2019年7月29日月曜日

ボリス・ジョンソン新首相・・・

英国はついに合意なき離脱を実施するようです。
メイ首相に変わって首相の座に就いた「ボリス・ジョンソン新首相」は、7月27日の下院演説で、ブレグジット協定に含まれるアイルランド国境をめぐるバックストップ条項を「排除する」と語ったのです。

バックストップ条項とは、アイルランドと北アイルランドの国境線に関しては、「今まで通り国境を解放しておこう」という条項です。
しかし、これを認めますと北アイルランドと英連邦の間の海峡(アイルランド海)が事実上の国境となってしまいます。メイ首相はこのバックストップ条項を認めてブレグジットを進めようとして英国民の支持を失ったわけですから、まあ当然でしょうね。

しかし、北アイルランドとアイルランドの国境線は長く、そこに検問所などを置く厳格な国境管理は可能なのでしょうか。
さらに、そこは宗教的対立があるのです。北アイルランドはプロテスタントであり、アイルランドはカトリック。そして長い間この国境線が紛争の種だったことも確かです。爆弾テロなどが頻発していました。

このバックストップ条項を発案したのはEU側でした。北アイルランドをEUのVAT(付加価値税)体系の内に留めておくことが目的だったのでしょう。
しかし英国にとって、関税や規制上の国境は、アイルランド島とグレートブリテン島を分けるアイルランド海に引かれることになってしまいます。

そうなると、英国各地から北アイルランドに入る製品は、EU基準に見合っているかどうかの検査を受けなければならなくなり、北アイルランドと、それ以外のイギリス各地の地位にそうした差が生まれれば、連合王国全体としての一体性を損なう恐れがあると言うのが英国国民の心配だったわけです。

しかしメイ首相は、バックストップは北アイルランド紛争に関するベルファスト合意で、英政府が北アイルランドと交わした約束を守る「最終手段」として必要だと訴え続け、英国民の支持を失ったわけです。

ですからボリス・ジョンソン新首相が「バックストップ条項の排除」を言うのは当たり前です。これはEU側からすれば「冗談じゃない」ということになります。ですから「合意なき離脱」と言うことになるわけです。

しかしそうするとジョンソン首相は、あの長い国境線での関税や規制上の問題をどうするか、それに答えなければなりません。しかしまだ答えは出ていないようです。

アイルランドと北アイルランドの国境は、「国境を無くしたい人達」にとって絶好の紛争誘発地域ともなるでしょう。
もともとEUは、この「国境を無くしたい人達」の誘導で始まったようなところがあります。
しかし結果はジョンソン首相が以前に言っていたように「このままでは我々はEUの奴隷になる!」わけです。

EUのおかげですっかり「移民国家」と化してしまった英連邦です。この英連邦をジョンソン新首相は「国民国家」に戻すことが出来るのかどうか、そこが問われているわけです。
「EUの奴隷」を失いたくない「国境を無くしたい人達」は、当然この国境紛争を再び煽動するでしょう。

「国境を無くしたい人達」は、目的の為なら手段は選びません。そのためにどれほど多くの人が死んでも構わないわけです。
「平和」とか「融合」などと耳障りの良い言い方で、紛争を煽ります。その最初がコミュニスト化の為の洗脳だったわけですが。今は「グローバル化」でしょうか・・・

ジョンソン大統領は「自分はチャーチルのようになりたい」などと話しているようです。しかしチャーチル元首相は。この「国境を無くしたい人達」に騙されて第二次世界大戦を、同じく騙されたルーズベルトと一緒に行った愚劣な政治家だったように思います。

彼らは第二次世界大戦で疲弊し、疲れ果てた欧州に「ヨーロッパは一つ。ヨーロッパは融合すべきだ」などという甘い夢を語りながらEU結成を段階的に進めていったわけです。
しかしやがてそれが「我々はEUの奴隷になる!」ことに気が付いた英国・ジョンソン首相だったわけです。
もちろん英国民もそれに少しづつ気が付いてきました。だから「合意などしなくても、とにかく離脱だ」というわけです。

アイルランドと北アイルランドの紛争は今後激化することが考えられます。「国境を無くしたい人達」はこれを「カトリックとプロテスタントの争い」と言うかも知れません。「国境を無くしたい人達」のルーツはユダヤ教ですから、一種のキリスト教潰しとも見えます。ディアスポラ・ユダヤにとって、キリストは裏切者だったようですからね。

そのディアスポラ・ユダヤも最近は数を減らしています。多くのユダヤ人がイスラエルへ入植してしまったからです。そしてイスラエルは「国民国家」を目指しています。
ですからディアスポラ・ユダヤは焦っているわけです。EUが瓦解しそうだからでしょう。世界中に居る「国境を無くしたい人達」を扇動して、これから最後の戦いを挑むつもりかも知れません。

英国が抜けたEUは、このバックストップ問題がうまく収束すれば瓦解するかも知れません。
やっと姿が見えてきた「国境なき世界」が崩れさる前に、彼らが最終戦争を仕掛けるかも知れないわけです。使えそうな紛争地域としては、中東イスラム圏、ロシアとウクライナ当たり、中台間紛争、北朝鮮と日本、そして米中関係などです。彼らにとってはどこでも良いのです。「国境があるから戦争になる」と言うことが出来ればね。

そういう情勢を見ながら、さて、10月末のブレグジットがどうなるか、じっくりと見ていきましょう。

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