら「軍事拡張」に励みます。
悪の大国の目的は、正義の大国を打ち負かし、世界を中華に隷属させることなのです。

「イスラム原理主義」という悪徳連合との戦いで、傷つき疲れ果て、倒れた正義の大国・アメリカ。しかし世界中からの呼び声についに立ち上がります・・・
こういうシナリオがあるのかどうかは判りませんが、アメリカがやっと対中戦争の新兵器構想を発表しました。

その新兵器が、対潜無人艦「ACTUV」。よくまあこのようなSFドラマ的なアイディアが出てきますね。
正式名称は「Anti-Submarine Warfare Continuous Trail Unmanned Vehicle」と言うもので、対潜水艦マーキング兵器とでも言うのでしょうか?
アメリカのお得意な「無人兵器(ロボット兵器)」で、アメリカはそれを本気で実現させてしまうから面白いのです。

最近中共の偵察を行っていた無人偵察機「グローバルホーク」が、墜落して中共の手に渡ってしまったという事件がありましたが、おそらく肝心のプログラム部分は敵の手に渡る前に消去されているでしょう。
無人兵器は、兵器本体を盗んでも中核の秘密は漏れないようです。

そしてまた登場した「ACTUV」。攻撃はしないそうですが、潜行する「悪の原潜」を察知し、その場所を海上でマーキングすると言うことです。
つまり「悪の中共の原潜」が太平洋のどこに行っても、その海上で「ここに居ます」とマーキングし、その時々刻々と変わる場所を追尾しながら、周辺の味方艦船に信号を送る「正義の使者」というものです。
「悪」というものは、隠れているから悪事が出来るのです。白日にさらされると弱いものなのです。正義の大国は、そこを利用したわけですね。
そしてなによりも「安く出来る」ようです。ともかく以下の映像を見てください。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=qMGNq_1ec3c

特徴は、無線操縦ではなく自立型の操縦となっていて、無人航空機の30時間ほどの飛行に対して、こちらは60~90日の自律航行(ロボット航行)が可能ということです。
底部についたソナーポッドで標的の潜水艦の音波画像を作成し、目標を高速で追跡するシステム。
標的を捕捉すると衛星を通じて近くの海軍船に知らせる。ここで潜水艦が敵と見なされれば、ACTUVは母艦や航空機と密に連携して、この船を追跡。敵でなければ、味方の命令に従って改めて索敵任務に戻るというすぐれもの。

まだ研究開発はペンタゴンによって始まったばかりですが、明らかに太平洋に進出しようとしている中共の原潜を意識したものであることは間違いないでしょう。
核ミサイルをアメリカに直撃する原潜システムを作り、アメリカと対等の立場を作ろうとする中共。その対抗手段としてアメリカがどうするか、そこが不明でしたが、これではっきりと対策が見えてきました。

原子力潜水艦は、潜航したまま太平洋を航行、長時間の作戦行動をすることが使命の艦船です。何処に居るか判らないからこそ、作戦行動が取れるのですね。
ところが、この「ACTUV」が目的の設計性能を確立したら、軍事のための原子力潜水艦の存在価値がほとんど無価値になってしまいます。

原潜キラーのこの新兵器・・・さて、海南島に本拠地を持つ中共海軍の原潜。
その原潜に核ミサイルを搭載して太平洋からアメリカ本土に打ち込めるようにしてアメリカとの軍事バランスを取ろうという戦略の中共は、この新兵器にどのような対策を講じるでしょうか?

オスプレイにしても、この「ACTUV」にしても、アメリカの創造的軍事開発は経済破綻にあっても健在なようですね。

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