2012年11月30日金曜日

中共はワリヤーグからジェット機の離着陸に成功


ともかく世界中を震撼させる映像が届きました。YouTubeで公開された映像は、間違いなく成功しています。
映像は以下のURLをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=oVMeKZso1jQ

ウクライナから空母のポンコツだけを購入しても、そこに搭載する艦載機は開発に時間がかかると思われていましたが、予想よりもはるかに早く中共の海軍は艦載機を持ってしまいました。
ワリヤーグが改装されて、東シナ海から太平洋を航海する姿が発表されても、着艦に必要なフック用ワイヤー(アレスティングワイヤー)の技術は難しく、ロシアが売ることを中止したこと、そして中共が持っている戦闘機はいずれも重量が大きく、艦載機にはならないことなど、多くの関門があることが語られておりました。

しかし、これらの関門がきわめて短時間に解決してしまったことになります。
ですから民主主義国家は驚きとともに危機感を募らせております。もっとも、この映像公開の目的も、その恫喝の目的があるのでしょうけど。

さて、軍事評論家の「鍛冶俊樹氏」によりますと、ロシア国際ラジオ放送局ヴォイス・オブ・ロシア(電子版)に「中露の軍事協力関係、継続して拡大へ」との記事が掲載されていたとのこと。
2006~2007年に両国の軍事技術提携関係は冷え込んでおりました。ロシアの国力の低下と、中共の躍進。そしてシベリアへの中共の侵略などが、ロシアを怒らせていたからです。
さらに中共は、ロシアの戦闘機「旧式スホイ」のコピーを断りもなく量産し、他国へ売りまくっていたことでもロシアは怒っていました。

しかし、このロシアの報道によりますと「Su-35多用途戦闘機やS-400長距離地対空ミサイルシステムの中共への提供」と「ウリヤノフスクの工場で製造されたIl-76の提供」などが決められていたということです。

今回、この映像に映っている戦闘機は「殲-15」となっています。これは1998年代の「Su-33」をリヴァースエンジニアリングして作成したものということです。
また、映像の中に着艦時のアレスティングワイヤーが巻き取られるシーンがありますが、やはりロシアかあるいはウクライナ経由で入手したものでしょう。
破たん・ロシアは、これから恥も外聞もなく軍事技術を中共に売ってしまうのではないでしょうか?

映像を見ますと機体が黄色に塗ってあります。なにかをカモフラージュをするためでしょうか、急いで塗装したようにも見受けられます。
また、装備を取り去っていることから、できるだけ重量を軽くしてテストしていることも伝わってきます。

また、米軍が装備している「蒸気式射出機」は無いようで、戦闘機は車輪をロックしてエンジンをフカし、自機のエンジン出力だけで離陸しております。こうすると、燃料が失われ、航続距離が短くなってしまいます。
このことから、まだ「ゲームチェンジャーにはならない」とする評論家も居るようですが、軍拡と軍事技術のスピードが速くなっていることを考えると、そうノンビリとは構えていられないことは確かでしょう。

中共の軍拡が、侵略目的であることは間違いないでしょう。ただ、戦争という手段に訴えるには、まだまだ軍事的に劣性であることが、軍拡に拍車をかけているはずです。
台湾と尖閣諸島を取らなければ太平洋へ出ていくことが出来ません。ですから必ず取りに来るでしょう。
そのための人民解放軍・海軍力強化なのです。
ただ、中共のターゲットはアメリカであり、日本はどうにでもなると思っているでしょうけどね。

カナダの軍事誌は、「中共が独自に開発したとされる戦闘機の空母発着を成功させたが、空母に関する技術でも日本は中共を大きく上回っている。」と報道しました。
空母など持っていない日本・自衛隊ですが、カナダから見ると技術の優秀な日本だから、大丈夫だろうという意見なのでしょう。

世界中が今、尖閣諸島をめぐる日中の対決を注目しています。そして「日本はまだ我慢しているのか?」という疑問の方が強いという噂も聞きます。
領海を侵犯され、国際法上「撃沈」してかまわない状態でありながら、政治的な妥協をしてしまう日本の政治家。世界は、どうしてそんな政治家がトップになれるのか不思議でたまらないようです。
その苛立ちがカナダの、この報道になったのかも知れませんね。

軍拡を続ける中共は世界の脅威です。そして、そうしてしまった責任の一端は日本にあるという見方です。
ちょうどヒットラーをモンスターにしてしまった英国・チェンバレン首相に対する批判のように・・・
華人の傍若無人な振る舞いは世界中で認められるところ。
すなわち、日本再軍備のための国際環境が整えられつつあるとも取れるわけですね。

それが出来る政治家を、今度の選挙で選びたいものですね。

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