2011年12月15日木曜日

情報収集衛星打ち上げ成功、軍事施設監視は北朝鮮だけか?


12月12日、JaxaのH2Aロケットで情報収集衛星が打ち上げられました。
この成功を待っていたのかどうか、民主党政府は拉致問題対策本部(本部長・野田佳彦首相)について、今月中に関係府省の政務三役を新たに加える方針を打ち出しました。
拉致問題解決に向け体制を強化するのだそうです。
まさか、いまさら「話し合い(交渉)で解決」などというのではないでしょうね。そんなことは、軍事力の背景がなければ絶対に出来ません。

本当にやる気があるのでしょうか? 
山岡賢次拉致問題担当相が参院でマルチ商法推進論者として問責決議が決まりましたし、一川防衛大臣も軽率な言動や行動で、不適格者として問責決議がきまっているようですが、政権は彼らを現在の職務のまま担当からも降ろそうとはしません。
どうやって救出するか理解されているのでしょうか?

拉致被害者救出には、拉致被害者の現在の居住場所を特定する必要があります。しかし、そこまでこの情報収集衛星が出来るとは思いません。
先ずは、北朝鮮の軍事施設を監視することから、衛星からの情報を解読する調査力が付けば、新たな調査衛星の開発も可能になるでしょう。
核施設などの監視には、アメリカなどの協力が得られるでしょうし、そこから、データ分析技術もバージョンアップすることが出来るでしょう。

衛星高度からの情報で、拉致被害者の生活していそうな場所(たとえ平壌でも)をだいたい特定し、次の作戦は衛星中継誘導の無人機による情報収集技術の確立が必要ではないでしょうか?
出来るだけ小型にして航続距離を長く、ステルス性能を高めて、飛行速度は遅くして、発見されない程度の低空を飛ばす・・・
などと、拉致被害者救出のための技術開発には多くの努力が必要です。

どんなに高度技術によって情報が判っても、最後は救助隊、即ち人間が敵地に潜入して被害者と接触、救出する方法しかありません。特殊部隊はすでに活動を開始しているでしょうか?
現地での工作活動、即ち内部協力者の構築も必要です。いきなり被害者と接触すれば、彼等は本物かどうか疑いますから危険です。先行して情報を渡すことがうまく出来るでしょうか?

すべては軍事行動ですから、北朝鮮が気が付けば日本に対して軍事攻撃を掛ける可能性も大きいものです。それくらいの覚悟はしておきましょう。

日本国民は、このような軍事活動を良しとしない傾向にあります。スパイ活動そのものですからね。しかし、このような活動抜きでは、拉致問題の解決はありえないと思います。
被害者が気の毒でかわいそうだから救出するのではありません。日本の主権を守るために救出するのです。そこを間違わないようにしましょう。だからお金は幾ら掛けてもいいのですよ。

うまく救出が出来たあと、情報収集衛星も含むこれらの技術は、そのまま中国大陸の情報収集技術として使用できます。
拉致被害者の救出がなされたなら、金正日の北朝鮮は崩壊へ向かうでしょう。 韓国航空機爆破事件が、金正日総書記の命令でなされたことなど、彼の犯罪が表面化しますから。(やったのは、よど号に乗ってやってきた日本人だ!・・・と叫ぶかも知れませんね。対策を考えておきましょう)

その後の北朝鮮地域の扱い方は、中共との交渉、即ち戦争です。衛星を東シナ海と南シナ海に移して、情報収集技術とデータ分析技術によって、日本の外交交渉も変わっていくことを期待するのですが・・・

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