2012年12月17日月曜日

数の横暴か、弱者の脅迫か・・・



国民を騙して政権に就き、国民を愚弄し続けてきた民主党に対し、国民の怒りが爆発したような選挙でした。
民主党惨敗、サヨクの末路・・・靖国の英霊たちの応援もあったように感じる選挙戦でした。
前回民主党に投票した人達が、罪の意識で「棄権」したために、投票率は伸びなかったようですが。

それでも民主党は57議席を確保し、第二党の座に居座ります。期待された第三極の「日本維新の会」は54議席で残念ながら第三党。これだけコケにされても、まだ民主党に投票した国民が居るわけです。きっと自虐性の強い人々かも知れませんね。
しかし社民党の方は2議席で、ほぼ無くなったような感じを受けます。

第一次安倍内閣で、安倍氏を悩ませてきた「戦後保守の権化のような自民党の長老たち」は、この3年で多くの方々が引退されました。
民主党内で、サヨク指向でのさばっていた多くの幹部議員が落選しました。比例で復活した方々も幾人かは居られますが、少なくとも日教組のドンの山梨1区で反日教組の人が当選、そしてあの小宮山洋子氏は居なくなりました。

私の設定した自民党勝利ラインの議席数、300議席には6議席足りない294議席でした。憲法改正に必要な322議席には28議席足りませんでした。
それでも、安定過半数を超える議席を獲得したのですから、負けとは言えませんね。
もっとも、この議席数は、自民党にとっては敵失で取った議席とも言えます。第一次安倍内閣への信任の意味もあるかも知れませんが、少し時間が経ち過ぎていますからね。
それにしても、リアリストの安倍晋三首相です。これからの政権運営には慎重なはずです。

公明党が31議席取っていますから、自公あわせれば325議席で3分の2を越えます。参議院で否決されても、衆議院に差し戻し成立させることが出来る議席数です。(まだ連立解消は出来ませんね)
憲法改正も可能ですが、9条を守るというスタンスの公明党はどうするでしょうか?少なくとも、改正条項の変更には応じるかも知れませんね。・・・無理かな?

その場合は54議席を取った「維新の会」に賛成してもらえば出来るかもしれません。維新の会は憲法改正(廃棄)には賛成のはずですから。あとは国民投票となりますけど。

さて、これだけの議席数をもって、経済対策、公共投資、自衛隊の国防軍への編成替えなどを矢継ぎ早に行っていけば、7月の参議院選挙も圧勝することは可能です。参議院で否決しても衆議院で可決成立可能ですからね。

経済対策は「日銀と財務省」が相手の交渉ですが、この国民の意思を突きつければなびくのではないでしょうか? 2%の成長を達成しないと、消費税も上げられないという公約もありますしね。
財務相には麻生太郎氏を考慮中とか。

政権がスタートしたら、先ずは原子力発電の復活です。原発反対のグループは惨敗しました。これは国民の意思です。「危険があっても必要なものは動かせ!」として、脱原発とか卒原発を捨てた民意です。
ですから早急に復活することが肝要です。

そして国債は公約どおり市場に売り出します。銀行は喜んで買うでしょう。なにしろ銀行資産が増えますからね。今まで持っていた国債の多くを日銀が買っていきましたから。

その次は土木業への資金配分。天井の落ちたトンネルを例にして、「これ以上危険な道路を放置するのか! 国民が何人死のうと、財政再建の方が大切なのか?」と言えば反対はできないはずです。

国防軍法案は、公明党は反対するでしょうから、維新の会と話をつけて押し通しましょう。維新の会は防衛力強化に反対しないでしょうから。
これに文句を言うのは、中共のスパイと見ていいのではないでしょうか?

公共投資としての国防費増大が安倍総裁の公約の一つです。これで日本の防衛産業を立て直しましょう。
防衛産業は裾野の広い産業で、しかも高度技術を必要とする産業ですから、日本の技術向上と景気対策の両面に効いてくるでしょう。
同時に「兵器の輸出を可能にする法案」を成立させる必要がありますが、真っ向からアメリカとぶつかりますから、実施するには安保条約に基づくルール作りなどの、何らかの対策を考えないと・・・安倍首相のブレーンの出番ですね。

ここまでを何としても7月までにさっさとやり抜き、参議院選挙でも安倍・自民党を大勝させたいものですが、ここで出てくるのが「数の横暴」と言う言葉。
少数野党の「弱者の脅迫」が始まるはずです。これにはマスコミの援護射撃が付いていますから、テレビばかり見ている素直な国民は「自民党に白紙委任状を与えたわけではない」などと勝手なことを言わされて、安倍内閣の足を引っ張り始めるはずです。

日本国民は、もう少しマスコミに対して「素直でなくなる」必要があるようですね。
そうしないと、また安倍政権を短命に終わらせてしまいますよ・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿