2011年1月15日土曜日

竹島周辺の危機。再び海上保安庁が・・

李承晩氏が、勝手に日本海に線を引いたのが1952年。戦後処理のドサクサでしたが、その後韓国は何かと日本に対して因縁をつけ、この線によって韓国領となる竹島を世界に認めさせようとやっきでした。
この島を北朝鮮が韓国工作に使っていたようです。すなわち熱狂しやすい韓国人を炊きつけて、竹島へ上陸、そして住み着き「実効支配」を内外へ訴えたりもしています。
同時に、北朝鮮は日本のサヨク政党なども利用し、竹島問題で各政権に揺さぶりをかけたりしています。
しかし国際法上、竹島は現在も、そして未来も日本の領土であることは間違いありません。

韓国が李明博大統領になってからも、竹島の領有権主張は続きました。しかしここで注意すべき発言があったのです。
李明博大統領が「戦争に訴えてでも竹島を守る!」という発言をしたことです。そして軍艦を竹島周辺に回したりしたのです。
デモとしても、きわめて危険な挑発で、もし日本が普通の国家であれば戦争になっていたかも知れません。そして負ければ間違いなく竹島は韓国に取られます。
しかしこの時、日本は何も反応はしませんでした。ただ国民は「竹島はもう取られたも同じだ! 次は対馬が危ない」との声を上げます。
実際、対馬への旅行客は韓国からが最も多く、旅館でも韓国人で潤っているという現実があります。
韓国がどんな工作をしても国際的地図を変更するのは無理でしょう。戦争に訴えれば別ですが、こういう戦争を侵略戦争と申しまして、一応侵略は悪いことになっています。

韓国は、自国が設定している海洋上の国境線を、日本と北朝鮮が認めていないことを知っています。ひとつは竹島と対馬、そしてもうひとつは延坪島とその周辺です。
そして昨年12月、これら10ヶ所の領土にある港を「国家管理」にすると発表しました。
北朝鮮の武力攻撃を受ける地域と、日本との領有権主張が重なる地域、そして中共漁船の違法操業が頻発する海域を抱える地域の3つのグループに分けて国家管理するということです。

ところが、2010年版の国防白書の表紙から、竹島の写真が消されているとのこと。これはどういう意味を持つのでしょうか?
領土がまだ決着していないので、それまでは消しておく、いわゆる「だるまの目」と同じ趣向なのかも知れませんね。

そして今、竹島(韓国名・独島)の南東約43マイル沖で、海上保安庁の巡視船と韓国海洋警察庁の警備船がにらみ合う状態となっていたと言う事件がありました。
海上保安庁は、検査命令を無視して逃走した韓国漁船の乗組員1人を、漁業法違反(検査忌避)容疑で現行犯逮捕したのです。

尖閣列島の中共の漁船の時とは違って、船をぶつけたり乱暴な行為はなかったものの、停船命令を聞かず逃亡した疑いです。
そして、「停船命令に従わなかった漁業法違反容疑(立ち入り検査忌避)が認められたが、不法操業の事実はなかった」として(日韓)両国間の友好関係を考慮した」として現場海域で近く釈放されるとか。

中共の場合は恫喝による釈放で、これには菅内閣もかかわっていたようですが、今回の保釈は韓国の東海海洋警察署も取調べに立会い、日韓双方の警察が保釈に同意したもの。
そしてどうやら、日韓共通の敵がいることが同意の裏に暗黙の了解としてあったのではないでしょうか?

尖閣列島の事件以来、違法操業する中共漁民拿捕の事件が続いているようです。
中国漁船が黄海で韓国海洋警察の警備船に突っ込み沈没、死者・行方不明者が出た事件とか、金門島周辺で、台湾側海域に侵入してきた中国福建省の漁船などです。
台湾側海域に侵入してきた漁船は、漁船の船員らがれんがや石、竹ざおを使って攻撃して抵抗、係官2人にけがを負わせるまで暴れたということですから、台湾としてみればまことに災難ですね。

中共の漁民が東シナ海での違法操業を行う理由は、中共の海が半端でない公害で汚染されて漁業が出来なくなったことに由来するそうです。
しかし、その漁船をいいことに便衣兵のような偽装漁船が領土拡張の野心に燃える中共政府から派遣されることが問題なのです。
南シナ海ではすでに実績まで作っています。それが仇となって、各国の自衛意識を高めます。
公害対策も、中共の場合はどうやら日本企業に責任をかぶせて、金と技術を出させようとしている腹も見えてきました。
このようになったのも、遺棄兵器処分と言う名目で日本政府が金を出し、それを日本企業(フジタなどでしょうか?)にペイバックさせるという税金回しの道具にしていた「一部日本の政治家と財界」がいたからではないでしょうか?

公害で操業出来なくなった中共漁民の悲劇。軍備ばかりを増強し、貧富差の拡張をも放置し、陰りの見え始めた中共。

中共漁民の拿捕が増えている背景、それはもしかしたら、中共の経済が瓦解寸前にあるということなのかも知れませんね。
日韓はある意味で協調しながら、事態に対処する準備をする必要があるでしょう。そのための「両国間の友好関係を考慮した」ということなのでしょうか・・・

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