2019年4月27日土曜日

なぜ出来ない・・憲法改正

産経に阿比留氏が「安保法廃止法案」の無節操というコラムを書いております。
それは4月22日に立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党が国会に提出した「安保法廃止法案」について述べた記事です。

安倍政権で2015年に成立させた「集団的自衛権行使を限定容認する安全保障関連法」が憲法違反に当たるとして、同法を廃止する2法案を参院に共同提出したことを批判しているのです。

この安保案は2015年の9月に成立したもので、この時も野党は皆憲法違反だと言って成立阻止に動いていました。
つまり「日本国民を守れない憲法を守れ!」と叫んでいたわけです。しかし国民に選ばれた国会議員によって成立したわけですから、憲法違反には当たらないとする議員が多数を占めていたという事になります。

そしてこの安保法案は2016年の3月28日に施行されました。この法案によって日本国民は少しだけ国家に守られるようになった訳です。
これに反対する少数野党の議員は、その後2017年の衆議院選挙でも勝つことなく、野党の言う「国民を守れない憲法に違反している」と叫ぶ少数野党は、結局少数野党のままでした。

そしてこの少数野党はなぜこの安保法案が「国民を守れない日本国憲法」に違反していると言うのか、その説明もいい加減です。「子供達を戦場に行かせないため」とか「二度と戦争はしてはいけない」など、60年前と同じ言葉を繰り返しても、「では誰が日本国と国民を守るのか」という問いには答えておりません。

そこでこの少数野党群に対して、日本国民は現在何か疑念を感じているわけです。「もしかしたらこの野党群は中共の手先になっているのではないか。そして中共の日本侵略に手を貸そうとしているのではないか」という疑念です。

この少数野党を束ねているのは小沢一郎氏です。本人が何と言おうと、野党の誰かの発言の陰に小沢一郎氏が居るように見えます。マスコミの写真などにもいつも顔を出していますしね。

そして小沢一郎氏は故)田中角栄氏の懐刀で、田中角栄氏と言えば、首相時代に日中国交回復と台湾切り捨てという事を行ったという、典型的なパンダハガーです。

中共はマネートラップやハニートラップという攻め方をします。また権力者を使った脅しや煽てで日本の政治家をコントロールしようと画策します。
二階幹事長などは地元・和歌山県田辺市の新庄総合公園に江沢民主席が自筆で書いた「登高望遠睦隣友好」の記念碑の建立しようまでしました。
このように中共は権力に弱い政治家には権力者を使って懐柔するわけです。

その中共にとって、日本の憲法改正はまだ早いわけです。
日本がアメリカから捨てられて中共の属国化したら、中共はただちに日本国憲法を変えさせ、日本の兵隊を使ってアメリカと戦わせようとするでしょう。国際社会とはそんなものです。
しかし現状はまだ日本はアメリカの属国ですから、中共としては日本国憲法を変えることを阻止したいわけで、それに乗って暗躍しているのが我が国のパンダハガーであり、小沢一郎氏がその元締めという状況ではないでしょうか。

少なくともアメリカは、日本国憲法を押し付けた時その国防は「アメリカがやる」という自信を持っていました。日米安保がその証だったのではないかと思います。
しかし中共は違います。恐らく日本の軍事力を利用してアメリカに対峙しようとするはずです。
自国の兵隊の血は流さないようにすると言う事、太古の昔からの常識ですね。

戦後70余年、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争など多くの戦争を行いながらも、アメリカは日米安保を維持してきました。
しかし、これらの戦争がアメリカの自由と民主主義を守る為の戦争だったのかどうか、アメリカ自身が問い直しました。それがトランプ政権の発足を促したわけです。
「アメリカ・ファースト」という標語は、国際金融資本や石油利権などのために戦うのではなく、本来のアメリカに戻ろうという訴えではないでしょうか。

安倍政権にとって、獅子身中の虫が「公明党」でした。「加憲ならOK」と言っていた公明党が、安倍首相の加憲案が出て来ると手のひら返しで改憲反対になってしまったからです。
そこで小池百合子氏が動き、民主党から改憲OKの議員を抜き出そうとしたのが、あの「希望の党」だったわけです。

その希望の党の潰し方もすさまじく、その手法は民主党全員を希望の党に送り込み、それを潰したのです。公明党には中共が働きかけ、希望の党は小沢一郎氏の暗躍で潰したわけです。

恐らくこれが憲法改正を阻止する仕掛けだったのでしょう。
公明党も小沢一郎氏も、その裏側には何らかの中共の力が働いているようにしか見えませんね。
これが改憲出来ない理由だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿