2011年12月1日木曜日

クリントン国務長官、ミャンマーへ


クリントン米国務長官がミャンマー(かつてのビルマ)を訪問しました。
それに先立ち、日米両政府は対ミャンマー政策をめぐり、連携強化を進めるための協議を、来月行う段取りもついたようです。
日米共通の敵「中共」に対して、地政学上の要衝にあるミャンマー。そのミャンマーが、かつては関係の深かった中国から、一定の距離を置く姿勢を見せ始めております。
軍事強化を際限なく進める中共、そして漢人を移植し、身勝手な理屈をつけて領土侵略を行う中共の怖さが、ミャンマーにもやっと理解されたのでしょうか?

訪米するのは民主党・玄葉光一郎外相。日本がミャンマー支援を重視する理由は、同国が天然資源が豊富であることもさることながら、やはり「地政学的に重要な位置にある」ためだと、玄葉外相の弁です。

米中有事の場合に、マラッカ海峡でアメリカ軍と中共軍が戦闘状態に入った場合、中共は陸路でエネルギーを運搬しようとするでしょう。
その陸路にミャンマーがあります。ミャンマールートは1990年代から中共が構築してきた原油輸入ルート。そのためにミャンマーにはずいぶんと気を使ってきた中共です。
しかし、経済的に中共の優位性が出てくると、ミャンマーに対し高慢な振る舞いが目立ってきたのではないでしょうか?
華人の侵略意図を読み取ったミャンマー軍事政権のすばやい対応は、アウン・サン・スー・チー女史の解放と民主化の促進。これがアメリカへのメッセージになります。

そして11月30日、クリントン米国務長官はミャンマーの首都ネピドーに降り立ちます。
これから、民主化へ向けた具体的な行動プランを聞き、北朝鮮とミャンマーとの協力関係に対する懸念をいかに払拭するかをまとめ、ミャンマーの核兵器開発疑惑を晴らす必要があるわけです。

その後、日米協議の場では日本の経済援助をどのように行うかが話し合われるはずです。
日本は中共への経済支援を中止してミャンマー支援に回せばいいだけです。日本の問題は常に国内に居るサヨク分子。売国勢力(中共に媚びる政治家たち)をいかに扱うかだけ・・でしかないでしょう。

先日、ブータンの国王夫妻が訪日されました。表立っては発言できませんが、明らかに「中共の脅威から助けてくれ」という切実な訴えだったはず。
民主党議員の誰が晩餐会に出席しなかったか、それを見れば「中共に媚びる政治家たち」のプロフィールは判りますね。

ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、そしてカンボジアとベトナム、フィリピン・・・台湾。
こうして日本が繋がります。尖閣諸島防衛は、もはや日本だけの問題ではなく、これらの国々にとっても重要な意味を持ってきます。
東シナ海と南シナ海が、こうしてつながります。中共の「真珠の首飾り」に対する、「自由と繁栄の弧」を創出する政治的努力。
その第一歩がクリントン国務長官のミャンマー訪問ではないでしょうか。

民主党・野田政権が増税路線に踏み切ったのは、財務省の言いなりとの論評がありますが、もしかしたらアメリカの圧力なのかも知れません。もちろん、それは戦費調達という目的のための・・・・

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