2012年12月11日火曜日

民主党が実現した政策・・・?


郵便受けに「民主党だからできたこと・実現した政策」というチラシが入っていました。
2009年の政権交代以降実現させてきた政策、取り組みを列挙した選挙用のチラシらしいのですが・・・

内容は「子育て」「医療・介護」「年金」「働く環境」「税制」「障碍者の自立」という6項目。最も重要な「防衛」と「景気対策」の2つは影も形も見えません。
即ち言っていることは、日本を良くする政策は何一つせず、選挙目当てのばら撒きだけを3年以上もやってきたと言うことを、自ら暴露するチラシになっています。

子育て支援でお金を配ったり、医療とか介護、働く環境を良くしても、経済不況を放置し、悪化させ、仕事を無くしていったわけですから、家計は行き詰まり失業者は増加します。
先ずやるべきことをやらないで、その後やることを優先的にやったというのが、このチラシの読み方になるのでしょうね。

このチラシを見て、「民主党は良くやっている」と思う国民が居るとすれば、その方は国民国家とか国家財政をどう考えているのでしょう?
「働く環境」を整備する前に、「働ける環境」即ち景気回復を行わなければ何もなりません。
しかし、それは3年間ずっと放置されてきました。
このチラシを見ていて、腹が立ってくるのは私だけでしょうか?

法人税の特別税額控除で雇用促進税制を作ったとしていますが、これも同じこと。景気対策が放置されたままでは何の意味もありません。

そして、このチラシが「景気対策」にも「防衛」にも触れていないことにも怒りを感じます。尖閣を始め北方領土、竹島問題など、民主党になってから国土侵略が激しさを増したことは、誰の眼からも明らかなことです。
日米安全保障に亀裂が生じたことがその原因ですが、そのことには一言も触れていません。
このチラシを見る限り、民主党は福祉団体であって政治団体でないことがよく判ります。

私の友人で、これまで民主党に投票していた2名が、都合で不在者投票に行ってきたと話してくれました。
「やはり民主党に入れたのか?」と聞きますと、「今回はどうしても民主党には入れられなかった」という返事です。
どこに入れたかと問いただすと、一人は「共産党」、もう一人は「日本維新の会」と答えてくれました。嘘ではなさそうです。
安倍・自民党ではないことに、少しがっかりしましたが、それでも「民主党には入れられなかった」という気持ちは理解できます。

産経がまとめた衆院選終盤情勢では、有権者が民主党政権に明瞭に「ノー」を突きつけている現状をグラフで表しています。
野田首相は「最大の争点は、改革の路線を前に進めるのか昔の政治に戻るのか」などと迫っていますが、やはり「やらないと言っていた消費税増税をやった」ことが響いているという分析です。
増税の問題よりも「嘘をついた」ということの方が重大なのかも知れませんね。

この情勢を野田首相は、「時計の針を政権交代前の3年前に戻すどころか、戦前にまで戻してしまうような危うさを感じる」と述べています。

この「危うさ」とは、サヨクにとっての危うさで、国民の多くは昔から「保守指向」が強かったのです。
ですから選挙で保守系に投票するのですが、サヨク系の政党とマスコミがよってたかって左にずらしてしまうのを、国民はずっと苦々しく思っていたのでしょう。

「戦前にまで戻る」のは、これまで日本を支配していた「東京裁判史観」が、民主党の悪政と中共の侵略意図によって崩壊し始めたからでしょう。
安倍・自民党が目指す「戦後レジームからの脱却」は、ある意味において戦前の日本を取り戻すことですから、野田首相の感じていることは正しいようです。

私の周りには、安倍元首相が「政権を投げ出した首相」として、自民党には投票できないと言う方々がかなり居ります。
産経の言う「自民党単独で280議席以上を確保する勢い」というのは本当なのでしょうか?

あと1週間で答えははっきりしますけど・・・

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