2013年1月13日日曜日

メタンハイドレート、日本海側の調査予算確保!


「女性宮家」創設を白紙に戻したり、首相官邸のFacebookを開設したり、めまぐるしく忙しい安倍内閣ですが、ついに来年度の予算編成で日本海側のメタンハイドレートを調査する予算を確保するとか。

日本海側のメタンハイドレートと言えば、独立総合研究所(代表・青山繁晴氏)が長いこと提唱していた「純国産エネルギー」ですね。
奥様の青山千春博士が、魚群探知機で発見して以来、ずっと「それをいかに日本のエネルギーとして使用するか」を考え、現地調査を、代表者が自費を支払ってまで行っていた研究所、「独立総研」。

しかし、スポンサーがあまりない民間の研究機関では、遅々として調査は進みませんでした。
安倍内閣になって、やっと国家が調査に乗り出してくれることになったのです。
太平洋側のメタンハイドレートは、地中深くに存在し、取り出すことが厄介ですが、日本海側のメタンハイドレートは、海底の上層に降り積もった状態だということです。

それが少しづつ浮かび上がり、海底から600メーター以上もの泡状の柱が立って、それを魚群探知機が映像にしてスクリーンに表示するのだそうです。
このことは、昔からカニ漁を行う漁師さんには知られていました。それが何かは判らなくても、そこにはカニがいっぱい居ることは確かだったからです。

このメタンは、石油のように海底から噴き出してくるものではなく、周辺の陸地で育った植物や動物の死骸などが、何万年の時間をかけて水とともに流れ込み、微生物によって分解され、その結果出来たメタンガスです。
海底付近の、氷点下の冷たい海流で凍りつき、それが水和物としてのメタンガスの氷を作ってきたものだとか。
つまり、条件が一緒ならば、地球上のどこにでもあるような自然エネルギーです。

ですから陸地の傍に沈殿しているはずですが、さてそれをどうやって地表に持ってくるか、そしていかにエネルギーとして有効利用するか、これらの難題はまだ未解決のようです。
今回の調査は、まず広域にどのように散在しているかを調べることと、エネルギーの質とカロリーを把握することなのでしょう。
日本海側の日本の領海内に、どのように分布しているのかを調べるのは、採集して燃焼させる設備を設計するために絶対必要な情報の収集です。

おそらく、海底からパイプラインで採取されたガスは、その場ですぐに燃焼して電気エネルギーに置換し、それから我が国民のもとに送られることになるでしょう。
しかし、一か所でなく広範囲に散在するガスを、いかにして一か所で処理できるようにするか・・・
採集コストと発電設備コスト、さらに送電コスト。採算がどうなるかが実用化の大きなポイントですね。

採集技術のテクニカルな問題は、日本の叡智を集めればなんとかなるでしょう。しかしここには全く別の、日本の不得手な問題があるのです。
韓国、中共、そして北朝鮮の存在です。それでなくても「我が国の領土、尖閣諸島」を中共の海域と言い出したり、マッカーサーラインをいいことに竹島に不法占拠を続ける韓国。そして日本から国民をさらって返そうとしない北朝鮮。この「悪のトリニティ」が待ち構えているのが日本海なのです。

最初は共同開発とか何とか言いだし、最後は騙すか喝上げるのが得意な国家群。口べたな日本は、軍備を拡張しそれに備えるしか方法を持たない信義の国家。
しかも、先の大戦で武装解除されたままの状態ですし、日教組やマスコミに騙されて再軍備を怠ってきた日本ですから、この状態ではせっかくのエネルギーも利用方法が確立した時点で略奪される可能性が高いのです。

それを回避するためには、陸海空の3軍の復活と憲法改正が必要不可欠なのです。
まさに安倍・自民党が目指す「経済再建」「憲法改正」「国防軍の設置」が必要不可欠なエネルギーの開発であり、脱原発の可能性も出てくる政策であることには間違いがないでしょう。(脱原発のグループも賛成するでしょうね)

また、このメタンハイドレートの採集と有効活用の技術は、世界からも必要とされる技術であることはまちがいがありません。
メタンハイドレートは、湖の底にも沈殿しているでしょうし、日本海と似たような条件の海には堆積している可能性は高いはずです。

世界的にエネルギーが問題になってくる時代です。
アメリカはシェールオイルでほぼ解決しています。日本はまだ危機的状態です。
日本海側のメタンハイドレートの調査、安倍・自民党だからこそ、今やるべきなのでしょうね。

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